総合型選抜を知ろう

入試のひとつの手段

大学入試と言えば、一般入試のイメージが強いかもしれませんが時代は変わってきています。国公立・私立共に導入する大学・学部が年々増えてきており、文部科学省「令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」によると、国立大学78.0%、公立大学41.7%、私立大学92.4%と、多くの大学で実施されています。
総合型選抜は2021年から名称が変更され、前身のAO入試と比べ内容も変わってきました。

前身のAO(アドミッション・オフィス)入試は学力検査に偏ることなく、詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって、受験生の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に判定し、入学者を決定するきめ細やかな選抜方法の一つです。法令上の定義はなく、その具体的な内容は各大学の創意工夫にゆだねられていました。

しかし、AO(オール・オッケー)などと言われるほどその評価基準が曖昧で易しい時代があったため、一般入試で入った学生との学力の差が顕著になってしまい見直す大学が増えてきました。
そこで2021年から名称が総合型と変更され
学力をあまり評価しなかった旧AO入試と違い、総合型選抜では各大学が実施する評価方法や評定平均値、大学入学共通テストを含む筆記テストなど何らかの形で学力が評価されるようになりました。
また、合格発表についても時期は定められていませんでしたが、総合型選抜は11月以降と定められています。

一般入試で合格圏外でも、総合型選抜で志望する大学に入りたい、とお考えの方も多いことでしょう。
新しくなった総合型選抜に受かるにはどうしたらいいのか、どのように準備していけばいいのかを、丁寧に説明していきます。

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