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記事一覧
花綻ぶ前に【sideサラギ】
▼こちらとこちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:イチカちゃん、けんたろうくん、ベアトリスさん、エドガーさん
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突如として提案された、初対面同士でタッグを組んでのバトル。俺もイチカも基本的に排他的な人間であることから、互い以外にタッグバトルをす
皮肉な失敗作【sideサラギ】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:イチカちゃん
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麻痺状態であることはすぐにわかった。広範囲のほうでんを使ったのだから、むしろ当たれば捕獲はしやすくなるのだろうから上々だろうとも狙っていたところもある。けれども、それはそれでイチカの矜持
黒の残滓【sideサラギ】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:イチカちゃん、アカネちゃん
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人間は生まれた時から悪であるかそうではないか。そんな説はどうだっていい。結局のところどう生きるかが全てなのだから。
コランダ地方に旅行に来てどれぐらいの時が経った頃
似た者同士な天邪鬼【sideサラギ】
▼この話の後の話。
■少しだけお借りしてます:イチカちゃん
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初心者向けのポケモンなのだと、何かと常識を求める父は俺にそのポケモンを連れてきた。家庭教師と問題を起こし完全に引きこもっていた俺を別方面から唆そうとしたのだろうか。何にせよ父の思惑なんてどうでもよか
祭りの後には【sideサラギ・ドティス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テイさん、マルくん、イチカちゃん、ペチカちゃん
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蛇は望んで一匹でいた。そうあるべきだと理解していたからこそだ。
蛇は望んで他者といた。そうあるべきだと理解していたからこそだ。
蛇は自らが他者を傷
祭りの華【sideサラギ・ドティス】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:テイさん、マルくん、イチカちゃん、ペチカちゃん
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テイとイチカ、バトル好きのトレーナー達によっていつの間にかバトルをする流れになった。それに見事巻き込まれる形となったドティスとサラギは勿論バトルには乗り
甘い匂いに誘われて【sideサラギ】
■お借りしました:イチカちゃん、けんたろうくん、ベアトリスさん、エドガーさん
人の多いことだ。祭り会場だからこそそれは当然ではあるのだが。人の多さに煙草に火をつけることすら億劫だ。火があたるだの、煙が臭くて嫌だだの。そういった腫物のように扱われることは当然といっていい状況で吸う程愚かではない。
視線を動かせばイチカが焦った様子でけんたろうの身体を捕まえていた。けんたろうの鼻先の向き、そし
春の騒動のはじまり【sideロイヤル・グリセリン・サラギ】
■お借りしました:ペチカちゃん、イチカちゃん、マルくん
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花は好きだ。香りも見目も、草タイプである自分にとっては心地良いもの。珍しくいい祭り場へとやってきたものだとまだまだ未熟なトレーナーへと賞賛を送ってやろう。
咲きほこる花に鼻先を寄せて慈しむように撫でる。揺れたそれか
密閉した感情【sideサラギ】
■お借りしました:イチカちゃん
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赤の薔薇を中心に白の花を添える。花弁を小瓶に詰めてハーバリウムへと仕上げたそれに白のリボンを巻き付けて、俺はイチカへと差し出した。
そうすればやはり疑問の色を浮かべた目で条件反射のように見上げられる。
「何これ」
「ホワイトデー。バレン
実食【sideサラギ】
▼こちらの流れをお借りしています。
■お借りしました:イチカちゃん
※恋愛表現・描写が強いのでご注意ください。
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今日はバレンタインデー。そんなことは暦を見れば明らかなことであり、街のうわついた様子から数日前からそういった日があると認識するのは簡単なことだ。毎年貰ってい
意地悪確信犯【sideサラギ】
■お借りしました:イチカちゃん
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吐く息が白い。この時期であれば当然の現象だ。
宿の外で煙草を吸い終わり室内へと戻ろうとした時、ついてきていたガラムが俺のコートを軽く咥えて引き留めてくる。
「……何だ」
ガラムはどこかそわそわした様子でこちらを見上げている。その尾も
世界の華【side ALL】
■自キャラだけの独白です。
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時の針が揺れ動き、刻が進んだと同時この世の夜空は満天の華に彩られはじめた。街中のあちらこちらからロケット花火が打ち上げられるそれこそが、このコランダ地方での年末年始での祝いなのだ。
空に打ち上がる華の美しさに傲慢者は見蕩れた。その瞳に鮮やか
もう音は鳴らない【sideサラギ・ミィレン】
■お借りしました:イチカちゃん、ダヴィドさん
※殆どは過去の話です。
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昔の話だ。アイドルとして活動するイチカの代わりに共演者への挨拶をしていた時のこと。隠れるように俺の後ろにいるイチカはいつものこと。俺は愛想笑いを浮かべて歯の浮くような懇切丁寧な言葉を並べ続ける。
礼
難解同一【sideロイヤル】
■お名前だけお借りしました:イチカちゃん
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ティーカップをテーブルに置いたところでロイヤルは思い出す。そういえば数日前あの生意気なトレーナーの誕生日だったことを。
道理でイチカがわかりにくいもののそわついた様子で彼への祝い事を用意していた訳だ。正直サラギの誕生日などどうで