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二ヶ月弱で作った『むこうのくに』の話と、ノーミーツのこれから
初めましての方は初めまして、梅田ゆりかと言います。劇団ノーミーツではプロデューサー・舞台監督をやっています。
『むこうのくに』では、7000人を超える方々にご観劇いただき、あたたかい言葉・嬉しい言葉をたくさんいただいて、本当にありがとうございました。
今回は、『むこうのくに』の裏側を、舞台監督として全体を見つめていた自分の視点からお伝えしたら、読んだ方の明日のエネルギーにちょっとても繋がるかな、
「つまらなかったら、それは映画が悪いだろ」
これは、私が大好きな漫画『クズの本懐』のセリフです。
女の子が好きな男の子とのデートの中で映画を観にいき、「せっかく誘ったのにつまらなかったら申し訳ない」といったことを言った時に、男の子が「なんで?」と、「つまらなかったら、それは映画が悪いだろ」というセリフです。
私はこのシーンに出会った時、本当に本当に衝撃を受けました。「つまらない映画に誘った自分が悪い」という思考回路が当たり前だったからです
商業を遠ざけてしまう前に。作り出すもののために。
「あれは商業だからさー…」
「私がやりたいのは商業じゃないし」
私は、演劇活動に近いところに、今も身を置いています。上の言葉は、私がそんな中で聞いた言葉で、実際に私も少し前までこんな風に考えていました。
アートの近くにいる方は、聞いたことのあるフレーズなのかもしれません。聞いたことないよ!という方、ごめんなさい。
ここでいう商業というのは、演劇でいう所謂「商業演劇」で、マイナーを経てメジャ
私が「やりたいことをやる」に向いてない理由
正確には、私が「自分のやりたいこと」を実現するのには向いていなくて、「他人のやりたいこと」を実現するのに向いている理由、である。
重要なのは、向いていない、というだけであって、「やりたいこと」はたくさんある、ということだ。歌うことも、お話を考えることも、演じることも、私は大好きだし、よく実現している自分を妄想する。
しかし、私はその実現には向いていない。これは、今就職活動中の私が、自分の「やり
あけましておめでとうございます。
大変遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
こんなに遅くなってしまったのには理由があります。今年の抱負を書こうとしていたからです。
今年の抱負はズバリ、「自由な挑戦」です。
私は去年、本当に辛い年でした。記事から雰囲気が伝わっていた方もいらっしゃるかもしれませんが…。何が辛かったかというと、「色んなことに縛られてしまった」からですね。常識やプライドなどなど…、結果として何
私が本当にしたいこと、とは。
私は、この疑問にぶつかることがよくある。今は就職活動中なので尚更だ。
私が本当にしたいことって、なんだろう。そんなことを考えて今日もすでに三時間ほどが経とうとしている。
でもきっと、おそらく、たぶん、答えは出ているのだ。答えを見ようとしていないだけなのだ。何故、目を背けてしまうのか。それはおそらく、恐れがあるからだ。
何を恐れているのか。失敗すること、人から嫌われることだ。
でもきっと、失