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【今でしょ!note#127】子連れオーストラリア奮闘記10 現地暮らしからの学び

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

2歳と0歳の子どもを連れて、2週間のオーストラリア家族旅行に来ています。今日は、この旅の最終地であるメルボルン市街地滞在2日目の様子をお届けします。
連載シリーズで、子連れ海外旅行の気付きなどをお届けしていますので、まだ見られていない方は、ぜひ第1回からお楽しみください!
(長くなってきたので、記事のご紹介はいくつか抜粋にて)


メルボルン市街地の朝

これまでも何度かご紹介している通り、私は大体旅先にはランニングシューズを持って行き、知らない土地の探索をかねたランニングをするのが好きです。
旅行ではどうしても普段より色々食べて飲んでが多くなりがちなので、体力維持と身体が重くなりすぎないように、という目的もあります。

昨日は、メルボルン市街地に到着後、初めての朝を迎えたため、早速朝に30分程度のランニングに行ってきました。
普段は、音声メディアを聞きながら走ることが多いですが、知らない土地ではそれぞれの場所が持つ独特の音や空気感を身体全体で感じながら走りたいので、イヤホンをせずに走ることが多いです。

幸い、昨日もいい天気に恵まれたため、朝から気持ちの良い朝を迎えました。

サザンクロス駅周辺から見渡す景色
ランニングした近くの公園

朝食は、私の「子連れオーストラリア奮闘記シリーズ」を見た知り合いの方から個別に連絡をいただいてオススメされたNutri Grainというシリアルを食べました。
スーパーで売っているのを見ても、おそらく手を出す機会がなかったので、教えてもらってとても感謝です。
シリアルは久しぶりに食べましたが、牛乳でふにゃふにゃしすぎないので食べやすく、一気に三杯食べました。日本でも楽天市場で買えるみたいなのですが、確か300gもしないサイズで送料込みで6,000円を超える価格です(アメリカから発送になるらしい)。
パッケージがかなり大きいですが、日本にも自分へのお土産で持って帰ろうと思います。

ケロッグのNutri Grain
独特の3つの穴が空いているのが特徴
A2ミルク

こちらでよく見るA2ミルクも流行っているみたいですね。日本で一般的に売られている牛乳のほとんどはA1ミルクですが、A1に比べて消化に良いのが特徴で、オーストラリアやニュージーランドを中心に、世界的にも注目され始めているミルクとのこと。2030年までに市場規模3倍になる見込みらしいです。

SEA LIFE水族館

昨日は、現地の親戚と合流して、1日市街地観光や、親戚のメルボルンでの暮らしを少しだけ覗かせてもらいました。
まず向かったのは、フリンダースストリート駅すぐ近くにあるMELBOURNE SEA LIFE AQUARIUM。先日シドニーで訪れたタロンガ動物園然り、海外の水族館に行くのも初めてなので、大人もワクワクでした。

街中にある水族館。アクセスは抜群です

日本の水族館に比べて、子どもが屈んで水槽の下から魚を覗く場所が多く、より子ども向け体験に力を入れている印象を受けました。SEA LIFEだけかもしれませんが、日本の水族館でよくあるイルカのショーみたいなものはありませんでした。
水族館に到着するまでは眠そうだった子どもも、パッチリ目を覚まし、楽しんでいたようでよかったです。料金は、大人2名で99 AUDでした。

水族館を出ると既にお昼を回っていたので、近くのCROWNまで歩き、ここで昼食を取りました。
CROWNは、カジノで有名な場所ですが、中にはフードコートや多くの飲食店もあり、家族連れも多く大変賑わっていました。オーストラリアでは、土日休みのお店も多いですが、さすがにこのあたりのお店は土日もオープンしています。
ただし、休日はチャージ料が追加でかかります。日本でも、土日勤務は手当などで平日勤務より給料が上がりますから、従業員への給料支払い分を顧客から回収する仕組みと考えると、こちらの方が自然な考え方かもしれません。
日本でも働き手不足状態が今後もますます進行していくでしょうから、曜日によってサービス価格を変える仕組みを導入した方が健全と感じます。

休日は15%のサーチャージが価格にアドオンされる

ローカルトークから感じた興味深い話

ランチを食べた後は、Flinders street駅から電車で30分ほどのところにあるPreston駅に移動し親戚の家をお邪魔させてもらいました。
さすがにここまで来ると車がないと生活できないみたいで、駅から車で10分程度のところに親戚の家がありました。
とは言え日本に当てはめると、中心市街地のFlinders street駅が銀座や新宿あたりを指しているとすると、そこから電車で30分進んだ場所が車がないと生活できないかと言うと決してそうではないですよね。
都内から1時間半くらいかかる場所でも、車が必ずしも必要でない場所もザラにあるので、そういう面でも東京を中心とした都市圏面積の広がりを感じたところです。

今回訪問したのは妻の親戚にあたる方なので、私もゆっくり話をするのは初めてでしたが、色々と気付かせてもらうことが多く、とても興味深い話ばかりでした。
例えば、その方がメルボルンに移住するきっかけとなった話。

日本は交換留学生を倍増すべし

その方は、高校まで日本で過ごし、18歳でオーストラリアに来たきり、そのまま20年以上をこちらで過ごすことになりました。
オーストラリアを選ぶきっかけとなったのは、高校の時に短期留学でこちらに来ていたからとのこと。洋楽なども好きで、何となく「英語が話せた方がかっこいい」くらいの気持ちで高校を卒業した後、オーストラリアに飛び出したとのことでした。そこでそのまま結婚し、子どもを3人授かり、今に至ります。

この話を聞き、日本も、国がしっかりと予算を付けて、中高生くらいの交換留学の機会をもっと増やした方がいいと考えます。
学生時代に暮らしたことのある国って、圧倒的にアドバンテージがあるからです。日本にも親切な人やきめ細やかい高いサービスレベル、興味深い文化・風習がたくさんあります。
私たちにとっては「当たり前」が、外から見ると魅力に映るものも多く、日本を好きになってもらって、日本を頻繁に訪れる、または生活することを選ぶ海外の方がさらに増え、より多様で寛容性が高い国になっていくと考えます。

「メルボルンは子育てに良い」という話もされてましたが、学校にも多様な人がいるのが当たり前になっているのがその理由の一つです。
日本はどうしても画一的な面が根強く残っており、そこに例えば不登校という形でNoを突きつける、ある意味かなり正当な判断を下す若い人が増えているのだと感じます。
日本の若い人にも、人生の早いうちから外の世界を知る機会を増やし、「グローバルでの当たり前」を肌感で感じてもらうことが、若い人のためにも、国の競争力向上のためにも明らかにメリットが大きいと考えます。

ローカルのPUB

Preston駅近くのローカルなPUBにも連れて行ってもらいましたが、こちらも私にとっては新発見ばかりでした。

お酒が並ぶバーカウンター
食事場所の中に子どもの遊び場がある
子どもはNo entryなミニカジノ的なエリアも併設

写真の通り、大人向けのお酒が飲める場所にミニカジノと子どもが遊べる比較的大きな遊具が併設されているのです。
こちらのローカルなPUBではこれが一般的な形ということで、「おじいちゃんが朝から来てミニカジノで賭け事を楽しみながら、お腹が空いたらビールを飲んだり食事をする場所」とのこと。日本でいう「パチンコのグレードアップ版」といったところでしょうか。
また、「子連れのママ友たちが、子どもを遊ばせながらおしゃべりを楽しむ場所」にもなっているようです。Child-friendlyな場所でもありますね。

今回のローカルトークでは、「最低賃金」「寛容性」「カフェ文化におけるスタバ」の話など、他にも色々と興味深い話をさせてもらいましたが、長くなってきたので、また別の機会に紹介します!
こういう気付きがあるのも、現地に来て、そこで暮らす人との会話があってこその醍醐味ですね。

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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