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逆に私は甘酒に何をしてあげられるんだい?

最近、甘酒を朝食として摂っている。
レンジで1分ほど温めただけではあるがよく熱が回り、人肌程度の温もりとこっくりまったりとしつつも喉越しの良い甘さに癒されるのが日課である。酒粕ではなく米麹の甘酒を愛飲しているが、麹の香りとお米の粒感を味わうたびに「あ〜なんて、素晴らしい飲み物だろう…」と幸せになる。

そもそも朝ごはんに甘酒を飲み始めたのは年末年始で爆増した体重を気にしての結果だった。
もともと胃袋のキャパがものすごく広く胃腸が鋼の如く強靭なのをいいことに元気に3食満腹に平らげていたところ、この地球における存在感を拡張してしまった。みんなの青い地球を我が物にし尽くしてしまう前に手を打たねばならぬ…とせめて朝ごはんを軽めにすることを決意したとき、ちょうど新潟みやげで甘酒を買っていたのでこれ幸いと飲み始めたのだった。

(ちなみに新潟では日本酒をたくさん買って帰ったのですが、いろいろいただいた中で上善如水(新米)と吉乃川の梅酒が本当に本当に美味しかったのでオススメさせてくださいませ。ボトルも麗し)

話を甘酒に戻すと、いざ飲んでみた甘酒はマリメッコのラテマグ一杯で丁度いい満足感があり、つい昼夜を食べすぎる私でもなんとかバランスを整えることができたのだった。これはかなり…イケるぞ!と踏んだので継続を決意してからはや一月ほど朝はずっと甘酒である。

最近はかねこみそさんの甘酒をずっと飲んでいる。

続けやすい値段というのが一番最初の理由だったのだが、要冷蔵の甘酒をペットボトルで横に冷蔵庫に入れられる(我が家の狭小冷蔵庫においてこれはかなりデカい)、ラベルがめちゃくちゃはがしやすくて分別が楽、どんなスーパーにも置いてある…と、暮らしを共にする上でかゆいところに手が届しまくるし、かゆいところに手が届くということはかゆいところを研究し尽くしてくださった結果なのだと思う。かねこみそさん、ありがとうございます。おかげさまでどこもかゆくない。

何より味がしっかり甘くて美味しい!いろんなメーカーさんの甘酒を津々浦々飲んできたけど、その中でもかなり好みの味、そして粒々感だ。
もう最近は狙い撃ちで数ある甘酒の中からこれを選んでいる。多分かねこみそさんが甘酒を作り続けてくださる限り買い続けると思う。

実のところ甘酒生活は私の体質にすごく合っていた。体重の増加も落ち着いてきたし、お通じにも良いし、肌の乾燥や荒れを起こすことはほぼ無くなった。あと大きいところでいくと、朝食は甘酒だけにもかかわらずその後家中を掃除してジムで走ってもずっと元気だった。極端な話これがお茶とか水とかだと私の場合そうはいかないので、甘酒、お前だったか…となっている。

甘酒との付き合いは実は長い。
最初に継続して飲み始めたのはまだ今よりずっと若い頃だった。当時アイドルだった現音楽プロデューサーの美月リカさんが甘酒を愛飲して胃痛と戦っていたのだ。

その時ちょうど肌荒れと過重なスケジュールに悩んでいた私は大好きな美月さんの影響で甘酒を取り入れることにした。といっても当時はあまり馴染みのない飲み物だったので意を決してという感じで、毎日寝る前に甘酒を飲んだ。

そして全てを乗り越えたあと振り返ったとき、体調も崩さず肌荒れも起こさず心身健やかなのであった。甘酒パワーだったのかは定かでないが嬉しくて、美月さんにライブ会場で甘酒飲んでました!ありがとうございました!と伝えたこともあった。懐かしい…

それ以外好きでも嫌いでもなかった甘酒は好物になり、頼れるおくすり的な感じで調子の悪い時にセルフ処方していたのだけど、このたびひとつの日常になってからは改めてすこぶる調子がいい。

甘酒すごい。
私が甘酒にしてあげられることなんて何もないのに…せめて元気で健康に働いて買い続けることにしようと思う…それもまたひとつの、愛…。

甘酒(特にかねこみそさんのやつ)、大好き。

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