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受け入れの方法とスキル 第3段階  その5

 みーちゃんは、給食当番では牛乳配りでしが、最近では給食に取りに行く所からやり始ています。
 伊藤先生と運んでいる途中で、廊下の交通整理している教務の原田先生に会いました。教務の先生は、普段は事務をしているのですが、給食のときは、お手伝いしているです。
 伊藤先生は、良い機会だからみーちゃんとの関係を原田先生に広げておこうと考えました。

先生「みーちゃん。この先生を知っている?原田先生というのよ(「覚え
  て」)。伊藤先生のお友達でいい先生なの。伊藤先生は今から少し用事
  があるから、この原田先生と牛乳運びしてみいいですか?」

みー「いいよ。」

給食当番

先生「良かった。原田先生はいい先生から安心して運んでね(「覚えて」)
  がんばれますか?」

みー「がんばる」

先生「みーちゃん、ありがとう(「共感」)。原田先生、すみません。私が
  ここで交通整理しますので、みーちゃんとクラスまで牛乳を運んでもら
  っていいですか?前に、職員会議で話したように、今、いろんな先生関
  係を広げていく時期なんです?」

原田「いいですよ。楽しく行けばいいんですか?」

先生「はい。たくさんお話しながら行ってください。言葉のシャワーを浴び
  せるて、お友達になる感じでお願いします。」

原田「がんばります。」

先生「お願いします。その後、みーちゃんと牛乳配っててください。
  ・・・みーちゃん。伊藤先生は、用事が終わったらすぐクラスに帰るか
  らね。」

 みーちゃんは、原田先生と牛乳の入れ物を持って、クラスに向かい始めました。伊藤先生は、その背中にもう一度「ありがとう」と声をかけました。みーちゃんは、振り返って微笑みました。

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