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Tips #31:SNSはなんだか、いつも繋がれるのに寂しい
私は頻繁に友達と連絡しない
「敢えて話さない」という心掛けだ
小出しにポコポコ薄っぺらいチャット送るよりも
次の電話の時間、今度会える時間を楽しみに楽しみに待ちつつ
話題を溜め込んでおくのだ
無機質な文字よりも、相手の表情や声を感じながら話したい!
(813字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
思えばインターネットや携帯電話が流行っていなかった頃は、友人と話そうとしてもやや一苦労したものだ(今思えばの話。当時は特段苦労と思っていなかったけど......)。
あの頃は誰かとお話したい時、大抵は相手の家の電話にかけていた。
電話音が迷惑にならないよう早朝、深夜はもちろん避けたし、その人が忙しくない時や家にいる時間帯を狙って電話をした。
そして電話するのも本当に急いで伝えたいことがある場合だけ。
通信料が結構かかるので、次の機会に会って話せば良い話題であれば、わざわざ電話をかけることもなかった。
遠く離れた友達と長話しをしたい場合は、電話より手紙が多かった。
住まいの距離と時間の長さごとに通信料が増える電話と違って、手紙はいくら書いてもどんな遠い場所に送っても費用が一定だった。
なので、話したいことをまとめてどーんと、一通の手紙にたっぷり詰めて送ったものだ。
SNSというものが出てからは、好きな時に好きなだけ友達とチャット出来るようになった。
ふと思ったことも、ささっと指を動かすだけで相手に伝えられる。
とても便利な反面、一つ気になることもあったーー
話題の内容が薄過ぎるのである。
話したいことは相変わらずたくさんあるが、隙間時間にささっとメッセージを交わす程度の交流では、あまり深堀りが出来ない。
ようやく実際に会えて、さあ濃い話をするぞと思いきや、今度は何を話したら良いか分からない。
普段のチャットで、話題を小分けに消化し過ぎた為である。
なんだか、いつも繋がれるのに、寂しい。
いつでも話せるのに、距離が近くならない。
だから敢えてチャットの回数を減らしている。
話したいことがあっても、「今すぐ」ではなく、約束した通話タイムや、実際に会った際にため込んでおく。
今か今かと、声が聞ける瞬間が訪れるのを楽しみに待ちわびて。
ながら作業をしつつのチャットを100回繰り返すぐらいなら、相手の話に集中した1回の会話の方がより仲を深められる。
そんな気がするのだ。
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