みちくさ

文を書く練習をしよう。

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はははえすぱー

母というものはエスパーである。 そもそも、女はエスパーなどと良くいうが、それの比にならないくらい母親というものはエスパーだと私は思う。 仕事が終わった帰り道、な…

みちくさ
4年前
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ロボットの私が

こんにちは、こんばんは、おはようございます。 みちくさです。 この挨拶、よくあるやつ。 一度してみたかった。 そう言えば自己紹介をしていない事に気付いて、何となく…

みちくさ
4年前
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氷は食べるほう噛む側

誰と話したか、 「夏は死がとても似合う」 そんな話をした気がする。 四季の中、1番生命が生き生きとするはずの季節。それなのに夏はなぜか四季のなかで1番死が似合う季…

みちくさ
4年前
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私が傘を用意した時にだけ雨を降らせてくれ

初めての挨拶など、何か話題に困ったら天気の話をするのが定番だと思う。 なので天気の話と私の話を少し。 天気予報ではずっと曇りだと言っていた。 雨は降っても小雨程度…

みちくさ
4年前
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はははえすぱー

はははえすぱー

母というものはエスパーである。
そもそも、女はエスパーなどと良くいうが、それの比にならないくらい母親というものはエスパーだと私は思う。

仕事が終わった帰り道、なんとなく目に入ったトンカツの看板を見て

今日のご飯はトンカツが良いな

と思って帰った日には、母が台所に立ってトンカツのいい匂いをさせているのだ。
母は私が食べたいなと思ったものをよく、その日の食卓に並べていた。
それは私に限った事では

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ロボットの私が

ロボットの私が

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
みちくさです。

この挨拶、よくあるやつ。
一度してみたかった。

そう言えば自己紹介をしていない事に気付いて、何となく書きはじめている。

好きなものや嫌いなもの、性別など書こうかと思ったが、せっかく長々と文を書けるなら「私を創り上げてきたもの」について話そうと思う。

小学校から中学にかけては、あまり感情を表に出さない子だった。
母が言うには、全く

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氷は食べるほう噛む側

氷は食べるほう噛む側

誰と話したか、

「夏は死がとても似合う」

そんな話をした気がする。
四季の中、1番生命が生き生きとするはずの季節。それなのに夏はなぜか四季のなかで1番死が似合う季節だと思う。

なぜそう思う様になったのだろう。

それはあの素敵な本のせいであろう。
私の意識を創り上げた本のその一冊のせいであろう。

「わたし」の視点から見る物語

暑い夏のお話で。
素敵な花火が印象に残る。
小さく幼い殺意とと

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私が傘を用意した時にだけ雨を降らせてくれ

私が傘を用意した時にだけ雨を降らせてくれ

初めての挨拶など、何か話題に困ったら天気の話をするのが定番だと思う。
なので天気の話と私の話を少し。

天気予報ではずっと曇りだと言っていた。
雨は降っても小雨程度だと。
外を見ると確かに曇ってはいるが、隙間から青色が見える。

そうして傘を持たずに出かけた日に限って大雨。
それはそれはバケツをひっくり返したという言葉が似合うほどの。

何故なのか。
小雨程度ではなかったのか。
軽く濡れる心の準備

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