雁屋優

文筆業/文字通訳(UDトーク)。細胞生物学専攻。2023年度北大CoSTEP修了。アル…

雁屋優

文筆業/文字通訳(UDトーク)。細胞生物学専攻。2023年度北大CoSTEP修了。アルビノ (眼皮膚白皮症)/自閉スペクトラムなど。webあかし「マイノリティの「つながらない権利」」完結、現代書館「マイノリティのハローワーク」連載中。アイコン:かなたさま

マガジン

  • 金の簾の奥より送る観測レポート

    雁屋優 サイエンスコミュニケーションを学び、実践し、ライターとして書き、趣味で小説も書く。読書も好き。アルビノ(眼皮膚白皮症)や発達障害、うつ病などと生きている。 本マガジンでは月2回、日々の生活で考えたことや仕事の状況を綴ったニュースレターを配信します。

  • 発達障害啓発週間2023

  • 多様な人材が能力を発揮できる社会を考えるインタビュー集

    「労働の選択肢を狭められたと感じている」人々の話をお聞きし、不定期に更新します。インタビュイーも募集しています。

  • 呼吸。

    書かねば生きていけない、私の呼吸。

  • アルビノのこと

    アルビノについて、語っています。

記事一覧

Twitter(X)アカウントを作り直しました。
@yu_kariya_write です。

雁屋優
4日前
1

【お知らせ】
今朝からXにログインできておりません。
連絡はsasameyuki.shimotsuki@gmail.comまでお願いいたします。

雁屋優
9日前

あの日の理想、現在の目標~2024年7月15日~

近況報告公開記事 2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中 指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ まもなく審査期間終了です。応援よ…

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雁屋優
1か月前
3

枯渇する前に刺激を~2024年6月30日~

近況報告公開記事 2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中 指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ 応援よろしくお願いします! もうま…

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雁屋優
1か月前

サーモンがあれば生きていける #呑みながら書きました

お水飲みながら、呑み書き参加、です! 紅茶淹れようと思ったんですが、何か気分が萎えて、お水の手軽さに流れました。っていうか、頭痛いのにカフェインはダメだね。 さ…

雁屋優
2か月前
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無欲とはいえないが、強欲ともいえない~2024年6月15日~

近況報告公開記事 2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中 指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ 応援よろしくお願いします! 2024…

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雁屋優
2か月前
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国際アルビニズム啓発デー 雑記

テーマのあるnoteは夜に投稿する予定なのだが、国際アルビニズム啓発デーを迎えた今日、思うところを書き記しておく。 国際アルビニズム啓発デーは国連が定めた、アルビノ…

雁屋優
2か月前
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「よくわからんなあ」と放っておく尊重の形〜2024年5月31日〜

近況報告公開記事 2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中 指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ 応援よろしくお願いします! 2024…

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雁屋優
2か月前

季節は巡り、不調の質も変わりゆく~2024年5月15日~

遅れてしまいましたが、5月前半のニュースレターをお届けします。 近況報告公開記事 2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中 指定難病とサイエンスコミュニ…

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雁屋優
3か月前
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ある夏、アルビノは「指定難病」になった

その事実に気づいたのは、もしかしたら夏ではなかったかもしれない。2015年夏、アルビノ(診断名:眼皮膚白皮症)は指定難病になった。 20歳になるかならないかの大学生の…

雁屋優
3か月前
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障害があってよかったこと〜2024年4月30日〜

障害があってよかったこと障害があってよかったことなんて、ほとんどない。どんなに社会の側が改善されても、障害がないならそれに越したことはないというのが私の偽らざ…

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雁屋優
3か月前
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絶望から私を救ったのは〜2024年4月15日〜

大変遅くなってしまい、申し訳ない。体調を崩しており、現在も療養しつつ仕事をしている。 絶望から私を救ったのはやりたいことがたくさんある。出したい企画も、書きたい…

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雁屋優
3か月前

解法から解放へ

世界自閉症啓発デーだが、いつも通りに仕事をしていた。国際アルビニズム啓発デー(毎年6月13日)でもきっとそうだろう。こういうマイノリティのための日が祝日にならないこ…

雁屋優
4か月前
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30代になる前にやっておくべきこと~2024年3月31日~

30代になる前にやっておくべきこと少し前、友人に「30代になる前にやっておくといいこと」を教えてもらった。パフェや焼肉、ラーメンを食べられなくなってくるので今食べ…

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雁屋優
4か月前
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誰かと共にいることは誰にでもはできない、才能のいることだ

私は、「理解のある彼くん」概念も嫌いだし、だからって、こう、それを叩きつつす、つくすのも何かのれなかった。理解のある彼くんにしろ、誰かが救いになるべきという考え…

雁屋優
5か月前
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どこへ行っても逃れられない~2024年3月15日~

1週間遅れての更新となり、申し訳ない。不調のため仕事以外のことがほぼできない日々だった。 どこへ行っても逃れられない花粉症に苦しんでいるさなか、こんなやり取りを…

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雁屋優
5か月前

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あの日の理想、現在の目標~2024年7月15日~

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近況報告公開記事

2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中
指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ
まもなく審査期間終了です。応援よろしくお願いします!

2024年7月8日公開
第3回 「わからない」まま模索し、進み続ける~近藤銀河さん~【前編】|マイノリティのハローワーク|現代書館
診断がつかない時期にどう過ごすかなど、進路を考えるヒントがたくさんのイ

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枯渇する前に刺激を~2024年6月30日~

枯渇する前に刺激を~2024年6月30日~


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2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中
指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ
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もうまもなく応募締切なので、気になった方はぜひ。

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サーモンがあれば生きていける #呑みながら書きました

サーモンがあれば生きていける #呑みながら書きました

お水飲みながら、呑み書き参加、です! 紅茶淹れようと思ったんですが、何か気分が萎えて、お水の手軽さに流れました。っていうか、頭痛いのにカフェインはダメだね。

さて、何を書こうか。マジで頭真っ白です。何かテンションが低いとき、聴きやすい声で喋る人の、人がやっているラジオ?、ポッドキャスト的なものを聴くのが最近のしゅあかん、習慣なので、なのだけど、これとてもおすすめ。

よく聞くラジオ、ポッドキャス

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無欲とはいえないが、強欲ともいえない~2024年6月15日~

無欲とはいえないが、強欲ともいえない~2024年6月15日~


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2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中
指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ
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2024年6月13日公開
国際アルビニズム啓発デーについて思うことをざっと書いてみた文章。アルビニズムデーに合わせたnoteは後日公開予定。

その他のお仕事

ふぇみ・ゼミ&カフェで文字通訳(UDトーク)

書籍企画準備

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国際アルビニズム啓発デー 雑記

国際アルビニズム啓発デー 雑記

テーマのあるnoteは夜に投稿する予定なのだが、国際アルビニズム啓発デーを迎えた今日、思うところを書き記しておく。

国際アルビニズム啓発デーは国連が定めた、アルビノの人への差別や迫害をなくすための日。今日、世界中で当事者たちによるアクションが行われている。

知ってもらえば、解決するか?〜啓発の効果〜何も知らないままに他人を尊重するなんて無理だ。では、知っていれば差別に加担しないのだろうか。そん

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「よくわからんなあ」と放っておく尊重の形〜2024年5月31日〜

「よくわからんなあ」と放っておく尊重の形〜2024年5月31日〜


近況報告公開記事

2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中
指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ
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2024年5月30日 Twitter(現X)で遠藤光太さんとスペース
話題は二人ともASDでありながら異なるあり方やそれぞれの事業の方向性などについて。次回はマイノリティと都市/地域、子育て世代の遠藤さんと非婚子なしの私の話、セ

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季節は巡り、不調の質も変わりゆく~2024年5月15日~

季節は巡り、不調の質も変わりゆく~2024年5月15日~

遅れてしまいましたが、5月前半のニュースレターをお届けします。

近況報告公開記事

2024年5月2日公開 note創作大賞エッセイ部門 応募中
指定難病とサイエンスコミュニケーションについてのエッセイ
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ある夏、アルビノは「指定難病」になった

ある夏、アルビノは「指定難病」になった

その事実に気づいたのは、もしかしたら夏ではなかったかもしれない。2015年夏、アルビノ(診断名:眼皮膚白皮症)は指定難病になった。

20歳になるかならないかの大学生の私は、パソコンの前で「嘘」と呟いた。事実が受け入れられなくて、ちょっと笑っていたかもしれない。それくらい現実味がなかった。

指定難病といったら一大事じゃないか。この通り私はピンピンしてるし、一人暮らしして大学にだって通っている。常

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障害があってよかったこと〜2024年4月30日〜

障害があってよかったこと〜2024年4月30日〜


障害があってよかったこと障害があってよかったことなんて、ほとんどない。どんなに社会の側が改善されても、障害がないならそれに越したことはないというのが私の偽らざる本音だ。

障害がなければできたかもしれないあらゆることを考えては、何かが燃え上がる。「障害は個性」は嫌いな言葉の一つだ。私を妨げるものなのだから、私にとっての障害物だろうが。

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絶望から私を救ったのは〜2024年4月15日〜

絶望から私を救ったのは〜2024年4月15日〜

大変遅くなってしまい、申し訳ない。体調を崩しており、現在も療養しつつ仕事をしている。

絶望から私を救ったのはやりたいことがたくさんある。出したい企画も、書きたいことも、知りたいことも、進みたい先も、ある。それなのに、私は動けなくなってしまった。謎の不調に翻弄され、ベッドに横たわる。

絶望してもおかしくない状況で、私は希望を捨てずにすんだ。それは、現代技術のおかげだ。

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解法から解放へ

解法から解放へ

世界自閉症啓発デーだが、いつも通りに仕事をしていた。国際アルビニズム啓発デー(毎年6月13日)でもきっとそうだろう。こういうマイノリティのための日が祝日にならないこと自体が、社会の現状を示している。

とはいえ、当事者やその周辺だけのお祭りの繰り返しにも私は辟易している。どうにも外側に届いている感触がない。発達障害や自閉スペクトラム症と距離の遠い人々は、公共スペースの青に少しだけ驚いて終わるだけの

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30代になる前にやっておくべきこと~2024年3月31日~

30代になる前にやっておくべきこと~2024年3月31日~


30代になる前にやっておくべきこと少し前、友人に「30代になる前にやっておくといいこと」を教えてもらった。パフェや焼肉、ラーメンを食べられなくなってくるので今食べておくといいとか、ワーホリ行けるのも30歳までだねとか、割と幅広く話した。

その帰り道。私は夜風に吹かれてこう思った。「30代になるまでにやっておくべきことって、取捨選択なんじゃないかな」と。

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誰かと共にいることは誰にでもはできない、才能のいることだ

誰かと共にいることは誰にでもはできない、才能のいることだ

私は、「理解のある彼くん」概念も嫌いだし、だからって、こう、それを叩きつつす、つくすのも何かのれなかった。理解のある彼くんにしろ、誰かが救いになるべきという考えは福祉を、あるいは公的支援を、衰退させるのに都合よく使われるからよくないと思う。

でもさ、そもそも、と思う。理解のある彼くんという概念が公的支援の縮小の都合いい言い訳になるとかやならんとかではなぬ、なぬ、なく、その前の段階でさ、人とともに

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どこへ行っても逃れられない~2024年3月15日~

どこへ行っても逃れられない~2024年3月15日~

1週間遅れての更新となり、申し訳ない。不調のため仕事以外のことがほぼできない日々だった。

どこへ行っても逃れられない花粉症に苦しんでいるさなか、こんなやり取りをした。

「花粉症のない場所に行きたい」
「でも、植物のあるところならそこの花粉症に新たにかかることもあるんだって」
「救いがない……!」

本当に見事なまでに救いはない。植物の花粉から逃れようと思ったら。極地を目指すしかない。それはそれ

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