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記事一覧
空の衣【sideシャッル】
■自キャラだけの話。
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はじめて音に触れたのは既に朽ち果てた酒場だったか。子どもが入っていい場所では無いそこに忍び込んだ姉に連れられて、自分は忘れ去られた鍵盤に指を滑らせたのだ。
『シャッル』
ぽん、ぽんと音を鳴らしていた自分の方を振り向いて。姉は落ち
ビジネスの話【sideシャッル】
■お借りしました:ミランダさん
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仄かな橙のランプの灯りに照らされた空間には、けして不快ではない食事の香りが漂う。ゆったりと流れるジャズは店の中心奥にいる演者によるものであり、それも勿論耳障りではない。給仕の対応も、その場にやってきている客たちの佇まいも洗練され
世界の真理【sideシャッル】
■自キャラだけの過去話です。
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明確な違和感。他の子供とは違う、とわかったからこそ声を掛けた。
しかしあの時声を掛けなければ、少年は善人としての道を歩んでいたのだろうか。
汗水流して毎日家族のために働いていた少年は、その日とある光景を目撃した。
演目を選ぶ時【sideシャッル】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:フォンミイさん
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「アンタが手を加えた劇はとびっきり甘そうだ」
愉快に笑い飛ばしてから、フォンミイは楽しそうに私に甘い提案を囁く。賞賛の言葉とともに情報料を下げるという提案。それの対価として求められた
チーティングの行方【sideシャッル】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:ソルシエールさん、ハイローくん
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まもるで作り上げた障壁の中、キラーダはダメージをしっかりと蓄積させているハイローを眺めていた。生憎とトレーナー同士の会話を聞いている余裕まではない。
あやしいひかりは通
華やかな舞台【sideコルカール】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:フォンミイさん、イースーちゃん
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コルカールというポケモンはシャッルの手持ちの中で、最も扱いにくい変態だ。言い表せれる表現はそれしかないといわんばかりに彼はいつも狂っていて、楽しんでいる。自己肯定感の塊
愚弟の兄【sideシャッル】
■お借りしました:ラキくん
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一目見てすぐに愚弟が親しくしている”彼”だとはわかった。
正直な話愚弟のことについては興味という興味は持っていない。家を出た時には弟は小さすぎたし、向こうもこちらのことは覚えていないだろう。
だからこそ気付けば自分がまとめあ
空白の加護【sideシャッル】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:ベラドンナ(ミランダ)さん
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「貴方に月の女神の加護があらんことを」
自分と対を成すようにシスターの仮装を選んだ彼女の言葉も、仕草も、表情も。何もかもがまさに”それらしい”ものだった。
女神の加護
招くもの【sideキラーダ】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:ソルシエールさん、ハイローくん
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このイベントの何が楽しいのかしら。そんな風に思いながらもシャッルの意見を全てとするキラーダは彼に従順についていく。何故なら彼が好きだから。彼が愛しいから。彼が自分の世界の全
演者と演出家【sideドティス・シャッル】
▼こちらの流れをお借りしています。
※明るい内容の話ではありません。後半は特に胸糞の悪い話ですので、ご注意ください。
■お借りしました:テイさん、フォンミイさん
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"俺愛されてるなぁ……"
嬉しそうに、幸せそうに破顔したテイの言葉には反論する気はな
狂人の手持ちたち【sideカルト】
■森ノ遊戯場イベントに出る直前の話。
▼自キャラだけの話です。
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目的を持った友はいつだって楽しそうだ。いいや、彼はいつだって楽しそうだ。だって彼はそういう人間だから。つまらないものも楽しいと思える、見いだせる思考を所持している。何の価値もない道具も彼にと
狂気と狂愛【sideシャッル・キラーダ】
▼この話の後の話。
■お借りしました:テイさん
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どんな生き物も、幸福であるが時が最も輝かしい表情を見せる。それは食事の時間であったり趣味を謳歌している時間であったり大切な者といる時間であったりと、多種多様だ。
では自分にとっての幸福とは何かと問わ
後の愉しみの一つ【sideシャッル】
▼過去の話です。
※緩いですがポケモンに対して酷い扱い・痛めつける描写がありますので御注意ください。
■お借りしました:ミランダさん
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右腕をなくして療養と訓練を一年程終えた頃だった。ポケモン達の補佐があるとはいえ片腕をなくした状態で今までのまま動くこ
混在する正気と狂気【sideシャッル】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テイさん
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警戒心が高く鼻のいいメブキジカだ。テイの握手を遮ってくる彼女のその姿勢はけして間違っていない。”むしろ賞賛されるものだ”。何故なら、自分に対する態度としてはそれが最適解なのだから。
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