Yugo Kadota

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最近の記事

長男すぎる兄貴へ

 先日、長男が素敵な結婚式を挙げました。弟として、おめでたい気持ちを感じながらも、少しだけ寂しさのようなものを感じました。兄とは4つ年が離れていることもあり、喧嘩をすることもなく、可愛がってもらいながら、成長してきたと思います。今の自分があるのは、自分自身の選択の結果でもありますが、兄貴という存在がいたことで選択できた場面も多くあったと思います。そしてこれから先も、兄貴がいるからこそできる選択があると感じています。 今日はそんな兄貴への気持ちを綴っていきたいと思います。 私

    • 最高の仲間

       2023年3月、私は無事に大学を卒業することができました。4年前、不安な気持ちを胸いっぱいに抱えながら入学した大学。そんな4年前と卒業した今では、気持ちにどんな変化があるのか。変わったことはたくさんあるけど、変わらないこともたくさんあると思います。今日はそんな4年間のさまざまなことを振り返りながら、今の気持ちをnoteに綴っていこうと思います。  入学当時のことを思い出すと、大学1年生の頃は環境の変化だけではなく、怪我が重なったこともあり、本当に辛く長い時間だったように感

      • 貧困な国で感じた人々の幸福感

        タイでの滞在後、私は隣の国であるラオスへと移動をしました。タイとラオスは、川が国境になっているため、バスで橋を渡ってラオスへと入国することができました。島国の日本で生活をしてきた私にとっては、県を跨ぐような感覚で国を越えられることにとても不思議な気持ちになりました。 ラオスは、まだまだ経済的に発展していない国の一つで、首都のビエンチャンは「世界一何もない首都」などとも言われています。タイなどに比べると観光で訪れる人も少なく、街も開発されているところが少ないことなどから、到着

        • Just sports, enjoy

          私は現在、タイのバンコクに来ています。今日は、タイに来てから感じたことや出会った新しい価値観、言葉などについて触れながらnoteを書いていきたいと思います。 タイに来るきっかけとなったのは、天理大学で練習をしているラオス代表の先輩の一言です。私が何気なく、「旅行とかでタイとか行ってみたいんですよね。」と先輩に話をすると、その先輩が「ラオスのコーチが持ってる道場がタイにあるし、旅行のついでに行ってみたら?その後ラオスも行っておいでよ!俺からその人に話しておくから」と言ってくだ

        長男すぎる兄貴へ

          ちょっとした恩返し

          今日は、私が以前オーストラリアに行った時、お世話になった道場の子たちが日本に来たので、私のオーストラリアでの生活を思い出しながら、noteに気持ちを綴っていこうと思います。 彼らは、12月中頃から日本に来て、まずは約1ヶ月間、大阪にある高校で練習をしてきたそうです。最終日に涙していたという話を聞くと、とても濃い時間を過ごすことが出来たのだと想像できます。 そんな彼らが1週間だけ天理にやってきました。月曜日と火曜日は、高校の練習に参加したのですが、高校の練習は長いことでも知ら

          ちょっとした恩返し

          2022→2023

          新年明けましておめでとうございます。 今年もこのnoteを未来の自分へ向けて、書き残していきたいと思います。2023年は、自分の人生の中でも大きく環境が変化する年になると感じています。その時その時で感じたことや思ったことを鮮度が良い状態で言葉にして、このnoteに書き記していこうと思います。 そして今日は、2022年から2023年にかけての年末年始を過ごしながら感じた、いつもとは少し違う、この年ならではの感情を言葉にして、書き残して行こうと思います。 私は、大学で寮生活を

          2022→2023

          日本一の景色

          2022年10月16日、尼崎のベイコム総合体育館で行われた全日本学生体重別団体優勝大会で初優勝し、日本一の大学になりました。今日は今までの学生生活を振り返りながら、優勝の喜びをnoteに書き記しておこうと思います。 私の同期は、高校生の時にインターハイの団体戦で日本一を経験したメンバーがそのまま大学に上がり、結果を期待された学年だったと思います。大学一年生の頃から、団体戦の主力選手として活躍している同級生や個人戦で結果を残していく同級生を見ながら、怪我で何も出来ない期間がと

          日本一の景色

          出会い

          Australia Brisbane 私は大学の夏休み期間を利用して、1ヶ月間オーストラリア現地に滞在し、オーストラリアの柔道環境について勉強させていただきました。今日はその経験から、感じたことなどを記録しておくためにもnoteに綴っていこうと思います。 今回私が1ヶ月間お世話になったのは、ブリスベンにある柔道クラブです。滞在中は、すべてのクラスに参加し、指導方法などを学ばせてもらいました。また、休みの日には近くにある違う道場にも出稽古に行かせてもらったり、クイーズラン

          集大成を迎える友へ

          今日は、大学生活の集大成である全日本学生大会に出場する親友に向けて、自分なりの想いを綴っていきたいと思います。 彼との出会いは、小学生の時でした。その当時から柔道が強かった彼と、試合で対戦したことをきっかけにお互いに存在を認識するようになったと思います。中学生の時は、彼が私の中学校と同じ市内の中学校に通っていたこともあり、何度も試合で対戦することがありました。高校に上がってからも団体戦で直接戦ったりと、常に敵チームいた存在だったのが彼です。 しかし、そんな彼は畳を下りれば

          集大成を迎える友へ

          人は鏡

          今日は、3週間の教育実習で経験させてもらったことを踏まえて、私が感じたことを言葉にしていきたいと思います。 教育実習中に授業や担当教室でのHR、そして研究授業などは、どの教育実習生も経験することだと思います。どれも貴重な体験で、生徒との思い出もたくさん出来ました。しかし、私が実習期間中に1番心に残った瞬間は、柔道部の県総体でした。 私の柔道人生において、全国大会に出場を決めた試合よりも、優勝したどの試合よりも、決して忘れることのできない試合があります。それは、高校最後の県

          人として、柔道家として、忘れてはいけない人、忘れてはいけないこと。

          先日、私が幼少期からお世話になった先生が亡くなりました。先生は私の中学生時代に所属していた部活動の顧問だった先生の父親であり、私が小学生の頃は、先生の道場にも通わせて頂きました。先生と過ごした時間を思い返してみると、誰と話す時も常に明るく笑顔だった姿を思い出します。 先生は、私が小学6年生になる前、それまで所属していた道場を辞めて、練習する場所がなかった私を快く受け入れてくださいました。さらに、それだけではなく、家から道場までの送迎もして頂いていました。先生のおかげで約1年

          人として、柔道家として、忘れてはいけない人、忘れてはいけないこと。

          人間とは弱い生き物である。

          先日、昨年度まで私の在学する大学の学部長として勤めていた先生と、ご飯を食べながらお話をする機会がありました。選手としては輝かしい経歴の持ち主であり、指導者としては数々の選手を育ててきた先生の言葉は、とても熱く重たく、心に響くものばかりでした。今日は、そんな先生のとても貴重な時間、そして貴重なお話を無駄にしないためにも、noteに書き残しておこうと思います。 先生が1番大切にしていることは、「継続」だと教えてくれました。一度にたくさん頑張る必要はない、コツコツとやり続けること

          人間とは弱い生き物である。

          日本一になることよりも良い経験がある

          今回は、自分自身の怪我の経験から、同じように怪我で苦しんでいる人たちに向けて、微力でも何か力になれれば良いなと思います。 私は、3歳の頃から柔道をはじめ、日本一を目指して競技を続けてきました。「怪我は付き物」と言われる柔道において、目指す目標が高ければ高い分、稽古は激しくなり怪我のリスクも高まるのか、それとも私の身体がその稽古に耐えれるだけの体力がなく、怪我が多かったのか。答えは誰にもわからないですが、私はたくさんの怪我を経験し、その度に乗り越えてきました。そして、そんな私の

          日本一になることよりも良い経験がある

          人生の通過点

          今日は、国家試験を受ける親友へ向けてのエールを送りたいと思います。一年に一度しかない国家試験を受ける人は、どんな気持ちで臨んでいるのでしょうか。私は国家試験を受けたことがないので経験がある人の緊張感や不安は理解することができません。 彼はこの国家試験のために3年という多くの時間を捧げてきました。そんな彼にとって国家試験に合格することでどれほど彼の人生を豊かにするのか、逆にもし不合格だったからと言って彼の3年が全て無駄だったことになるのだろうか。そんなことも踏まえながら私の考え

          人生の通過点

          明るい未来、消えない過去

          私は、学校生活やクラブ活動などの場面において同級生や先輩後輩などの人間関係で悩んだり、苦労した記憶がありません。もしかしたら、自分の存在が誰かにとって人間関係を悩ませる原因であったかもしれないし、自分の言動で誰かを傷つけてしまったこともあったのかもしれません。しかし、そんなことは考えずに今まで過ごしてきました。だから、誰かにいじめられたり仲間外れにされた経験がある人の気持ちは理解できないし、今まで理解しようとしたことがありませんでした。しかしそういう経験をしたことがある人ほど

          明るい未来、消えない過去

          多危多難は人生の華

          私の人生における、1番の挫折は大学1年生の時でした。私は、3歳の頃から柔道を始め、柔道が大好きで大学でも柔道を現役で続けています。柔道が嫌いな時期もあった自分が大学でも柔道をすると決めた時は、自分でも想像していなかったことだったので、それを聞いた親の驚きと喜びが混ざったあの反応を今でも覚えています。 しかし、大学に入ってからは怪我に苦しみ、2年近く競技ができませんでした。物心がついた頃から柔道が生活の一部であった私にとって、こんなにも長い期間競技から離れることがなかったので

          多危多難は人生の華