見出し画像

【今でしょ!note#122】子連れオーストラリア奮闘記5 念願のbills1号店

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

2歳と0歳の子どもを連れて、2週間のオーストラリア家族旅行に来ています。今日はシドニー4日目の様子をお届けします。
連載シリーズで、子連れ海外旅行の気付きなどをお届けしていますので、まだ見られていない方は、ぜひ第1回からお楽しみください!

シドニー3日目に訪れたSurry Hillsのbillsで、ぎりぎりリコッタパンケーキの提供時間に間に合わないという悔しい思いをした私たちは、翌日、Darlinghurstにあるbills一号店でリベンジを誓いました。

シドニー市内でライドシェアがどれだけ捕まるか実験もかねて、Uberを使いました。Uber自体は、3分程度ですぐに捕まったのですが、子ども連れ旅行の落とし穴が。
大人だけであれば、どこでもライドシェアを使って移動していたのですが、2歳と0歳を連れていると、基本的にチャイルドシートを搭載していない車ばかりなので使えません。
最悪ライドシェアでどこでも行けるだろうと考えていましたが、子連れライドシェアのハードルの高さを痛感し、泣く泣く電車に切り替えました。
といっても、電車でもアクセスは全然悪くないんですけどね。
シドニー市内であれば、電車・トラム・バス・フェリーを駆使して、基本的にどこでも行ける気がします。

念願のbills一号店

Central駅からT4のラインに乗ってたった3駅のところにあるKings Cross駅にbills本店はありました。
駅からも10分もかからず、平日ということもあり、行ったらすぐに入れました。

bills1号店。外からはbillsと分からないくらい控えめな看板
こちらが控えめなbills。Surry Hillsのbillsとはまた違った雰囲気のデザイン
平日のブランチですが店内はおしゃれで賑わっています

そして、前日に逃した念願の"ricotta hotcakes, banana and honeycomb butter"の文字を見つけた瞬間、テンション爆上がりです。
値段は28AUD(3,000円弱)と安くはないですが、このまま諦めて帰国したら絶対に後悔するので、諦めずに足を運んで良かったです。

味ももちろんGreat!で、この独特のふわふわ感とお店の雰囲気を日本の店舗でも再現できているのはよく考えると本当にすごいことです。
シドニーのこの小さな店から始まったbillsが、今やソウル、東京、ロンドンといった主要都市に展開されているのは驚きが隠せません。

billsを創業したビル・グレンジャー氏は、なんと24歳でこの店をオープンしたとのこと。それが1993年のことなので、去年で30周年を迎えました。
ビル氏は今は何をされている人なんだろうと調べてみたら、3ヶ月前の2023年12月に54歳の若さでガンで亡くなったとのことでした。

「世界一の卵料理」と称されたスクランブルエッグやリコッタパンケーキなど、シェフとしての腕前が素晴らしかったのはもちろん事実ですが、この店のデザインや空気感、展開戦略など、ビジネス面の能力でも恐らく突出されていたんだろうなと想像が膨らみます。

リコッタパンケーキのようなパンケーキはbillsでしか見たことがないですし、「他と違うこと、自分が良いと思うものを突き詰める」ということを生き様として貫いたんでしょうね。
これまでbillsは、「美味しいパンケーキがある素敵なお店」くらいしか認知してませんでしたが、実際にそのルーツに足を運ぶと色々興味が湧いてくるのも旅行の醍醐味です。

オーストラリア博物館

ビル氏に想いを馳せた後は、歩いて15分くらいのところにあるオーストラリア博物館に向かいました。

オーストラリア博物館は、リニューアルオープンを記念して入場料無料になっていました。と言っても、前回リニューアルしたのは、2020年とのこと。いつまで無料なのかは明確に公表されていないようです。

平日にも関わらず多くの人が集まってます。現地の中学生も貸切バスで来て、スケッチしてました

実は博物館って恥ずかしながら日本でもあまり足を運んだことがなく、妻が行きたいと言ってたので付いてきたものの、楽しいのかな〜と半信半疑でした。

でも、この博物館のいいところは、大人も子どももかなり楽しめるところです。

200 TREASURESと呼ばれる展示の第一号は、写真上部のオーストラリアで初めて発行された紙幣。1817年に初めて政府保証の紙幣が発行されたとのこと
WILD PLANETのコーナーでは、様々な動物が展示されています。昼寝から目覚めた子どもを一瞬で覚醒させる力があります
大きすぎて頭が見切れるDINOSAURSのコーナー
吹き抜けになっている建物の構造もMarvelous!
最上階からはシドニータワーなども見渡せます

子どもが小さいと博物館とか美術館って行きにくいですよね。
小学生くらいになったら一緒に行けるといいなぁと諦めていましたが、ここであれば一緒に楽しめるのでオススメです。

この場所に来るきっかけをくれた妻には、改めて感謝です。

Fish Marketで昼からワイン

博物館を楽しんだあとは、バスでFish Marketに移動です。
初日からVISAの回し者感満載ですが、バスも当然VISAタッチ対応してます。事業者が異なってもシームレスに移動と決済が完結できるのは、私のような外国人観光客にとってとても満足度が高いです。

特に子連れ移動で、移動のたびに異なるカードを出したり、いちいちチャージしたり、現金ジャラジャラしたりしなくてよいのは、かなりストレスフリーです。
チリツモでの時間短縮効果も高いので、これまで1日3か所回るのが限界だった観光客が4か所回れるようになる=観光消費額UP、みたいな効果も普通にあると感じます。

バスも当然タッチ決済対応。VISAからは1円ももらってません笑

そして到着したのは、Fish Market。ほのかに海辺の香りもしています。南半球では最大の卸売魚市場であるとともに、取扱品種の数では世界第3位を誇る水産市場とのこと。

私が魅力を感じたのは、Sydney Seafood Schoolです。
1989年にFish Market内で開校し、オーストラリアでも屈指の調理学校で、年間13000人が受講しているとのこと。

英語で様々な技能向けにシェフ達が教えていて、グループごとにシーフードの調理に挑んだあとは、ワインテイスティングとともに料理を味わう体験ができます。

日本でもあらゆる業界で後継者不足が深刻ですが、こういうオープンな形で、楽しむきっかけを与えながら次世代育成する仕組みはどれくらいあるのでしょうか?

豊洲市場でもこういう体験&育成型の動きが出てくると、面白そうですよね(私が知らないだけかもしれませんが)。

前置きが長くなりましたので、ここからは写真で語ります。

水産物が沢山並んでいます
海を眺めながらすることと言えば、昼から白ワインしかありません(子どもは安定のApple Juice)
Circular Quayのバラマンディが忘れられず、刺身とともに注文。言わずもがな美味かった!

昼から飲んでる奮闘記ばかりですみません。全然奮闘してないやん!と言われそうです。笑

でも子育て世代の私たち、普段から仕事に家事に育児にと、十分奮闘してるからいいですよね!

世の子育てパパママ、毎日を奮闘しながら生きている同世代の皆さんに、心からの拍手を送りたいです。みんな本当によくやってると、心底思います。よくやり過ぎているくらいです。

やりたいことはやりたいときにやる。お金は精一杯使って、自分たちに目一杯のご褒美と、自分への投資として活かしましょう!

そんなことを考えながら、今日はここで筆を置きます。
明日からは、いよいよメルボルンに移動します!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
励みになるので、ぜひスキ&フォローをお願いします!

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?