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「世界は危険だ」というメンタルモデルについて

私は、おそらく「世界は危険だ」というメンタルモデルを持っています。

メンタルモデル(英: mental model)とは、人間が実世界で何かがどのように作用するかを思考する際のプロセスを表現したものである。 表象 (representation) と密接な関係を持つ。(wikipediaより)

これは、昨年度の大学の授業で学んだことですが、人は、過去、特に幼少期に起こった出来事により、頭の中で「世界はこうである」「人はこういうものである」「自分はこうである」といった思考の前提を定義づけてしまうことがあります。これがメンタルモデルです。それは時にトラウマ的出来事により、「自分は無力だ」「世界は危険だ」「自分は寂しい人間だ」といったような、マイナスな考え方も形成します。

私もこれがあります。原因の出来事も把握しています。メンタルモデルというのは、何故そういうものが形成されたか、本当にそうなのか(検証していくと、真実ではないことがわかる)を検証して行くことで、自分の頭で勝手に作り出したものであることを認識し、いつか手放すことも可能になるものです。

私は、コミュニティ内の誰かを不快に思わせてしまった時、何かに失敗した時、もう生きていけなくなってしまうような感覚に陥ります。もちろん、周りの誰も、生命の危機的な問題であるとは認識していないため、私と周りの認識はずれていき、やることなすこと空回りしていきます。
それでも、私はこのままでは死んでしまうと思っているので、必死にもがくことをやめられず、冷静に考えればそれ以上に重要なことに手をつけることもできなくなってしまいます。

今も少しそんな状態で、このままではいけないと、必死に自分の思いと現実を、まとめています。
何かに失敗しても、大丈夫、誰かに少し不快な思いをさせても、それで縁が切れたりはしない。例えそのようなことが起こっても、自分の力でどうにかすることは可能である。そんな風に、こんな状態でも納得感を持って感じることができたなら、このメンタルモデルも手放せるはず。

いつか「世界は危険だ」というメンタルモデルを手放して、自由になることができたなら、私はもっともっと楽しく人生を歩んでいけるのだろうし、私はそんな自由を自分に与えたい。
まだまだ先のことにはなりそうですが、今日も今日とてじっくりゆっくり、自分のメンタルモデルと向き合って行こうと思います。

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