倉橋
リピスの作品まとめ。 上が新しくて下が古い。
シャッルの作品まとめ。 上が新しくて下が古い。
ミー/ミィレンの作品まとめ。 上が新しくて下が古い。
ガラドと手持ちの作品まとめ。 上が新しくて下が古い。
グリモアの作品まとめ。 上が新しくて下が古い。
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:スウィートくん、フェリシアちゃん ------------------------------------------------------------ まさに文字通り、私の脳と頬は沸騰した。 そりゃあ仕方がないだろう。明確な恋愛感情を向けている相手がわたしの手を握ったどころか、わたしが口をつけていたフォークで食べようとしていたケーキを奪い取って食べたのだ。 まだ口には入れていない部分だった
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:スウィートくん、フェリシアちゃん ------------------------------------------------------------ 読みが当たっていたことに対する喜び。 問いかけに素直に彼が答えてくれた嬉しさ。 気にならない訳にはならなかった彼の偽名の名付け親への瑣細な悔しさ。 まさかのケーキへの戸惑い。 「ユイト」 たったあれだけのやり取りだったのに、こんなにもわ
■自キャラだけの話。 ------------------------------------------------------------ はじめて音に触れたのは既に朽ち果てた酒場だったか。子どもが入っていい場所では無いそこに忍び込んだ姉に連れられて、自分は忘れ去られた鍵盤に指を滑らせたのだ。 『シャッル』 ぽん、ぽんと音を鳴らしていた自分の方を振り向いて。姉は落ちていた赤の布切れを自分の身体に当てて笑った。 世界の全てが己の思うがままに回っ
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:マリステラさん、アステルさん ------------------------------------------------------------ 弱っている子どもを見るのは嫌いだ。それは孤児院にいた時から変わらない。だってあんなにも苦しそうに助けを求める声を、手を。私は放っておける程図太い性格を出来ていない。それは私にとっての最愛の二人に対しても同じこと。ああ、あの子達は今どうしているだろうか。
▼2022年のユールの話 この話の後の話です。 ■お借りしました:スウィートくん、フェリシアちゃん ------------------------------------------------------------ さて、どうしたものか。スウィートの家に帰り、わたしはソファーの上で作ってしまった刺繍入りのマフラーを膝の上にのせて睨めっこしていた。 真っ黒なマフラーには赤紫色の糸で花の刺繍を入れ込んでいる。なんとなしに彼を彷彿とさせる色だったから
■お借りしました:ミランダさん ------------------------------------------------------------ 仄かな橙のランプの灯りに照らされた空間には、けして不快ではない食事の香りが漂う。ゆったりと流れるジャズは店の中心奥にいる演者によるものであり、それも勿論耳障りではない。給仕の対応も、その場にやってきている客たちの佇まいも洗練された選ばれた人間達しかいないことを知らしめた。 その場にミランダを連れてたまには
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:スウィートくん ------------------------------------------------------------ 提示されていた逃げ道を見ないフリ。至近距離で覗き込んだ異なる色の宝石のような瞳は、出会った時から変わらないままのように見えて、全く異なる光を放っているように見えた。 それが思い上がりでなければいいと、楽しげに初めて笑う彼の表情に胸が高鳴る。 ああ、どうしてここま
■自キャラだけの過去話です。 ------------------------------------------------------------ 明確な違和感。他の子供とは違う、とわかったからこそ声を掛けた。 しかしあの時声を掛けなければ、少年は善人としての道を歩んでいたのだろうか。 汗水流して毎日家族のために働いていた少年は、その日とある光景を目撃した。 保護活動を行われているはずのポケモン達が網に入った姿。それを引き渡し金のやり
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:アニーニケさん、プリシラさん ------------------------------------------------------------ トトが弱い訳ではないし、わたしのトレーナーとしての判断が悪すぎたという訳でもない。わたしもトトも今出せる全ては出し切ってバトルに望んだし、自分の力不足を嘆く必要などない。それ程までに相手が強かったのだ。割れたアイスフェイスの氷すらも無駄にしない使い方
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:マリステラさん、アステルさん ------------------------------------------------------------ こちらに向けられる敵意に殺意に、警戒心。それら全てがどうでもいい、と思うというよりかは。”それどころじゃないだろう”と酷くお節介な部分は互いの素性を知らない姉と全く同じところだと、ミィレンは勿論知らない。 そりゃあそうだ、とボールの中から様子を伺う
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:フォンミイさん ------------------------------------------------------------ 「アンタが手を加えた劇はとびっきり甘そうだ」 愉快に笑い飛ばしてから、フォンミイは楽しそうに私に甘い提案を囁く。賞賛の言葉とともに情報料を下げるという提案。それの対価として求められたものは、自分にとってさして何も問題のないもの。 いや、むしろ。情報屋が自分の手
■お借りしました:マリステラさん ------------------------------------------------------------ 夜の時間は本来の私の人格が生活をする時間であり、また醜い世界に片足を突っ込む世界でもある。 盗まれたアイを取り戻すためにあのくそ男の情報を仕入れるためにと手に付けた職業は存外自分にはあっていたようで、女優だった時の演技力の高さと手腕がこんなにも有効活用できるなんて誰が思っただろうか。 とはいえ疲労は溜
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:ラキくん ------------------------------------------------------------ ずっとずっと悩んでいる。悩んで悩んで、本当にそれでいいのかと不安定な足元を、見ないフリ。 大切な親友。大切な彼女。どちらも大切で、だからどっちも選びたくて。けれどもどっちも選ぶなんてことは、出来なくて。 それでも俺はどちらも欲しいから現実から目を反らし続けた。
▼こちらとこちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:ルーミィちゃん、ルイーさん ------------------------------------------------------------ 思いがけないところで知り合いには出会うものだ。こういう知人には見られたくない状況である時は余計に。 バトルをする気満々のミィミの様はあまりにも微笑ましくて、それと同時に俺のことを気にかけ続けてくれたことにも感謝しかない。だからこそ折角のバト
▼こちらの流れをお借りしています。 ■お借りしました:テラーさん ------------------------------------------------------------ テラーが自分のことを責めることはないと思っていた。それでも貰ったムーンボールで捕獲したポケモンを見せることが出来なかったことが、単純に悔しかったのだ。 それどころかレラジェとのバトルでついた傷の方を心配されてしまった。病院は好きじゃない。金がかかるし、この傷はどうしたん
▼秋イベント"森ノ遊戯場"の後の話。 ■名前だけお借りしました:メイジーちゃん、テラーさん ------------------------------------------------------------ ばちばちと歪んだ空間が光を放つ。それをじっと見据えた俺は躊躇いなく、時空の歪みの中へと入り込んだ。 目的は単純明快な話、金だ。以前歩いてきた時に急に発生した時空の歪みに巻き込まれた際、その中で強いポケモン達に襲いかかられた。しかしそれ以上