<おじさんDX Vol 673>
人手不足の会社を考えるにあったって、どうして人手不足なのかを知る必要があると思います。
私の記事でも何度か同様のテーマで触れていますが、昨今は人手不足による倒産も聞くようになり、それもあってか人手不足についての相談も多く来ています。
久し振りの「おじさん3人の浅知恵シリーズ」ですので、ダラダラと長い記事になりますから、お時間のある時にでも😁
✅小手先の給与アップは効果なし
関わる先で、退職後数年経過してから退職者の本音を聞くコトがあります。
表面上の多くの理由としてあげられるのが、給与支給額。
どの程度で高いのか安いのかは別として、給与支給額は大きな要因でないというのが実感でもあります。
採用の際に人手不足な会社ほど求人募集時に支給額を多少アップした提示額にするケースがあります。また、既存の従業員のベースアップもあります。
人数が多くなれば1人当たりは少額でも纏まればそれなりの金額にもなりますから、経営者は頭を悩ませるのですが、個人的に無意味な実感があるのです。
ベースアップは、数円~数万円としても、従業員は「個」で見ていますので、当初はうれしくてもやがて慣れてしまうのです。
慣れてしまうと有難味も薄れます。多少時間を稼げる程度ですから離職を留まるには給与支給額のアップは効果的なのか?と問われれば微妙です。
勿論安過ぎるのは論外ですが…。
もし給与支給額で人手不足を解消したいなら、大きく給与を上げる必要があります。(それが出来るかどうかは別ですが…)
✅ストレスとのバランス?
駄目サラリーマンの私は、そこそこ働いてそこそこ給与があれば充分です。
ストレスが多いと持続性という観点からは先行きは厳しいでしょう。ストレスに見合った高給であっても続けますか?
短期的に所属しスキルを身に着けたら転職しようという働き方を否定しませんが、いずれにせよコスパ/タイパが求められているのも現実的な話です。
どのような職場でも一癖も二癖もあるヒトは居るかと思います。無駄なストレスは、無い方が良いのに「下手に給与とストレスのバランス」なんて考えると迷宮入りしていきます。
さて次回は、「働き易さ」について触れていこうと思います。
つづく