みちくさ

文を書く練習をしよう。

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最近の記事

はははえすぱー

母というものはエスパーである。 そもそも、女はエスパーなどと良くいうが、それの比にならないくらい母親というものはエスパーだと私は思う。 仕事が終わった帰り道、なんとなく目に入ったトンカツの看板を見て 今日のご飯はトンカツが良いな と思って帰った日には、母が台所に立ってトンカツのいい匂いをさせているのだ。 母は私が食べたいなと思ったものをよく、その日の食卓に並べていた。 それは私に限った事ではなく、姉や弟妹も良く食べたいものが食卓に並ぶと言っていた。 母はやはりエスパー

    • ロボットの私が

      こんにちは、こんばんは、おはようございます。 みちくさです。 この挨拶、よくあるやつ。 一度してみたかった。 そう言えば自己紹介をしていない事に気付いて、何となく書きはじめている。 好きなものや嫌いなもの、性別など書こうかと思ったが、せっかく長々と文を書けるなら「私を創り上げてきたもの」について話そうと思う。 小学校から中学にかけては、あまり感情を表に出さない子だった。 母が言うには、全く顔には出さないけど、尻尾があったなら、嬉しい時にはブンブンと振り回しているタイプ

      • 氷は食べるほう噛む側

        誰と話したか、 「夏は死がとても似合う」 そんな話をした気がする。 四季の中、1番生命が生き生きとするはずの季節。それなのに夏はなぜか四季のなかで1番死が似合う季節だと思う。 なぜそう思う様になったのだろう。 それはあの素敵な本のせいであろう。 私の意識を創り上げた本のその一冊のせいであろう。 「わたし」の視点から見る物語 暑い夏のお話で。 素敵な花火が印象に残る。 小さく幼い殺意とともに。 きっと、この一冊が。 物語が、私に夏というものを植え付けた。 ここま

        • 私が傘を用意した時にだけ雨を降らせてくれ

          初めての挨拶など、何か話題に困ったら天気の話をするのが定番だと思う。 なので天気の話と私の話を少し。 天気予報ではずっと曇りだと言っていた。 雨は降っても小雨程度だと。 外を見ると確かに曇ってはいるが、隙間から青色が見える。 そうして傘を持たずに出かけた日に限って大雨。 それはそれはバケツをひっくり返したという言葉が似合うほどの。 何故なのか。 小雨程度ではなかったのか。 軽く濡れる心の準備はできてはいたが、ここまで濡れる心の準備は出来ていなかったぞ。 こういう経験は

        はははえすぱー