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青春

14歳の私はまぎれもなく輝いていた。14歳で見つけた桃色のうさぎを間に受けて聴いていたけどぴんくでふわふわかわいいとは少し遠くてあずにゃんの写真を顔に貼り、自撮りをして学校から帰ってきてはゲオで借りたごちうさを見てチノちゃぁ〜んとココアちゃんの真似をして1人でブヒブヒ言ってみたり、ポケモンに出ていたモブキャラが相当えっちな事に気付き1人で黙々とだいぶえっちな絵を描いてにんまりしたり、クワガタを捕まえて話しかけていたあの頃の私は輝いていた。
あずにゃんはもう32歳だし、「あんなん人生幸せで時間ある人しか見られへん」とごちうさの悪口を言い、相変わらずpixivでポケモンのえっちな絵を見続けてクワガタと喋っている。
友達もロクに作らず引き篭もりインターネットの友達とミミズだってオケラだってアメンボだって くさくてきたないおじさんだってみんなみんな生きているんだ 残念ながら。と笑いながら1日を生きていたあの頃は絶対に美しかった。
自分は良い意味でも悪い意味でもオタクであるという自戒を持つべく着信音をハレ晴レユカイにし、静かな喫茶店に行き、着信音をハレ晴レユカイに設定している事を忘れている私はラジオを聴き、本を読み、文学少女ぶっていたところある晴れた日のこと〜♫と店中に鳴り響いたあの時の恥ずかしさをもうわたしは体験することが出来ない。
今も昔も希死念慮と戦ってはいるけれど、女子高生になればどうにかこうにかでスクールアイドルになれる物だと思っていた。大人になれば催眠音声で脳イキできると思っていた。
幾つになっても同窓会には呼ばれないであろう私はいつ同窓会が行われているかも知らないまま死んでいきたい うるせぇ!行こう!と家から引き摺り出してくれ、ルフィーをいつまでも布団の中で待っている、ワンピースを最新回まで見て解像度が高い中で下手くそな物真似をして友達に見て貰いたいのにアニメを見る気力も無い
インペルダウン編で見るのを辞めた。だからまだ私の中ではエースも死んでないし、白ヒゲも死んでいない。ずっとルフィーは刑務所にいると思ってる。
もう嫌なんだ。あの頃に戻して。でも、戻さないで。話が出来ない奴にキレたくないし、見たくもない乳を見たくない、酒雑魚だとか酒豪だとかわかんない、ごちうさに飲酒シーンなんて無かった。
安西先生、Twitter辞めたいです。
大人になるな 優しくなるな どうか痛いの痛いのとんでくな どこにも行くなずっとここにいろ 時間に解決なんてされんな

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