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閑話休題

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どうでもいい話
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人生の主人公にはならないほうがいい

人生の主人公にはならないほうがいい

「君の人生の主人公は君しかいない!」って言うじゃないですか。

その通り!って思いたい自分と、ほんとに?って思う自分がどっちもいるんです。今も昔も。どうしたってモブにならなきゃ生きていけない場面はあるし、脇役に甘んじる自分を呪ったりもしてきました。可愛い子ランキングから逃げて変人キャラに走った中学時代も。掃除の時間、明るい子たちが談笑するなか黙ってゴミ捨てに行った高校時代も。
だけど、脇役として流

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かわいい食べ物第1位「コロッケ」

かわいい食べ物第1位「コロッケ」

おはようございます。朝っぱらからすみません。飯テロをします。

最近、コロッケが気になる。コンビニのレジ横でフライドチキンとホットドックが幅を利かせる中、こじんまり隅っこにいる1個60円のやつ。他とさして変わらないきつね色に、あまりにシンプルな丸形。ホットスナックコーナー内の同調圧力に屈しまくったような、主張も野心もないビジュアル。隣の唐揚げやらチキンやらが目まぐるしくリニューアルしても、変わろ

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エロい食べ物第一位「ささみ生ワサビ」

エロい食べ物第一位「ささみ生ワサビ」

暫定ぶっちぎり一位。Amyです。そろそろ外食も解禁のころでしょうか。

私の自粛明け一発目の外食は、恋人とちょっといいお店で焼き鳥でした。そこで、ももとか皮とかのメジャーどころ、名物のトマト串やもち串を一通りいったところで恋人が頼んだのが、ささみ生ワサビ。今日はその大変な色気について。

ささみ生ワサビの第一印象は「おっさんの食べ物」。他の串みたいにジュージュー音を立てるでもなく、焦げ目とタレで食

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三文の徳より二度寝の旨み

三文の徳より二度寝の旨み

二度寝は睡眠の最高の旨みだって、三島由紀夫も言ってます。

ハイデガーを勉強している友達が言いました。死を意識して、有意義に時間を過ごさなきゃって。間違いねえ。

でも、思う。有意義なことばかりしてたら限りなく死に近づいていくんじゃないかと。暇がないほど「有意義なこと」で埋め尽くされた人生を、私は生きたくない。そもそも、今の時代に「有意義なこと」ってなんなのか。勉強?勤労?三食の飯?どれも近代のシ

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ノーパンとありパン、どっちが変態なのか?

ノーパンとありパン、どっちが変態なのか?

『カルテット』の家森さんを見てて考えたこと。

パンツは局部を守るためのものだって書いたことあったんですけど、訂正します。
パンツって、脱ぐためにあるらしいです。(諸説ありそう)

以下、去年の冬に受けた授業で聞いた話。
文化人類学者たちによると、パンツは文化圏に関係なく人間の「掟」のようにあるもので、「脱ぐ」というタブーを侵すために「着る」ものなんだと。中には隠す気も守る気もない形状のものも多く

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「どこの沼にハマってるんですか?」

「どこの沼にハマってるんですか?」

そう、人生は沼だらけ。

初対面の人との最初の挨拶、これがいいと思う。好きな食べ物とか好きな動物とか聞いても「へ―」としか言えないし。人間、自分のハマってる沼の話してるときが一番本性出ると思う。あと、関係性を作るにあたってこれほど有効な質問はないと思うの。

「はじめまして。お名前は?」
「どこの沼ハマってるんですか?」
「だいたい何年くらい?」
「どこらへんが沼ですか?」
「初心者向けはどれです

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どこまで行っても宇多田ヒカルには追いつけない

どこまで行っても宇多田ヒカルには追いつけない

宇多田ヒカルが好き。ずっと片想いしている。

好きになったのは高2の冬、インフルエンザにかかったとき。一日目に熱は下がってしまって、でも勉強するほどの気力はないから布団でずっとYoutubeを見ていた。椎名林檎を再生していたときにおすすめに出てきたのが、デビューシングルの「Automatic」。
衝撃的だった。あまりにもエロティックでかっこよくて。これが、私が生まれる前の15歳の女の子が書いた曲だ

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恋になる前の有識者会議

恋になる前の有識者会議

好きな人ができちゃいそうなとき、元恋人を集めて会議をしたくなる。

恋愛中って自分のこと一番客観視できないから、恋愛が始まっちゃう前に有識者に意見を仰ぎたい。恋愛中のわたし、「彼女」としてのわたしがどう見えるのか忖度なしで教えてほしい。冷静な目で見てほしいから、ほとぼりが冷めたころ、別れて1年以上経った相手限定で。可愛かったところ、キモかったところ、優しかったところ、許せなかったところ、洗いざらい

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水色のカモミールティー

水色のカモミールティー

水色のお茶があるなんて知らなかった。
眠れるように祈りを込めて、深夜1時にカモミールとドライアップルのお茶を淹れた。カエルのマグカップの中でしゃっきりした水色が膨らむから、逆に目が醒めてしまった。

寝る前にあったかい飲み物を飲むことにしている。お風呂から出て体があったかいうち、眠れそうなときに眠らなかった埋め合わせとして。無駄に起きてしまったことを身体に詫びるために。明日もちゃんと起きて、生きる

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ツインテールの限界に挑戦したい

ツインテールの限界に挑戦したい

こんばんは。誕生日の次の日って疲れますね。お姫さまから一般庶民に一気に引き戻されるし、歳まで増えてる。重たい日です。

22歳だからってわけじゃないけど、ツインテールの話をしようと思います。

1年くらい前の日記に「ツインテールの限界に挑戦したい」って書いてあったのを思い出しました。大人は自由が増えるっていうけど、大人になるほど挑戦できなくなることも確実にあるなあって。

最初にツインテールの限界

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