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介護士note

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介護士リーダーとしてリーダーシップやマネジメントの仮説&検証を繰り返してチームを強くする方法を書いています。
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#特養

17年前の私へ

17年前の私へ

この記事は2分で読めます。
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22歳で介護の世界に入り17年が経ちました。

今でも忘れないあの場面。

社会人として初めての勤め先が特別養護老人ホーム(定員100名)でした。

とある昼食の時。

おばあちゃんが「トイレに行きたいんだけど」とぽつり。

私「わかりました。トイレに行こう」と車いすを押そうとした時だった。

先輩「今はご飯の時間だから。トイレは後ね」

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兵站は怠らないようにしたいよね

兵站は怠らないようにしたいよね

兵站(へいたん)とは

僕の解釈は「最前線にいるチームに物資や力を送り込むこと」です。

最前線で戦っているのに食糧がなくなれば続かなくなってしまいます。
負け戦となってしまいます。

兵站の考えは仕事にも応用できます。

ユニットリーダーAさんは悩んでいます。
リーダーとしてみんなをまとめないといけないと思っています。
ただ、みんなは良い意味で自分達だけで解決する力があります。
リーダーは悩みま

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構想は崩れたけど

構想は崩れたけど

令和4年度の組織図はこれでいこうと意気揚々と新年度がスタートしました。

▼組織図についてはこちら

新年度始まってすぐに、ユニットリーダーAさんから「精神的にきつく、リーダーを続けれません」と相談がありました。

本音は「えーーー!昨年度の結構途中から次年度の組織図はこうがいいよねーって相談しながら進めていったやーん!その時に言ってよー(涙)」です。

ツッコミたいことはよーく分かります。
「ち

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ツバメとの攻防戦

ツバメとの攻防戦

老人ホームのベランダにツバメが巣を作ろうとしに来たので、それを防ごうとする職員さんとの戦いの結果をお届けしたいと思います。

▼結果は…

写真の通り、「ツバメの勝利」でした。
写真は巣の中をパシャリしたものです。 #写真撮ろうと近づくとツバメに体当たりされたよ

2週間前からツバメがベランダによく来るようになりました。
職員Aさんは「これは巣を作るな」と思いCDやキラキラした材質のものやビニール

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ご機嫌は自分で取る

ご機嫌は自分で取る

人間関係で悩むことありますよね。
「人間関係で何にも問題がない」なんてことは1秒もありません。

相手の機嫌の回復を待っているより、自分で機嫌をコントロールできるようになるほうが良いです。
だって人は変えれないから。

他人同士のイザコザの間に入ることもあれば、我が身がイザコザの渦中にいることあります。

自分の気持ちが楽なのは前者で、渦中にいる時は心がブルブル揺さぶられます。

議論をした結果、

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プレイヤーからマネージャーへ

キングコング西野亮廣さんのVoicyから考えてみました。

Voicyの内容をまとめると

プレイヤーのままだと大きな仕事はできない

年齢を重ねるにつれて体力は落ちてくる

プレイヤー(介護士)からマネージャー(リーダー、主任、管理者、施設長)にシフトチェンジは絶対に必要だなと17年前(25歳の時)から考えてました。

その時(25歳)になぜそのように考えたかといいますと

腰痛があったから

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気持ち良く働くために

気持ち良く働くために

女性職員さんが妊娠しました。
望んでの妊娠です。

おめでたいですよね。

女性職員さんは正職員で早番から夜勤まで全ての勤務をしていました。

これからは母体のことを考え移乗などのケアはやらないようにしていきます。
起床ケアや就寝ケア、入浴ケアはメインでは関わらないようにします。
これは施設としての取り決めとしています。

介護現場としてはその他の職員の「負担が増える」形になります。
余分な人員を

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同じ山に登る人を見つける

同じ山に登る人を見つける

頭の中のモヤモヤをメモするみたいに書くと思うので、読みにくいかもしれません。ごめんなさい!

同じ山というのは、「こんな施設にしたい」という同じような想いのことです。

同じ想いの人が集まるようにできれば「こんな介護をしたい」とやりたいことが前に進みやすくなります。

理想はそうですが、なかなか難しいですよね。
「2:6:2の原則」もあるし。

所属する会社は22の事業(所)をしています(細かく区

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介護士リーダーのインセンティブはこれだ!

介護士リーダーのインセンティブはこれだ!

今回の結論は「給与(お金)ではなく、知識(資産)だ!」です。
▼音声で聞きたい方はこちら

いやいやお金でしょ!と思う方は読まない方がいいです。
貴重な時間を他に回してくださいね。

今日の話はよしよしが考えるインセンティブ(動機付け)です。
「それは違うな」と思う方もいると思います。

理由はよしよしの『ストレングス・ファインダー』が関係しているのだと思います。
▼ストレングス・ファインダーはこ

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人事異動発表ありました

人事異動発表ありました

このタイトルだと、僕自身が異動になったと思ったかもしれませんが、異動していません(笑)

所属する会社には年に2回(4月、10月)人事異動があります。
所属する老人ホームでは、丸4年経ったのでそろそろ異動するのかなと思ってました。 #1年で異動する人いれば8年異動しない人いるよ

所属する老人ホームからは1人異動となりました。20代の女性スタッフ(Aさん)です。

僕の率直な感想は「痛いな」でした

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「形」から入る

「形」から入る

「形」とは「組織図」のことです。

「うちの施設にも組織図ってあるけど壁に貼られたままホコリかぶってる」
という施設もあるかなと思います。

▼所属施設の組織図はこちら(令和4年度バージョン)

組織図があるメリットは2つ
①責任と権限がわかる
②僕の頭の中が整理できる

▼責任と権限がわかる

例えば、「入居者Aさんの嚥下(飲み込む力)が悪くなってきたので食事形態を変えたい」とあった場合どのよう

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「スゴい!行動経済学」を介護現場に活かしてみよう~第1回~

「スゴい!行動経済学」を介護現場に活かしてみよう~第1回~

Twitterの鍵垢仲間のたかてぃーが紹介していたので読んでみました。 #気になったらすぐにポチッとしてしまう病に罹っています   #誰か助けて

インプット(読書)したことをアウトプット(note)することでより自分の中にモノにしていくためにつらつらと書いていこうと思いまーーーす。 #You Tuber風

第1回は【ナッジ】について

ナッジとは、強制や命令をすることなく、暗に良い行動を示すとい

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「スゴい!行動経済学」を介護現場に活かしてみよう~第2回~

「スゴい!行動経済学」を介護現場に活かしてみよう~第2回~



第1回から時間が経ってしまいました。ボケーッとしていたわけではありませんよ。
勤め先の会社で入居者さん、職員の新型コロナワクチン接種が始まりました。
6月2日時点で入居者さん、職員合わせて約700名が第1回目のワクチン接種を終えました。
所属している施設で行うワクチン接種の段取りに走り回っていました。ワクチン接種に同意したけどやっぱり止める。体調不良で入院した。などなどなどまぁ色んなことがあり

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「スゴい!行動経済学」を介護現場に活かしてみる~第3回~

「スゴい!行動経済学」を介護現場に活かしてみる~第3回~



最近は午前中にアウトプット作業を、午後にインプット作業をしてみるとどんな効果が現れるのか?を勝手に実験している最中です。 #どうでもいいだろ

今回は【現状維持バイアス】について介護現場に活かせそうなことを考えてみます。もしあなたの仕事やプライベートに役に立つことができると幸いです。

【現状維持バイアス】とは、人間はなるべくならば、未知なものや未体験のものを受け入れず、現状のままでいたいと思

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