来世は空気清浄機

トキメキパラダイス!?

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最近の記事

不安定さ

君たちは何を話しているの。ラブホテルに入っていきそうな男女の後を尾行して時間を潰した。駅へ向かい、2人で帰っていった。家でセックスするのかよ そんなものなのかよ 何も知りませんみたいな顔して どういう関係性なのか考えて友達と私だけの脳みそでドラマを自主制作した気になって 足取りが軽かった。ねえ、わたしの青春今取り戻してるよって保健室に横たわり校庭で遊んでいるみんなを、ただ見ていた時のわたしに言ってあげた 六法全書で見たら犯罪者なんじゃないって制服着たわたし、笑ってる。 魂の入

    • 天使の火葬

      君と同じ世界で生きていきたかった。本当にそれでいいの?ってもう1人のわたしが、道端の野良猫が、公園の草木が笑いながら、言ってくる。 わたしじゃ駄目だった。 君に会えない生活が、君のこと考えない生活が、どれだけモノクロなのかわたしは知っている。 暗い霧に包まれて自分の足で歩けなかった。息をするのが精一杯だった もう何処にも行けなくて諦めていたら少しだけ光が差していて必死になって追いかけた、君が救い上げてくれたんだっけ あの日のこと、鮮明に覚えている。わたしにとっては君が天使だっ

      • 皮を剥いだらぼくら似た者同士

        25日にお誕生日会を開催した、私のことを好きな人ばかりの空間ってとっても変で居心地よかった 遠方から来てくれた人、私の事をずっと見守ってくれている人、帰り際に投げキッスしてくれた人、おめでとうと心の底から言ってくれた人、コルクを咥えさせてくれた人、色んな人が居て 色んなありがとうがあるだ(イシシ) 我儘を言えばまだもっと来て欲しかった人なんているが、まあ別日に来てクレメンス 生きていてくれてありがとうだなんて、感謝されたこと 本当にすごいね、生き延びちゃっただけなんだ 偶然の

        • 見つめて

          ネイルをいつもお友達が新しくピカピカにしてくれる 名前が分からない機械で私の爪をギャルにしてくれた。粉が服についていて 雪みたい と言っていたのが素敵だった。素敵な表現ねと褒めたら笑っていた わたしは、女の子であることが悔しい。 何気ない微笑み、いい匂い、柔らかい肌。目新しく新鮮な五感で受け取る情報で脳みそがパンクしてしまいそのまま感電死してしまう男の子になりたかった。 生憎わたしは完全なる異性愛者でも同性愛者でもなく、華奢な細い腰に触れても 冷たい背中で体温を感じても 何も

          救いなんて無い

          漠然と消えてしまいたい夜 分からない もう何も分からない 私は存在意義を確認する為にセックスなんてしない ラジオを流しながら目を閉じて、重い瞼を開けた時生きているみたいで怖かった。何にもない白い壁を触ってみたけれど冷たかった、私が私であることが怖かった。 誰かに必要されていても、みんなに愛されていてもわたしはわたしのことを認めてあげられない。 この先わたしのことを好きな人と付き合って、毎日好きや、可愛いと褒められてもそれが幸せだとは思えない。生きてていい理由にならない わ

          大阪Lover

          大阪にきているわたしはというと、友達の家に転がり込み 大学に行く友達を見送り、ばいば〜いと言って鍵を閉め、洗濯と洗い物をし、またお布団にもぐって夕方まで寝ている。 ずっと寝てるな と言われるほどずっと寝ている 友達は少し変なのでYouTubeもラジオも全部2倍速で見ていて、その子が準備している時など芸人の声がうっすら聞こえて 寝ているわたしは夢の中で声を当てるクイズをしている。 好きな芸人の名前が聞こえたら「ん…」と起き上がり画面を確認し起床 そして1人で大爆笑 ずかずかと人

          恋愛リアリティショーに出ます

          恋愛リアリティショーばっかり見ている。 時間を溶かしている。人様の恋愛にイチャモンをつけ時間を溶かしている。 私も出たい。私が出た時ようにシミュレーションをしておこうかな。 まず、自己紹介 第一印象は大事。共通の趣味とかあったら話が盛り上がりやすいのかな 「さやかです!福岡県から来ました!えっと音楽聞きながらお散歩するのが好きです!好きなタイプは笑顔が素敵な人です!よろしくお願いします!」 こう言おうと思う。これはTPOを守った私の自己紹介、初対面の人に本名を教えれるほどリ

          恋愛リアリティショーに出ます

          青春

          14歳の私はまぎれもなく輝いていた。14歳で見つけた桃色のうさぎを間に受けて聴いていたけどぴんくでふわふわかわいいとは少し遠くてあずにゃんの写真を顔に貼り、自撮りをして学校から帰ってきてはゲオで借りたごちうさを見てチノちゃぁ〜んとココアちゃんの真似をして1人でブヒブヒ言ってみたり、ポケモンに出ていたモブキャラが相当えっちな事に気付き1人で黙々とだいぶえっちな絵を描いてにんまりしたり、クワガタを捕まえて話しかけていたあの頃の私は輝いていた。 あずにゃんはもう32歳だし、「あんな

          お帰りなさいませってなんやねん

          コンセプトカフェ、メイド喫茶勤務 もう今年で通算3年目。何をそんなにすることがあんねん。コンカフェ嬢と呼ばれたり自認メイドさんやったり自分がまだしっかりと何者であるのか分からない。 私は女やから許されてるだけで秋葉原でアニメの女の子の抱き枕抱えてブヒブヒ言うてるキモオタクとなんにも変わらない その割に知らんアニメの話されたらキレる。知らんから。ラブライブとアイドルマスター以外詳しくない。そう言うと後ろからケツを鞭で叩かれる、ブビィ 悦んでしまう私をどうか許して。 メイド喫茶と

          お帰りなさいませってなんやねん

          春の匂いが良い それでも苦しい  幸せになりたいなんて常日頃言うけれどその幸せなんてイメージは掴めるようなものじゃない 1年前の今日、今日なんだ。 今年は桜が咲くのが遅い ゆっくり、ゆっくり、そしてゆっくり散っていく 春がまた巡ってきたのに 昨日のことのよう 桜が咲いてそうな所に行ってみましょうと言ってくれて、ついていった あの道のことはあんまりおぼえていない 背中だなあっておもってた 急に背骨の辺りを詰ったらびっくりするかな?かわいいニットだなあ なんの柄なんだろう どこ

          オムライス

          今日は代打でキッチンに入った なんかめちゃくちゃオムライス作った 人間が一日に作っていいオムライスの数は最高5だと思う。9くらい作った チキンライスを用意する、卵を割る、卵を焼く この3つの過程しかないのに、会計とかアイスの注文とかドリンクとか洗い物とかしなきゃと思うとこんがらがってしまい パニックになる マルチタスクが苦手 喋りながら作業するの 喋りに重きを置きすぎて作業出来ないとかよくある。 前もみんなで雑談しながら、コースターの袋を開けるだけなのに全然出来なくてマルチタ

          めぐる巡るめぐ

          テーマを貰ったから幾つか書いていこうと思います 今日は、目にも止まらない早さで月日が経つ無情について。 去年は早かった 月日を可視化出来る自分の過去ツイートを遡ってみていたら 好き嫌い暑い寒い眠たい寝れない死ぬ死ね殺す殺してばっかり言っていた。そんなことばっかり言っていたら1年があっという間に経った 2023年の春は少しだけ楽しかった、楽しかったという思い出が綺麗になっているけど厳密に言えば全然楽しくなかった 毎日不安で仕方なくて、何なのか分からない圧に押し潰されそうになっ

          ワイはイケナイたいよンゴ

          現実を見ようや と最近すごく、よく思う。浮ついた物事を見て冷笑するのは間違えていると思う。現実なんて全部その程度の事で出来上がっている、こうであったらいいなという期待、ロマンチズムがあるから感情がある 自分が浮ついた当事者でいる時は浮ついたままでいよう 地に足をつけることが全てじゃない 瞬間的な光かもしれない 現実を見よう、現実を見た上で空想の世界にいよう そして悲しもう、そして喜ぼう。そして諦めよう。 そしてそれさえも愛せるようになろう。 自分のこと嫌いだけど、めっちゃ好

          ワイはイケナイたいよンゴ

          かしこく やさしく たくましく

          「卒アル見てたら懐かしくなって連絡した 元気?」 と同級生から久しぶりに連絡が来た。一緒に机運んでいてたまたま目に入った掲示板の張り紙にその子に似たキャラクターがいてあだ名が付いたこと iPadがサムスンでテクノロジーの割に名前が面白すぎるといって、サムスンがおもしろワードとして使われていたこと ちょっと思い出した。 雨模様の空を見ると私やんと思うくらいに元気は無いのだけれどあの時と変わらずそこら辺に咲いている花を摘み、これ味するからな〜と言って蜜を吸うし、まだリコーダーでエ

          かしこく やさしく たくましく

          lika a なめ茸

          寒いね。と言われたので甘えるな この病弱が と返したら"寒いねと話しかけると寒いねと答える人のあたたかさ"ってその本にあるじゃん...と私が読んでいた短歌集を指差して喋っていた。 私は温かさなんて差し出せない だって私はトナカイだ 角だってあるし、蹄だってあるし、青っ鼻だし そりゃ海賊にはなりたいけどさ…人間の仲間でも無いんだぞ うるせえ!!!!!!!行こう!!!!! そうして私は麦わらの一味になり、ドラム王国を出た。 春夏秋冬 暑い 寒い ダルい しんどい ねむい し

          ニャースと暮らした話

          「今日は簡単でいいニャ?何時くらいに帰ってくるニャ?」ニャースはいつも業スーで買い物をしてくれる カレーは中辛 お風呂は43度 朝起きれない時はポルカ・オ・ドルカを歌いながら起こしてくれる ニャースが事故を起こしたら10割負担で割と痛手なのでスクーターよりバスに乗っていってほしいと思っている でもニャーは早い乗り物が好きだニャと言うので本人の意思を尊重している いつも私が仕事で家に居ない時はYouTubeを見たり、お菓子を食べて寝たり、お小遣い稼ぎで散歩代行サービスに行ったり

          ニャースと暮らした話