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孤独は脆い盾

あの子の絵が好きだったからタイムラインに流れてきたときに別人になったあの子だって分かっちゃった。一緒に誰も分からない物真似をして朝が来るまで笑ったこと、タバコなんて吸わない人なのに私のこと笑わせる為だけに急に玄関で吸い始めたり、あの子と話す時間面白くてずっと楽しかった、わたしが苦しくて泣いてるときも女すぎるって馬鹿にしてくれたのがあの子らしくて嬉しかったな、わたしの悪い所を、嫌と言わずに消えていったのは優しさなのかな。思い出の押し付けって自慰行為みたいで嫌だからそのアカウントをブロックした。あなたの絵がまた見れて良かった。そんなものの積み重ねで、きっとみんなわたしのことなんて何処かで見下しているんだろうと思ってしまう。そうしてみんな呆れてわたしのことなんて要らなくなる、ぐしゃぐしゃにしてゴミ箱に投げる、当たり前、みたいな顔で。
選ばれたことがある人と、ない人とでは対人関係のハードルが違うって誰かと言い合った言葉を思い出して涙が止まらなくなった。
容姿性格職業趣味嗜好、全部つまんない、要らない
嫌いだった同級生の顔を見てぜんぜんかわいくないって安心した。私は性別関係なく自分より優れている部分があると思う人のことが好き。だいすき。
生きるのが下手な私みたいな人間を見て安心できちゃうなら、それであなたが自分を保てるなら、わたしそのままでいてあげる、でも少しだけさみしい。
そんなこと思っちゃうのもきもちわるいね。
悲しんでいたら悲しい嬉しかったら嬉しい、あなたもそうであってほしいという祈りって届きますか?
自分の悪いところいちばん自分でわかっている
孤独に惹かれたら、いつの間にか取り残されていた孤独に苛まれて、孤独で死んでいく。美しいよ、
嘘ばっかりの人生で誤魔化して、本当は私の全部好きでいてって身ぐるみ剥がして笑って欲しい。でも本当の私なんてもっと最低で汚くて見せれるものじゃない、適度な開示なんて覚えたくなんてなかった。もう習慣付いてしまった。今更嫌われるのが怖いってまだ守ろうとする物があることに感心する、
どうでもいい人間に本当の名前を教えてしょうもない傷をつける、深くて、深くて痛い。ユーザーネームや、源氏名ばっかり名乗っていたら日常で出会う人にも本名を言えなくなっていった。誰にも助けてって言えないまんまやり過ごして、助けてって言えた時にはもう誰の言葉でも助からなくなっていった。AM3時。ラジオを流しながら扇風機の風を浴びて横たわっていた。最初からずっとこうだったよ、独りでいると弱い盾を装備しているみたい。そんなものすぐ壊れちゃうのにね、
素敵だと思っている人に貴様!って言われた日のこと思い出した、名前なんて呼んでくれなくていい。
分かんないなら分かんないまんまで居て。言葉だけで同情の目をしていない時のもっとそのかわいい顔見せてよ、刺激なんて要らないのにどこか退屈と感じる不健康さを持っているわたしはどうやったらこの水槽の中で上手く泳げるのかを知らない。
毎日をそうやって殺していく、返り血が付いた白いワンピース着て今年の夏は一緒に向日葵を見に行こうよ。きっと似合うよ、


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