記事一覧
白銀世界の景色【sideレフティア・ロスカ】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テオさん、リーリオさん
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テオがバトルは得意ではないことを知っていた。だから彼が攻撃技を口にしようとした際に言い淀んだのを見て、心配したのが半分。もう半分は、どうすれば力になれるだろうか、という思考だった。
迎えるは【sideレフティア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テオさん
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自分の名を呼ぶ声が聞こえた。まさかと思い振り返れば、そこにはテオの姿があった。自分は一体どんな顔をしていたのだろうかと思う。だって、久方ぶりに見た彼の顔が嬉しそうでいて、それでいて泣きそうな不
壁としての役割【sideレフティア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:アニーニケさん、アルメラさん、ルシオラくん
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冷静に堅実に。お手本のようなバトルを。ジムトレーナーであるレフティア・ルミとして相応しい在り方であるように。その想いを技に乗せて、想いを声に静かに乗せた。
花綻ぶ前に【sideサラギ】
▼こちらとこちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:イチカちゃん、けんたろうくん、ベアトリスさん、エドガーさん
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突如として提案された、初対面同士でタッグを組んでのバトル。俺もイチカも基本的に排他的な人間であることから、互い以外にタッグバトルをす
砕けた鏡【sideリピス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:スウィートくん
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ユイトの言葉にわたしはしっかりと頷いた。旅に出るとなれば、今過ごしているこの家は手放すか、もしくは誰かに託すための手続きが必要になる。それに関しては家主であるユイトの望み通りにするとし
雪景色の中で【sideレフティア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:イゼットさん
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「教えてください。オレが絶対、届けますから」
なんと真っ直ぐで、明瞭な人なのだろうと思った。差し出された手は無理強いをすることはなく、言葉がやさしく勇気づけてくれる。少しばかり冗談を交
困ったお願いごと【sideレフティア】
■お借りしました:イゼットさん
※時期的には不思議ナ森ノ遊技場の後のユールです。
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フィンブルの冬は厳しい。平素から雪と氷に覆われている町は、冬がこれば本番だとばかりにその勢いを増した。
今日はクリスマス。夜には家族とともに大切な時間を過ごす予定が詰まっている。あま
アリスのお茶会【sideリピス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:スウィートくん
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「それが嫌なら旅なんて諦めろ」
ユイトから告げられた内容を反芻していると、トドメだとばかりに告げられた。
わかっている。ユイトが善人とは遠い人間であることも、その手を罪に濡らしてい
アリスのお願い【sideリピス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:スウィートくん、フェリシアちゃん
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まさに文字通り、私の脳と頬は沸騰した。
そりゃあ仕方がないだろう。明確な恋愛感情を向けている相手がわたしの手を握ったどころか、わたしが口をつけていたフォークで食べ
酸味と甘さ【sideリピス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:スウィートくん、フェリシアちゃん
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読みが当たっていたことに対する喜び。
問いかけに素直に彼が答えてくれた嬉しさ。
気にならない訳にはならなかった彼の偽名の名付け親への瑣細な悔しさ。
まさかのケーキへの
空の衣【sideシャッル】
■自キャラだけの話。
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はじめて音に触れたのは既に朽ち果てた酒場だったか。子どもが入っていい場所では無いそこに忍び込んだ姉に連れられて、自分は忘れ去られた鍵盤に指を滑らせたのだ。
『シャッル』
ぽん、ぽんと音を鳴らしていた自分の方を振り向いて。姉は落ち
夢現のはざまで【sideミィレン】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:マリステラさん、アステルさん
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弱っている子どもを見るのは嫌いだ。それは孤児院にいた時から変わらない。だってあんなにも苦しそうに助けを求める声を、手を。私は放っておける程図太い性格を出来ていない。それは私
冬に覗く感情と【sideリピス】
▼2022年のユールの話
この話の後の話です。
■お借りしました:スウィートくん、フェリシアちゃん
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さて、どうしたものか。スウィートの家に帰り、わたしはソファーの上で作ってしまった刺繍入りのマフラーを膝の上にのせて睨めっこしていた。
真っ黒なマフラーに
ビジネスの話【sideシャッル】
■お借りしました:ミランダさん
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仄かな橙のランプの灯りに照らされた空間には、けして不快ではない食事の香りが漂う。ゆったりと流れるジャズは店の中心奥にいる演者によるものであり、それも勿論耳障りではない。給仕の対応も、その場にやってきている客たちの佇まいも洗練され
Welcome to wonderland【sideリピス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:スウィートくん
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提示されていた逃げ道を見ないフリ。至近距離で覗き込んだ異なる色の宝石のような瞳は、出会った時から変わらないままのように見えて、全く異なる光を放っているように見えた。
それが思い上がりで
世界の真理【sideシャッル】
■自キャラだけの過去話です。
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明確な違和感。他の子供とは違う、とわかったからこそ声を掛けた。
しかしあの時声を掛けなければ、少年は善人としての道を歩んでいたのだろうか。
汗水流して毎日家族のために働いていた少年は、その日とある光景を目撃した。