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ファッション哲学の手引

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ファッションに対する価値観やこだわり、好きなアイテムや着こなしついて、持論を書き溜めております。
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#最近の学び

インサイドアウト思考

インサイドアウト思考

『あなた一人に絶対に刺さるモノを作りたい。』

最近、そのような旨の文脈をよく聞くようになった。
つまり、市場調査をもとに万人受けするモノを創造するのではなく、ブランドやクリエーターがこれだと思うモノを創造することである。

この概念は決して新しいものではなく、従来では前者をマーケットイン、後者をプロダクトアウトと呼ぶ。
個人的に、プロダクトというよりもブランドやクリエーターの内なるモノを外に押し

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ファッション4.0の必要条件

ファッション4.0の必要条件

昨日、ファッション4.0の定義について触れた。

持論であるが、ファッション4.0とは、持続可能な持続可能な自分らしい装いであり、外見よりもむしろ内面に目を向けたスローファッションに近い概念である。
また、着用期間に関して、着用頻度にも依存するが、1週間に1回以上の着用を想定し、シャツやパンツのようなオールシーズン着用可能なものは少なくとも3年、ジャケットやコートのようなシーズンに合わせて着用する

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ファッション4.0

ファッション4.0

新境地に足を踏み入れようとしている。

ファッションについて、これまで幾度となく自分なりのファッションのあり方について語ってきた。

現在、わたしの身に何が起こっているのか?
結論から申し上げると、欲しい服がないのだ。
もちろん、ファッション熱が下がったわけではなく、むしろこれまで以上にファッションに向き合っている。
では、どのような変化が生じているのか、時系列に沿ってまとめてみる。

ファッショ

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ファッションは植物由来へ

ファッションは植物由来へ

悲しいことに、ファッションは環境を破壊している。

脱石油由来服、靴、アクセサリー等、わたしたちが身に纏っているものは何から作られているか考えたことはありますか?
例えば服の場合、原材料は大きく天然繊維と化学繊維に分類される。天然繊維とは文字通り天然由来の繊維でコットン、リネン、シルク等が挙げられる。化学繊維とは用途に応じて化学的に機能、色、風合いを変化させたもので、ポリエステル、ナイロン等が挙げ

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アルチザン x サステナビリティ = クール

アルチザン x サステナビリティ = クール

皆さん、直近1年間で購入したすべての服の金額や購入に至った背景を、すべて把握していますか?
わたしは現在のワードローブにあるすべての服の金額と購入時期、購入理由を説明することができます。

ファッションが好きだから把握してるといえば、それまでかもしれません。
しかし、ファッションに限らず、皆さんの好きなものや興味のあるものを購入するのに、何かしらの判断基準があるはずです。

モノを買う選択肢特に、

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人とのつながり

人とのつながり

わたしはファッションが好きだ。

昨年3月から在宅勤務をメインに働いているが、家の中でファッションを楽しんでいる。
フィジカルで誰に会うわけでもないのだが、好きなファッションに身を纏うとモチベーションが上がる。

ホスピタリティ先日、一目惚れで羽織を購入した。

わたしのモノを買う基準として、モノづくりのあり方・歴史、自分がハッピーになれるかどうか、の二つが大きなウエイトを占める。

そして、もう

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潜在的ファッションコーデ

潜在的ファッションコーデ

こんばんは。Yusugeです。
昨日自己紹介をさせていただきましたが、本日より本格始動になります。
本日はわたしのアイデンティティの一つ、ファッションについて語ろうと思います。

30代に突入し、自身のファッションコーデに変化が起き始めている。

白のTシャツ。
モスグリーンのワーカージャケット。
インディゴブルーのデニムパンツ。

誰もが一度は身に付けたことがあるであろう定番アイテムやダンディな

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