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#エッセイ
あなたにとって簡単なことは、誰かにとっての難しいことかもしれない
自分がどうしようもなく無力に思えるときがないだろうか。
才能がない、かといってそれを埋めるほどの努力もできない。自分に一体何ができるというのだろう……。
幼いころの、根拠のない全能感を背負って生き抜くには、世界は広すぎる。自分よりも才能がある人、努力ができる人に出会って自信を無くして、それでも何か自分にできることを探して生きてゆくのが、大多数の人には精一杯の生き方だ。
小学校までの私は、自分の
仕事における「協調性」
「お友達は多い方なのかしら?」
これは、実際に転職活動の面接で聞かれた質問だ。相手は50代くらいの女性。とりあえず「一般的に多いかどうかは分かりません。心が通い合う友達を大切にしています」と答えた。
面接官はう〜ん…という表情。矢継ぎ早に「休日は基本的にお友達と過ごします?」「人と一緒にいる方が好きですか?」「集団の中で、細やかな気配りができる方?」と飛んでくる。
協調性を確認しているのかな