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唯唯诺诺ーー「良い子」の処世術は、社会では通用しない

(1035字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)


【唯唯诺诺】

ピンイン:wéi wéi nuò nuò
意味:自分の意見が無く、ただ他人の言いなりになること。

『「良い子」の処世術は、社会では通用しない』

 幼い頃から、私たちは家で、学校で、いつもこう言われてきたーー
 
 「勉強もスポーツもしっかりやりなさい」
 「怠けずに頑張りなさい」
 「辛いことがあってもめげずに耐えなさい」
 「話を聞きなさい」
 「つべこべ言わずに、言う通りにしなさい」
……
 
 弱音を吐かずに、強くいなさいと。
 おとなしく、落ち着いていなさいと。
 余計なことは考えるなと。
 大人の話にはちゃんと聞き従いなさいと。
 
 
 子供の頃は、これが当たり前だと思っていた。
 
 辛くても辛いと言わずに、ひたすら限界まで頑張ること。
 大人の言うことに絶対服従であること。
 
 これらは当時の生きる術であり、そうしていれば周りからチヤホヤされたし、良い子だと褒められた。ご褒美だってたくさんもらえた。
 このように生きていれば、人生はきっと上手くいくのだと信じていた。
 
 
 でも、大人になって気付いたのだ。
 
 これまでの「処世術」は、社会では通用しないことに。
 
 
 立派に頑張れることは確かに大事だ。
 けれど大人にとって、休み上手でいることはそれ以上に大事だった。
 
 上の人の話は確かに生きる方向を示してくれる。
 けれど自分の人生を生きるにあたって、心の声に耳を傾けることは何よりも道しるべとなったのだ。
 
 これらは教育の場では、誰も教えてくれなかったことだ。
 教育者の教えに従うのが最優先とされる段階には必要の無いことだったのかもしれない。
 
 だからいざ大人になれば自分を見失ってしまった、そんな人が多いのだろう。
 
 
 結局他人に媚びたところで、誰も人生の責任を負ってはくれない。
 
 無理して体調を壊しても、代わりに生きてくれる人なんていない。メンタルが病んでしまったとしても、それの元凶となる相手が全快するまで面倒してくれることも無いし、回復出来る保証も無い。
 他人の言いなりに生き、間違った方向に進んでしまったとしても、誰もこの損失を補ってくれやしない。全て自己責任で片付けられるだけ。
 
 自分の人生を生きられないことは、こんなにも最悪な結果を招くのだ。
 なのに、教育の段階では誰もこれについて教えてくれない。
 
 
 子供の為にあれこれ考え、色々とやってあげて行先を指し示すのが愛情だと思う大人は多いが、度が過ぎればかえって無責任になってしまう。
 
 それよりも、子供が社会に出る前にしっかりとこう伝えてあげて欲しいーー
 
 「無理しちゃダメだよ」
 「心の声に耳を傾けるんだよ」

 
 「自分だけの人生を生きるんだよ」

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