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教育とは

先日、とある大手の塾長の方と話す機会がありました。
その方が
「なぜ先生の生徒は先生に懐くのでしょうね」
とわたしに言いました。
その言い方に何となく違和感をおぼえました。

「懐(なつ)く」
(子どもや動物が人に)馴れ親しむ。親しんで従う。

わたしは自分で自分の生徒が懐いていると思ったことはありません。
わたしは生徒が何歳であっても
人間×人間で常に接しており、上下関係や主従関係はないと考えているからです。

わたしは
「生徒というより対等な人として接しているので。」と答えましたが、おそらくわたしの真意は理解していないと思われます。

講師と生徒
わたしは手なずけようとか、従わせよう、という気持ちは一切ありません。
サーカスの団長ではないのですから。

教育とは
双方が教えられ、双方が学ぶものです。
子育てもそうです。
育てているようで育てられているのは実は親の方だったりします。

人間×人間
対等な人間関係がないと
教育も子育ても
成立しないときがあります。

わたしは教師だから親だから
ではなく
人間として相手に向き合い、関わっていきたい
と考えています。
その関わりの中で
わたしの経験が活かせるのであれば導きますし、
一緒に考えていき道を開いていくこともあるでしょう。
高校生以上になると知識だけではなく
「生き方」について考えることに必ずなるのです。

知識を教えるだけが教育ではありません。
わたしも生徒からたくさんの気づきをいただきますし、
新しいことを学べたりします。

生徒に
教え教えられ
一緒に高め合えることを目指していきたい。
「生き方」を一緒に考えられるような存在になりたいと思っています。


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