林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー

「IT企業の30代マネージャー」「3歳と1歳の子育てパパ」「10年間の東南アジアでの仕…

林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー

「IT企業の30代マネージャー」「3歳と1歳の子育てパパ」「10年間の東南アジアでの仕事経験」「本を読む・旅をする・人と話す」 人生・仕事における学びを毎朝3,000字で配信中。楽しく仕事する、社会課題、マネジメント、キャリア、海外での仕事に関する私の意見をお届けします!

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#328 3歳の息子と歩く。長門湯本2人旅

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 昨日より、3歳の息子と2人で長門湯本に2人旅で来ています。 きっかけは、木下斉さんが主催する狂犬ツアーに一度参加してみたかったのと、公民連携での集積によるまちづくりについて、実際にやっている人の生の話を聞いてみたかったこと、そしてまちづくり専門家の方が選ぶ本格的な温泉宿や飲食店を人生の中で経験しておきたかったことです。 参加は、平日を含む2泊3日となるため、3歳と1歳の子どもをどうするかとなります。 仕事の出張であればさすが

    • #358 プロジェクトマネジメントにおけるお金の活かし方

      いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 私は昨年の社内での部署異動をきっかけに、それまでの10年近くにわたる東南アジアを中心としたキャリアから一転し、国内での仕事が中心の部署を担当することになりました。 自分から異動希望を出したわけではなく、社内でも本部を跨ぐ全く別の部署へと急な異動となったため、会社としては「次はこの場所で成長しなさい」というメッセージだと受け取っています。 そんな経緯で異動になった先で待っていたのは、それまで経験したことがない規模のシステム開発のプ

      • #357 人的供給制約はどの程度進むのか?「労働市場の未来推計2035」から労働需給のギャップを見る

        いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 あらゆる業界で「人的供給制約」の問題が顕在化しており、特に地方部では「従業員が提供可能なオペレーションの制限から、温泉宿の稼働率をあえて100%にしない」みたいな話も出てきました。 タクシー業界の人手不足や「物流2024年問題」など、あらゆる業界で供給側の制約による対応が求められています。 日本全体で「人手不足」が深刻化しつつあるのは何となく実感する場面が増えてきたけど、実際のところどれくらいの予測なの?ということが気になってい

        • #356 生成AI利活用を妨げる課題と、生成AI時代に求められる人材とは?

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 今週は、生成AI関連のレポートを通勤時間で読み込んで、ポイントだと感じる部分を記事でまとめています。 今日は、先日触れた「AI人材不足問題」について、特に日本では他国と比べて普段の業務の中で生成AI利活用を考える機会が少なく、個人で学習してもそれを活かせる場所が少ない、と指摘した点の深掘りです。何が生成AI利活用のハードルになっているのか、また生成AIの登場により、いわゆるDX人材と呼ばれる人がどのようなスキルセットが必要なのか

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        #328 3歳の息子と歩く。長門湯本2人旅

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          #355 生成AIが業界に与えるインパクト。業界とユースケースから生成AIの得意技を考える

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 11月に生成AIの企業向けワークショップを企画していることから、自社の取り組みだけでなく、政府や他社レポートもインプットにしながら、頭の体操をしています。 今日は、マッキンゼーが2023年6月に公表しているレポート「生成AIがもたらす潜在的な経済効果」を取り上げて、生成AIの出現によりどのような領域・仕事の種類で事業価値が創出される期待が高いのか、という点を整理していきます。 生成AIに対する需要額の見通しはじめに、電子情報技

          #355 生成AIが業界に与えるインパクト。業界とユースケースから生成AIの得意技を考える

          #354 生成AI時代における「AI人材不足問題」。私たちはどのように向き合っていくのか

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 これまで何度か取り上げてきた生成AIをテーマにした記事ですが、今日は「生成AI時代におけるAI人材不足問題」というテーマで整理してみます。 昨日もご紹介した通り、11月に企業向けの生成AIワークショップを企画・開催することになりまして、その準備のために政府・各社の公表資料にも目を通しています。 この1年間でも本当に多くの機関が生成AIに関するレポートを出しており、改めて注目度が高い分野であることを再認識するとともに、本日取り上

          #354 生成AI時代における「AI人材不足問題」。私たちはどのように向き合っていくのか

          #353 金融機関における生成AI活用検討の現在地

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 11月に生成AIに関する企業向けワークショップを開催予定でして、各社や業界団体としての検討状況について、色々とインプットを行なっています。 この仕事は、職場で生成AIの専門部署にいるからとか、上から指示されたから取り組んでいるわけではありません。生成AIが業務の中で当たり前に使われるようになるのは時間の問題だと捉えて、自分のチームの仕事であると自ら定義し、関係者を巻き込みながら進めています。 個人レベルではChatGPTやPe

          #353 金融機関における生成AI活用検討の現在地

          #352 思考の原液、アイデンティティを形成するための発信。発信の究極的なターゲットは自分自身である

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 昨年秋に文章を書く場所をnoteに移してきまして、もうすぐ1年が経とうとしています。1年くらい、真面目に文章を書くことと向き合っていると、始める前には気付かなかった「書くことの効用」が見えてきたので、今日は「発信」が持つ最も大きな効用だと感じ始めている点について話をしてみたいと思います。 思考の原液を作る作業私の場合、最近感じている最も大きな効果は、「発信」を通じて、自分自身の思考の原液を作っている、ということです。 発信の目的

          #352 思考の原液、アイデンティティを形成するための発信。発信の究極的なターゲットは自分自身である

          #351 IT業界のB2B企業が、マーケティング4.0への移行に必要なアクションとは?

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 今日は、フィリップ・コトラーのマーケティング理論に則り、私が属するIT業界のB2B企業にとって、今後より必要となるアクションプランについて、考えてみたいと思います。 マーケティング4.0とは?マーケティング理論が特に面白いところは、この100年以内の中でも市場トレンドの変化に伴い、理論そのものが変わってきていることです。マーケティング1.0から4.0への推移について、私なりの理解をざっくりまとめると次のような感じです。 日本の

          #351 IT業界のB2B企業が、マーケティング4.0への移行に必要なアクションとは?

          #350 育休や保育に関するモヤモヤ。寛容性が高い社会には程遠い現実

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 先日、春野さとみさんの記事を拝見して、男性スタッフが職場に三ヶ月間の育休取得を申し入れたところ、断られたという話をされていました。 また、別のスタッフも一年以上の育休取得の希望を伝えたところ、「忙しいから一年以内に復帰して」と言われて従ったとのこと。 私の職場では、男性も育休を希望通り取れていて、先日社内で別の部署の人たちとの意見交換をする機会がありましたが、男性も希望に応じて半年や1年間などしっかり育休を取れる環境です。 社内

          #350 育休や保育に関するモヤモヤ。寛容性が高い社会には程遠い現実

          #349 即断・即決のススメ。結論を出せていない時間に対するコスト意識を持つ

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 今日は、即断即決、「すぐに決める」ことの効用について、特に仕事の成果を生み出す観点から話をしたいと思います。 最近、身の回りでも「すぐに決めないこと」、「すぐに反応しないこと」が生み出しているマイナスの影響を身近に感じるシーンもいくつかあったことから、具体的なケースも挙げながらご紹介します。 「すぐ決めないこと」は、コストである普段、特に意識をしているのが、「すぐに決める」ことです。 私の場合、特にマネジメントの仕事に携わるよう

          #349 即断・即決のススメ。結論を出せていない時間に対するコスト意識を持つ

          #348 伝統工芸と最先端のクロスが生む価値。富山・能作さん訪問記

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 先日、富山を訪問していた際に少し時間があったので、現地の知り合いの方にご案内いただき、「能作」さんの工場見学をさせてもらいました。 以前からよく名前は聞いていたので気になっていた場所ではあるのですが、今回実際に訪問して、「伝統工芸」を上手くモダナイズできているケースというのは、このようなアプローチでやるのか!ということをリアルに実感。大変有意義な時間となりました。 場所は、「たかおかオフィスパーク」という場所にあり、車でないと

          #348 伝統工芸と最先端のクロスが生む価値。富山・能作さん訪問記

          #347 「グローバル・スーパーエリート」以外の生きる道

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 東大卒業後、リクルートで営業・新規事業などの責任者を務め、都内で義務教育初の民間校長として杉並区和田中学校校長を務める等、多方面での活躍をされている藤原和博さん。著書「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」では、7つの条件を満たして「100分の1の人」になり、20代で1つの「100分の1」、30代で1つの「100分の1」、40代で1つの「100分の1」を作ることで更に、「100万分の1」の激レア人材になれるということを説いていま

          #347 「グローバル・スーパーエリート」以外の生きる道

          #346 貧しい東京と豊かな富山。都心で豊かな生活ができるのは一部に過ぎない事実

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 都市分野の専門家である木下斉さんによる「貧しい都民、豊かな地方民」の解説を聞き、自分でも「都道府県別の経済的豊かさ」のデータを理解しておこうと思ったのと、データを見ながら都内の生活と地方の生活について考えることがあったので、文章にまとめておこうと思います。 この放送を聞いたとき、実家の福井で2日過ごした後、富山で生活をしている妹家族の家に泊まっていて、富山の生活の一部を見て感じることもいくつかあったことから、「都民の自分と豊かな

          #346 貧しい東京と豊かな富山。都心で豊かな生活ができるのは一部に過ぎない事実

          #345 地元のことは案外よく分かっていない。福井・九頭竜ダムの魅力

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 週末は、祖母の法事などで地元の福井県に帰ってました。 今回、私も富山に住んでいる妹も、それぞれ子どもは連れずに一人で帰ってきたこともあり、おそらく私たちきょうだいが独身時代ぶりに、自分の両親を含めた4人で出掛けることになりました。 行き先は、福井県大野市にある九頭竜ダム。 出身地なので、もちろん名前は聞いたことはありますが、実は生まれて37年間、行ったことがなかった場所です。 高校卒業まで地元に暮らしていたとはいえ、小学校くら

          #345 地元のことは案外よく分かっていない。福井・九頭竜ダムの魅力

          #344 言い訳プレゼンテーションはやめてくれ。会社を語らず、社会を語れ!

          いかがお過ごしでしょうか。林でございます。 皆さんの周りには、言い訳だけが達者で一緒に仕事をしていても無益だしあまり一緒にいたくないと感じる人はいないでしょうか。 私は民間企業に勤めていて、IT業界で割と規模が大きいプロジェクトを担当してきたということもあり、基本的にB2Bビジネスです。 B2Bビジネスは、お互いの組織リソースを活用できる分、社会的インパクトが大きいことができるので、そこにやりがいを感じられる人にとってはいい環境が揃っていると思います。一方で、取り組んで

          #344 言い訳プレゼンテーションはやめてくれ。会社を語らず、社会を語れ!