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【完結】ゆめゆめ、きらり #1~#7

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夢のなかのお話、ファンシーな短編。 うつくしい川のほとりに立っていたみかこは、二本足で歩く兄弟ネコや蓮の花で泣いている少女、さびしげな青年、おこりっぽい少年と出会い、話をして――。
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ゆめゆめ、きらり #1

 気がつくと、みかこは川のほとりに立っていた。  広くもなく、狭くもなく、深そうであって…

ゆめゆめ、きらり #2

前ページへ  川岸の草むらは、いつしかしめっぽい土に変わっていた。  それに気づいたとき…

ゆめゆめ、きらり #3

#1へ    前ページへ  みかこたちは、また歩きだした。それまで進んでいた道なき道をはずれ…

ゆめゆめ、きらり #4

#1へ    前ページへ  青年の小屋をあとにしたみかこたちは、道なき道へと戻っていた。  …

ゆめゆめ、きらり #5

#1へ    前ページへ  すこしずつ、もやもやした視界のなかに緑が戻ってきて、薫りが強くな…

ゆめゆめ、きらり #6

#1へ    前ページへ 「ごめんなさい。邪魔をするつもりじゃなかったんだけど」  みかこが…

ゆめゆめ、きらり #7【最終話】

#1へ   前ページへ  空は一向、暮れなかった。景色も一向、変わらなかった。  ずいぶん歩いたように思うけれど、いったいどのくらい進んでいるのか、みかこにはてんで見当もつかない。ただ、三か所も寄り道をしてしまったわけだから、かなり遅れているのだろうことは、みかこにも察しがついた。 「ごめんね。もっと早くつくはずだったのに」  みつまりをころころ転がしていた少女が、顔を上げた。首をふって微笑む。 「いいの。さみしいひとも、つまらないひとも、ほうっておけないもの。おな