きらそね(高埜夕)

作家を目指してがんばってましたがガス欠 おもいつくまま気の向くままの雑多モードとつにゅ…

きらそね(高埜夕)

作家を目指してがんばってましたがガス欠 おもいつくまま気の向くままの雑多モードとつにゅう あーそびーましょ

マガジン

  • 【完結】トガノイバラ #1~#93

    【和風味吸血鬼的現代ファンタジー】 伊明と琉里は高校2年生の双子の兄妹。 変な父に振り回されつつも普通の生活を送っていた。 そんなある夜、とつぜん琉里に異変が起こる。 廻りはじめる運命の歯車。 自分たちの出生の秘密、父の過去に戸惑いながらも、伊明は『日常』を取りもどすために奮闘するが――。

  • 【完結】未来を紡ぐひみつきち #1~#7

    *邑長を継ぎたくないわがままリディオの成長記* 森にすむ四ツの異種族間の交流や格差を描いたファンタジーです。 翼をもつ黒烏(スマル)族の嗣子―リディオが異種の子たちとの友情を知り、森の王者と呼ばれる兇暴な灰狼(イーニィ)族との格差を知り、双子の弟との絆を深めながら成長していく物語。

  • 【完結】きぐるみのはな #1~#4

    はなは、『はな』という自分の名前がきらいだった。けれど、『はな』という着ぐるみを着ていれば、なにもかもがうまくいくような気がしていた。 うまく自分を出せない『はな』のちいさな恋のものがたりです。 ※中盤あたりから間接的な表現を使った性描写が入りますので、苦手な方は閲覧をお控えいただければと思います。

  • 掌・短編集【高埜 夕】

    1記事のみの掌編・短編を集めたマガジンです。 雰囲気を知りたい方は、まずはこちらからご覧いただければと思います。 スキの多い順に並べてありますので、ご参考までに。 TOP記事には作品情報を掲載しております。

  • 【完結】ゆめゆめ、きらり #1~#7

    夢のなかのお話、ファンシーな短編。 うつくしい川のほとりに立っていたみかこは、二本足で歩く兄弟ネコや蓮の花で泣いている少女、さびしげな青年、おこりっぽい少年と出会い、話をして――。

最近の記事

すみません創作エンジン掛かったのでnoteお休みモードはいってます。またガス欠したら気ままな更新はじめます。 🙏💦💦

    • 【感想文】三谷幸喜さんまつり Day.2~笑の大学~

      いきなり余談ぶちこみますが 前回の記事 好きの熱量がはげしすぎて あらためて読み直したら支離滅裂すぎて笑いました 整理して修正しました 内容変わらないので読み直さなくても大丈夫 さて 笑の大学でございます 最高におもしろいし 泣ける 稲垣吾郎さんと役所広司さんのW主演です っていうか ほぼほぼ二人しか出てこない密室劇です 舞台感が強いけど 映像だからこそのおもしろさもすごくある これまた三谷ワールド全開です 愛嬌と哀愁 ざっくりストーリーを言いますと 昭和

      • 【感想文】三谷幸喜さんまつり Day.1~12人の優しい日本人~

        (2022.05.25  修正) 日曜見れなかったので 昨日見ました 鎌倉殿の13人 帰ってきた義経 そもそも三谷幸喜さんが好きなので noteで触れるのも今回が初めてなので 記事わけます 今週は三谷まつりじゃぃ . さて 三谷幸喜さん 学生のころから大好きで もうほんと すべてがわたし好みといいますか 哀愁と愛嬌のにじむおじさんを書かせたら 右に出るものはいないといいますか ゆえのコミカルさといいますか なのにエグさもあったりして だからこそ泣けるところ

        • 【星粒のなみだ】つみ に ばつ

          物語の数だけ ひとがいて 価値観とかいろいろあって それが小説のおもしろいところだと おもいます  鳩に生まれればよかったのに、と里紗は思った。  生まれ変わりの話がある。  うまれたばかりのたましいは、小さな生き物から始まって、やがて人になれるのだと――なにかで読んだか、誰かから聞いたか、定かではないけれど、もしかしたら記憶違いをしているのかもしれないけれど、とにかく里紗はそんな話を知っている。  まるで人に生まれることが幸せであるかのような。  そんなわけは

        すみません創作エンジン掛かったのでnoteお休みモードはいってます。またガス欠したら気ままな更新はじめます。 🙏💦💦

        マガジン

        • 【完結】トガノイバラ #1~#93
          94本
        • 【完結】未来を紡ぐひみつきち #1~#7
          7本
          ¥100
        • 【完結】きぐるみのはな #1~#4
          4本
        • 掌・短編集【高埜 夕】
          10本
        • 【完結】ゆめゆめ、きらり #1~#7
          7本
        • 【完結】奈落のほたる #1~#30
          30本

        記事

          福岡旅にイテキタヨ Day.3

          FUKUOKA旅 みっかめ 帰る日 の ぶれっくふぁーすと ほうじ茶ティラミス(てまえ) 抹茶ティラミス(おく) 朝から濃厚すいーつ いただきました すべてにおいて しゃれとんしゃあ な こちらのお店で ほうじ茶ティラミス うますぎてびっくりしました 薫風 喉より来たり って感じで ほんとに ほうじちゃの香りがすごかった 抹茶ティラミスもおいしかったんだけど おまっちゃは わらびもちのほうが相性よい感 個人の感想です おなかがふくれたところで

          福岡旅にイテキタヨ Day.3

          【映画/ホラー】Brahms:The BoyⅡ

          (※旅の途中ですが映画観てたのしかったので臨時で映画のお話します※) 邦題は「ザ・ボーイ~残虐人形遊戯~」なんだけど わたしは原題のほうが好みだったので 記事タイトルはブラームスのほうで ホラーは嫌いじゃないけど 苦手なんですわたし とくにグロ描写が多かったり 残酷な描写が多かったりすると見れない これも 副題に残虐なんて入ってたので かなり警戒して見始めたんですが 心配していた要素もなく どちらかというと 問題を抱えた家族ドラマに 人形ホラーをプラスしましたって

          【映画/ホラー】Brahms:The BoyⅡ

          福岡旅にイテキタヨ Day.2

          2泊3日のFUKUOKA旅 ふつかめ 宗像市をめぐる旅 ~宗像大社から大島へ~ 名前はよく聞く宗像 ゴリパラでもしょっちゅう行ってるムナカタ OH.. 愛しのMUNAKATA ほんとは DVD vol.2の福岡旅でみんなが行ってた 『海彦さん』に お邪魔したかったんですが 時間的にむりでした そんかわり 途中で入った純喫茶的なカフェで とんでもない迫力の 『あまおうパフェ』をいただきました お母ちゃんが「どうしてもあまおうスイーツが食べたい」とゆっていたので

          福岡旅にイテキタヨ Day.2

          福岡旅にイテキタヨ Day.1

          4/28~5/1に行ってきましたのFUKUOKAに じつは2回目 初めて行ったのは10年くらい前なんだけど いとこの結婚式にお呼ばれしてね ほぼ弾丸で 行って帰ってきただけだったから 観光とかもぜんぜんできなくてね っていうか 博多駅の都会さかげんにびっくりした記憶しかない 当時はゴリパラも知らなかったから なおさら あ わたしの愛する 福岡の旅?番組です 『ゴリパラ見聞録』 毎回腹かかえて笑うので よかったら見てね はっときます 1日めはほとんどゴリ

          福岡旅にイテキタヨ Day.1

          愛され続けた芸人さんの

          ショックね ショックよ ほんとにね、いまだにね あのね 先日ある情報番組で 彼と近いというか仲のいいというか 芸人さんとかタレントさんたちが コメンテーターとして並んでたんです そうでない方もいたんですけど 司会の方も長い付き合いのある方で そのなかに若い女の子がひとりいてね 彼女は一緒にお仕事したことがあるかどうかわからないけど どちらかというと「テレビで見ていた」側の方だと思うんです でね コメント振られたときに声を詰まらせて泣いちゃったの わかるよ、自分

          愛され続けた芸人さんの

          誰だよって感じなのに読んでくれたりご挨拶のスキしてくれた方々ありがとう ちょっと(けっこう)うれしかったのでありがとうの呟きとかわいい狛犬おいておきます

          誰だよって感じなのに読んでくれたりご挨拶のスキしてくれた方々ありがとう ちょっと(けっこう)うれしかったのでありがとうの呟きとかわいい狛犬おいておきます

          【徒然】ご無沙汰しております

          みなさまこんにちはぁ ご無沙汰していまぁす 高埜 でぇぇぇぇぇぇす ごきげんうるわしゅう note活動をしばらくお休みしていました 活動といっても過去作をひたすらUPし続けていただけなのですが あ、新作も1コあったかな、うん、 はい スキのお返しとかフォローお返ししたりとか まったくしてなくて本当にすみません それどころじゃなかったのよぉぉおおおぉぉぉおお!!!!!! スランプ地獄です 終わりの見えない、光のない、歩けども歩けども道のない とんでもねぇスランプ地

          【徒然】ご無沙汰しております

          『トガノイバラ』 -4.悲哀の飛沫 ➁/終章

          4.悲哀の飛沫 #4 沁みた狂気  地下室を出た伊生は、御影との約束を果たすためにまず卦伊の部屋に行った。卦伊の、というより代々当主が使用している部屋である。  近年の狩りの記録は当主の部屋に、過去の記録は蔵に保管されている。  蔵には他にも昔の系譜や、国に提出した昨年以前の書類の写しなど、御木崎家の重要書類がすべて揃っている。  当主の許可なく出入りができないように厳重に施錠されており、その鍵の管理もやはり当主が行っている。  しかし卦伊は部屋にはおらず、目的のもの

          『トガノイバラ』 -4.悲哀の飛沫 ➁/終章

          『トガノイバラ』 -4.悲哀の飛沫 ①

          4.悲哀の飛沫#1 親と子  客間で伊生と話したあと、卦伊《けい》は自室に閉じこもり、古く分厚い手書きの綴じ本を文机の上にひらいて、ひとり思索をめぐらせていた。  その書物は、数ある分家をふくむ御木崎家の家系図である。  三世代につき一冊が基本であり、現在は、先代の伊亮を始めとし、卦伊や伊生が間に入り、伊明や識伊の名が連なっている。  最初の見開き一ページが宗家のものであり、後ろへいくほど自分たちにとっては遠縁―― 一族のなかでも血の薄い『末端』との蔑称をもつ分家となる

          『トガノイバラ』 -4.悲哀の飛沫 ①

          『トガノイバラ』 -3.異端者たち

          3.異端者たち #1 『変わらない』  あくる日の、月曜日。  前夜の大騒動からくる身体的な痛みと、父の心ない一言による精神的ダメージ――怒りのあとに残ったのは、むなしさだった――から、伊明は学校をさぼった。  着替えもせず、顔も洗わず、もちろん食事なんてとる気にもなれず、朝からたびたび鳴る自宅の電話もすべて無視して家でひたすらのたくたしていた。  昼を少し過ぎたころのことである。  ――ぴんぽーん。  インターフォンが鳴らされた。  伊明は居留守を決めこんだ

          『トガノイバラ』 -3.異端者たち

          『トガノイバラ』 -2.神の矢

          2.神の矢 #1 閉ざされた過去  日曜日、午後三時。  伊明は隣県――S県の浮谷橋のホームに降り立った。  私鉄ローカル線の駅である。  駅舎は小さいながらも二階建てで、ホームから階段をのぼって改札を出、階段を降りて町へ出るという造りになっている。出口は東口と西口に分かれており、まっすぐ地上に伸びる線路がエリアを東西に分断している。  改札口へ続く階段をのぼりながら、伊明はスマホのメモをひらいた。 『うきやばし 西口 バスターミナル』  端的な走り書きは、『彼

          『トガノイバラ』 -2.神の矢

          『トガノイバラ』 -序章 / 1.血の目醒め

          序章 還る  ――手遅れだった。なにもかもが。  そもそも間に合うはずもなかったのだ。  その報せは友人を経由し、家人を経由し――迂回を重ねてようやく彼のもとへ届いたのだから。命の灯など、その間に簡単に、呆気なく消えてしまう。  間に合うはずもない。  わかっていた。わかっていた、けれど。  居ても立ってもいられなかった。  彼は握り締めていた受話器を放りだし、平生の彼からは想像もできぬような慌しさで家を飛び出した。  家人の制止を振りきり、転がるように車に乗りこみ

          『トガノイバラ』 -序章 / 1.血の目醒め