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記事一覧
月の零れた先に【sideグリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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テラーが自分のことを責めることはないと思っていた。それでも貰ったムーンボールで捕獲したポケモンを見せることが出来なかったことが、単純に悔しかったのだ。
それどころかレラジェとのバトルでついた
灰銀の指先【sideグリモア・ドティス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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「……旅の話を、聞かせてあげて」
不思議なお願いだった。だが難しいお願いという訳でもなく、突っぱねる理由もそこにはない。
マリステラという子に出会えたら手を引いて旅の話を聞かせる。自分に
色を覗き込む【sideグリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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言葉を濁されたことはすぐに理解した。旅の途中でマリステラという子に会ったら、テラーは何を自分に頼みたかったのだろうか。
テラーはきっと笑顔を作るのがうまい。言葉を綴ることも。だけども流石にこ
一歩を踏み出した【sideグリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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「なあ、それは本当にお前の意思か?」
テラーの問いかけに対して、グリモアは心の中ではっきりと持っていた答えを反芻する。
自分の意思な訳がない。ただそうしてほしいと頼まれたから旅に出て父の
旅の終わり【sideグリモア】
▼こちらの話の一方の話。
■お名前だけお借りしています:テラーさん、メイジーちゃん、ラヴィーネちゃん
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グリモアは自分のことに酷く無頓着だ。男の子として生を受けたものの整った顔立ちは酷く中性的で男か女かの判断を不明瞭にさせた。
両親は勿論グリモアには男の子と
ひとりぼっち【sideドティス・グリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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本当にどうしてこういう直感だけは働いてしまうのだろうか。テラーの答えは、自分が今最も知りたくて知りたくなかった矛盾した答えだった。
どくんと心臓が跳ねる。失踪した父がよそで作った家庭の子ども
白銀髪と蒼瞳【sideグリモア・ドティス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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グリモアはやっぱりテラーは不思議だと思った。ひらひらと揺れる袖をじっと見てから、その先を掴みたがっていたキマリスを抱き上げて、長い袖の先を掴ませる。
揺れていたそれを掴めたことがよっぽど嬉し
力勝負も賭け勝負【sideグリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:ソルシエールさん、ニャスパーくん
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待ち望んでいたバトルが漸く出来るといわんばかりにキマリスは喜び、相手のニャスパーを見据える。可愛らしい杖を持ちチャームボイスを放つその姿はどこからどう見ても愛らしく見る
水面下の想い【sideグリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テラーさん
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やっぱり、この人は不思議なことばかりだ、とグリモアは思う。いい子だなんて家にいた時に一度も言われたことはない。グリモア自身も自分のことをいい子だなんて思ったことはない。
やさしいのもいい子な
楽しみの前の忘却【sideグリモア】
■お借りしました:ソルシエールさん、ニャスパーくん
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キマリスが拗ねた。
グリモアのワンピースの中からずっと他の手持ち達のバトルを見ていたキマリスは、ものの見事に拗ねてしまった。今回グリモアが選抜したメンバーの中では一番バトルが好きであり、強くなりたがってい
はじめのいっぽ【sideフォカロル・グリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:ラヴィーネちゃん、レーニアくん
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全ての力を出し切ったと言わんばかりに崩れ落ちたレーニアの姿に、送る言葉は決まりきっていた。
『よきものを見せてもらった。君たちのこれからが、楽しみになったよ』
割れた銀世界【sideグリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:ラヴィーネちゃん、レーニアくん
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凍てついた世界が眼前に広がる。礫を溶かしきったと思ったら追撃とばかりに放たれたの別の技だ。
煌めきと共に放たれたそれによって、周囲の気温が下がり、輝きを生み出す。は
老いた竜【sideフォカロル・グリモア】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:レーニアくん、ラヴィーネちゃん
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少女がボールに手をかけた瞬間姿を現したグレイシアの姿。その様子に、どうしても過去の残影が被る。勿論それは負の感情としてのものではない。
ああ、いつの世も、いつの子ら
願うこと【sideオロバス】
■お借りしました:(全然動かせてあげれてないですが)ユラちゃん
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グリモアのはじめての手持ちとなったのは私だった。
まだ手持ちを持たずにいたグリモアの傍にはいつだって守るようにキングドラの姿があった。幼いながらにして働く子ども。その子の手伝いをキングドラ