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見つめて

ネイルをいつもお友達が新しくピカピカにしてくれる 名前が分からない機械で私の爪をギャルにしてくれた。粉が服についていて 雪みたい と言っていたのが素敵だった。素敵な表現ねと褒めたら笑っていた
わたしは、女の子であることが悔しい。
何気ない微笑み、いい匂い、柔らかい肌。目新しく新鮮な五感で受け取る情報で脳みそがパンクしてしまいそのまま感電死してしまう男の子になりたかった。
生憎わたしは完全なる異性愛者でも同性愛者でもなく、華奢な細い腰に触れても 冷たい背中で体温を感じても 何も思えない。生を実感して怖くなる
トイプードルを抱っこしたときに骨を感じて 怖気付いてしまうあの時と同じ。生活が楽しくない理由はこういうことの積み重ねなのかもしれない
隣から甘い香水の良い匂いがして心拍数を上げてみたかった
生まれ変わって男になっても、わたしは人間など、好きではありません。と思っていそうなので遠い夢の話。自分をしっかり持って貞操や性愛に怒っていてくれ 世直そう。
でも人間になんてまた生まれてきたくはない。
素敵だなと思うこと、発言にしろ行動にしろ文章にしろ、でも、すぐ忘れてしまう。コジコジのガチャガチャを見た友人がブスサブカル女が好きなやつだ と言っていたのは素敵だった。支持している女性像がすぐ頭に浮かぶ。こう思うと何かに記しておいた方がいいのかもしれない。
今日はチワワと目が合って離してくれなかった。
8度見くらいされた。悪くない気分だった。






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