見出し画像

【今でしょ!note#124】子連れオーストラリア奮闘記7 蒸気機関車と夕暮れワイン

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

2歳と0歳の子どもを連れて、2週間のオーストラリア家族旅行に来ています。今日はメルボルン市内から車で1時間ほどのSilvanという土地での滞在2日目の様子をお届けします。
連載シリーズで、子連れ海外旅行の気付きなどをお届けしていますので、まだ見られていない方は、ぜひ第1回からお楽しみください!

昨日は、午前中は雲が広がる天気で肌寒かったですが、午後から晴れてきて日差しが強い1日でした。現在、ワイナリー畑が有名なヤラバレー方面に滞在中でして、自然に囲まれた何とも贅沢な場所です。
朝起きて軽くランニングをした後、宿泊場所の庭で朝食を食べました。

朝はまだ曇り。このフォルムのコーヒーカップを選択するオーナーのセンスに拍手
ご飯の美味しさというのは、味だけではないのだと悟る朝

日本で生活していてもあまり見ない鳥が飛んでいるのを見ながらの朝食、最高の時間でした。鳥の鳴き声や冷んやりとした空気感。全身で感じる湿度。
メタバースは視界の再現についてはかなりのレベルのところまで進化しましたが、自然の中で五感に伝わるこの何とも言語化できない感じを再現するには、少なく見積もっても100年以上かかるでしょう。

メタバースは、人間が作り出したものをバーチャル空間に再現することはできても、自然にあるもの、つまり人間が作り出せないものをバーチャル空間に再現することはそもそもできないのでしょうね。

真に美しく素晴らしいものは、やはり人間が作り出せないところにあるのだと朝からぼんやり考えながら過ごしていました。


Puffing Billy Railway

そんな朝食を取った後、朝からトーマスのモデルと言われているパッフィンビリー鉄道に向かいました。車で10分ちょっとなので、車酔いする子どもも平気そうでよかったです。

パッフィンビリー鉄道は、事前予約制で4歳以下は無料です。
蒸気機関車に乗れるBelgrave駅からLakeside駅まで片道1時間程度で、大人1人往復で62AUD、事前にスコーンと飲み物を付けると一人当たり+12 AUDでした。
Lakeside駅でお昼ご飯を食べられるかよく分からなかったので、大人2人、子ども二人のスコーン&飲み物付きで、トータル148AUD(=約15,000円)でした。

Belgrave駅には朝9時すぎに到着しましたが、乗り場まで駐車場が少し離れている(というか駐車場が一箇所にあるわけでなく、駅の駐車場か近辺の道路にある駐車場を探すことになる)ため、駐車した場所から少し歩く必要があります。

こんな感じで駅近辺の道路に駐めている車が沢山ある
駐車した場所から駅に向かい10〜15分くらい歩く
駅が近づくにつれテンションも上がってくる
Belcrave駅はこんな感じ
子どもが「ジェームズだ!」と喜んだのでお土産に買いました
大人も子どももテンション上がるプラットフォーム
Belcraveっていう響きもかっこいい
蒸気機関車に乗るのは生まれて初めてかもしれない
トップハム・ハット卿みたいな人がたくさんいました

このパッフィンビリー鉄道、大人だけでももちろんですが、子ども連れでメルボルンに来た時には、必ず行くことをオススメします!
体験価値が半端ないです。蒸気機関車に乗って足を乗り出しながら片道1時間自然の中を巡る旅。後述しますが、Lakeside駅の素敵なカフェや、時間なくあまり見れませんでしたが綺麗な湖もあり、半日程度でしたが、かなり楽しめました。

アジア系の観光客が比較的多かったです
蒸気機関車でグングン進んでいく
Lakeside駅に到着する頃には、段々晴れてきました。

目的地のLakeside駅に着くまで、牧場の馬が見えたり、手を振ってくれる人がいたりで、子どもも楽しそうでした。この辺りに住んでいる人にとっては日常なんだろうけど、みんな手を振り返してくれて、優しい世界です。

Lakeside駅にはあまり何もないのかな?と思っていましたが、素敵なカフェやトーマスもいて、1時間半の滞在でしたが、オムツを替えたり離乳食・ミルクをあげていたら一瞬でした。

トーマスにも出会えました!
いい感じのカフェ。事前に予約したスコーン以外にも沢山メニューがあります
外観。結構広いので収容力もあります
ベビールームなども綺麗で、素晴らしい観光地です
このスコーンは絶品!クリーム付けて食べてると止まりません

Lakeside駅で昼食を楽しんだ後は、Belcrave駅へと戻ります。行きはみんな外に足を投げ出して、沢山写真を撮っていましたが、帰りは寝ている人もいました。
うちの子どもも、もれなく寝ている人の一人です。笑
機関車に揺られて、気持ちよさそうでした。

帰りは青空も見えてきました!
体験価値が高いツアー。何も考えずにただ揺られている時間

人生でこの場所に来れたのは、とても良い思い出になりました。
そして晴れ男の自分を褒めてあげようと思います。笑

カフェ文化が根付くまち

パッフィンビリー鉄道を楽しんだ後は、子どもたちが車で寝てしまったこともあり、一旦宿に帰って来ました。まだ15時ごろだったので、コーヒーでも飲んでゆっくりするか、ということで、少し休憩して出かけました。

やって来たのはLilydaleのLOCAVORE
これまた素敵な空間です
店員さんも親切です。穏やかな時間が流れている
子どもが選んだクロワッサン。コーヒーも美味しいです

シドニーでもそうでしたが、メルボルンも素敵なカフェが沢山あります。
日本でもカフェが沢山ありますが、比じゃないくらいあちこちにあるので、カフェ文化が根付くまちってこういうまちのことを言うんだなと納得。

日本のカフェでは、一人で勉強したり本を読んでいる人が多いですが、こちらではただ雑談を楽しんでいるだけの人たちが多い印象です。日本で暮らす自分たちに足りないのは、ただ雑談するだけの穏やかな時間なのかもしれません。

カフェの数が多いからか、人が混んでいないのもいいですね。東京では、大体カフェが混み合っています。地方に行くとスタバが欲しいとよく聞きますが、こういったユニークなカフェが地元にあるのが一番の価値なんだと感じます。

カフェでゆっくり過ごした後は、近くのスーパーでワインを調達して帰りました。こちらに到着した初日から、早速2本のボトルを空けてしまいましたから・・

いちいちデザインがユニークです
近くのパン屋さんも美味しそうでした

夕暮れのワイン

宿に戻ってくると、夕暮れ時でこれまた贅沢な時間が待っていました。
今回の旅行ではじめて子どもたち二人が同時に昼寝するという奇跡が起きたので、ゆっくりワインを飲むことにしました。

やはり晴れがいいですね
初日とは違って見える素敵な滞在場所
これ以上の贅沢があるだろうか
生後7ヶ月の娘が起きたので、二人で乾杯
お腹が空いて来たので、そのまま庭でパスタを作って食べました

学生時代に行った旅行では、短期間で都市にあるいろんな観光地を回る形が多かったですが、子連れ海外旅行では、やはり一定期間を取って都市部から少し離れてゆっくりする時間を少なくとも4日間程度は確保するのが大切ですね。

だから日本人は明らかに働きすぎだといつも思うのです。
家族とのゆったりとした幸せな時間を過ごすために働いているのに、数日間休むことでさえもハードルが高いのは明らかに異常よなと。
2022年の日本人の平均国内宿泊旅行回数は1.2回、日帰り旅行回数は1.1回、一人当たり宿泊数はたった1.9泊です。

哺乳瓶とワイングラスが並んだ写真を見ながら、現在生後7ヶ月の娘と、20年後にワインを飲みながら語らう時間ができたら、それ以上の幸せはこの世にないですね。

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
励みになるので、ぜひスキ&フォローをお願いします!

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

もし面白いと感じていただけましたら、ぜひサポートをお願いします!いただいたサポートで僕も違う記事をサポートして勉強して、より面白いコンテンツを作ってまいります!