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第1ステップは、なんでも支援してあげて信頼関係をつくる その1

第1ステップ 信頼関係を作る(愛着形成)

 第1ステップは、信頼関係(愛着)を作る時期です。まだ、信頼関係が築けていないのに、よし君にいろいろ支援しても意味がありません。
 その支援は、彼にとっては「指導」や「強制」に感じるからです。つまり、攻撃されているのと同じです。だから、よし君の反応は「無視する」か怒るか「向こうへ行け」という暴言になるだけです。支援すればするほど、信頼関係ができず嫌われるだけです。

 この段階ですることは、2つです。もちろん、発達に凸凹がある子どもに関わるスキルと愛着を形成するスキルを使いながらです。
  ・先生の方から近づい行って、1対1で関わっていく
  ・困っていること、要求してきたことは無条件で何でも聞いてあげる

 簡単に言うと「あなたを本当に助けに来た大人だよ」と信じてもらうことです。だから、発達に凸凹がある子どもに関わるスキルの「覚えて」と「すみません」は、まだ使いません。使うのは、第2ステップからです。

困っている先生

 事例を2つ上げておきます。いつものように、セリフを中心に書きます。ステップ1の本質は、その細部に宿っています。T1は、担任で、T2が村内先生です。

事例は、次回に書きます。

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