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与太郎の奏でる音楽

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noteを始めて150日連続投稿を超えたので、タイトルをつけて心機一転、のつもり。日記というよりも生活記録です。 ちなみにヘッダー画像は打ち上げ花火の写真を撮ろうとして盛大に失… もっと読む
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2021年1月の記事一覧

「見る」と「得る」

「見る」と「得る」

 『ブックショートアワード』で月間賞をいただいた『四諸茶々村拾遺』に同賞受賞者の方々からうれしいコメントをいただいた。

 楽しんでもらえたならよかった。細かな部分にも気付いてくださっていてうれしいな。

🧋

 ずっと気になっていた『ミス・アメリカーナ』と『RBG 最強の85歳』を見る。
 テイラー・スウィフトもルース・ベイダー・ギンズバーグも戦いの人だ。
 二人とも言葉がしっかり届けられる人

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念願の『吹けよ春風』

念願の『吹けよ春風』

 先日日記に書いた、『Cardomon Holic』のカレー屋さんに行った。
 看板にでかでかと『カルダモンの一撃』と書かれていた。

 辛さはそこまででもないが、スパイスがしっかり効いたカレーで、じんわりと汗をかいた。
 そして何よりカルダモン。カルダモンの実がそのまま入っており、噛み当てると香りが一気に広がる。
 これはすごい一撃だった。お店でカレーを食べたのは久しぶりだ。
 良い刺激をいただ

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まるね

まるね

 ここ数年、死にまつわる言葉をSNSに書く時「○ね」と書かれていることがある。直接的な1文字を入れるとアカウントを停止させられたり特定されたりマズイことがあるからなのかな。だけどそれでも言いたいから○を打つ。○で察してもらいたい。刺々しい言葉を○でくるむ。ちなみに読み方は「まるね」。

⭕️

 ○ねはどうしたって死を想起させる言葉になってしまう。直接的な単語を隠しても対象に向けられた刺々しい感情

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果たしてゾンビは出てくるのか、来ないのか

果たしてゾンビは出てくるのか、来ないのか

 昨日、唐突に『ライフスタイル・オブ・ザ・デッド』という小説を発表した。

 自粛中の学校生活、というか友人関係ってどんな感じになってしまうのだろうかと考え、こんな話を書いてみた。
 WebZINE『吹けよ春風』再開について思い悩んでいる時に、何もしないのももどかしくて書き始めた。
 載せ方も決めていなかったし、投げ銭式にするのも公開直前に思い立った。
 ひとまず今の私にできることは書くことだと思

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もしかしたら、この6万人の中に

もしかしたら、この6万人の中に

 いまだ終息の目処が立たない新型コロナウイルス。
 何回、いや何十回この文言を見てきただろうか。
 2020年は、前座開口一番から泣きながら落語をやり始め、その後出てくる二つ目、真打もみんな悲しい顔で滑稽噺をやるような、そんな1年だった。
 こんな状況を笑うつもりの冗談なのに笑えない。
 こんな状況を笑いたいのに冗談にすらならない。
 もうこの演芸場を出たいのに、トリが出てこないどころか仲入りにす

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2020年の挑戦

2020年の挑戦

ウルトラQ第19話のタイトルは『2020年の挑戦』。
有名な敵、ケムール人が出てくる回だ。

昨年はことあるごとにこのタイトルが頭に浮かんだ。
内容は全然違うけど、2020年が人類に対して何か挑んできているような、そんな感じがした。

ウルトラQにはウルトラマンのようなヒーローは出てこない。地底や宇宙から降りかかる理不尽に対して人類だけで対処していく。

現実の2020年にもどうにもならない理不尽

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