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【利用者様が専門職に求めている事】

久しぶりに介護職員らしいネタを書きたいと思います。笑

介護施設には様々な資格を持ったスタッフがいるのですが、介護サービスを受ける利用者様は、専門職のスタッフに対して何を求めているでしょうか。

介護施設で働いているスタッフには様々な職種のスタッフがいて、それぞれのスタッフが連携を取りながら各分野ごとにサポートしながら利用者様のケアを行なっています。
介護施設に関わるスタッフの資格としては、介護福祉士や看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師などがありますが、それぞれの役割りは何でしょうか。

もちろん、専門的知識や資格を持っているからこそできることもあります。
医療行為は看護師でなければできないですし、触診等を必要とするようなリハビリは理学療法士などのリハビリ専門職でなければ適切なアプローチはできないでしょう。

しかし、利用者様が専門職のスタッフに対して本質的に求めていることはそういったものでしょうか?

あえて提言するとすれば、僕は違うと思っています。

専門的スタッフに頼るのは、身体等の改善だけを求めるているのではなく、本質的なニーズは“不安や悩みを解消したい”ということだと思います。

皆さんも何か大きい買い物をする時や、新しいことを始める時、もっと身近なところで言えば洋服を買う時など。。。

本当にこれでいいのかな?
これって似合ってるかな?
他にもっといいものがあるんじゃないかな?

こんな風に悩んだり、不安を感じた時、誰かに意見やアドバイスを求めたくなりますよね。

利用者様が専門職に相談をするのも本質的には同じことだと思います。

病気や高齢、それに伴う痛み等により、“今の自分の身体や今後の未来に対して不安がある”のだと思います。
少なくとも自分だったらそこに対する不安を感じます。

僕たちは何か体調が悪くなったり怪我をした時、スマホで調べることができて、ネットで少し調べれば専門的な知識も技術も何でもすぐに得ることができます。

ネット情報の質に関しては各個人のリテラシーも必要になりますが、それによってある程度の情報を得ることができ、不安を解消することができます。
正直、専門職の知識や技術にはほとんど価値がなくなってきています。
役に立つものには価値がなく、意味に価値がある時代です。

今ではGoogle先生という言葉もあるくらいGoogle検索は当たり前になっていますが、Google検索が当たり前になる10数年前には専門資格を持った人たちがGoogleの役割を担ってきました。
ただ、特にネットに触れてきていない高齢者の方はまだその部分のアップデートが行われていないんだと思います。
(今では60代の76%がインターネットを利用しているそうですが)

要するに、利用者様にとっての専門職はGoogle先生という事です!

だから専門職の方々は、ただただ処置や施術をして終わり。ではなく、

「利用者様の不安や悩みを解消するための相談窓口」

として接していただければと思います。

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