yoshiko komoto

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The Mind tree by Tito Rajarshi Mukhopadhyay

The voice of silence これを何度かに渡って興味深い所だけとないですが訳しました。スパルタ式の母親には、全ては賛成しかねますが、教え方や諦めない強靭な心は学ぶ所多いです。 マインドツリー、Tito 作重度自閉児、発語無し、回転や走り回り、脱走もしたインドの強度行動障害児が、母親の諦めないスパルタ教育で8歳から11歳の頃文章を書き、アメリカに渡った。その本をもう一度読み返しているので、これから少しずつまとめてツイします。 回想録で自分と周囲を第三者のよう

    • 発語無しについて

      発語無しについて 重度自閉の人で発語無しの人も考えているし、コミュニケーション能力はあります。ただ表出の仕方が分からず、クレーンやジェスチャーや絵記号で人に知らせる事ができます。 「自閉症の僕が跳びはねる理由~会話のできない中学生がつづる内なる心~」は 東田直樹による本が内心の声→ として有名です。私が興味深く読んだのは「マインドツリー」というインドの重度自閉症発語無し児が、6歳の時に母親にアルファベッド文字を教えてもらい、文字で文章を書くようになった本です。12歳で渡米しそ

      • 昭和の遊び

        昭和の遊び坊主めくり、イモ虫作りに続いて手袋人形作りを紹介。学校往復時に作っては友達と人形劇遊びした思い出。 片方を裏返し、中指と薬指で裏返した手袋の真ん中を結ぶ。反対側を頭に見たてた部分にひっくり返して被せるだけ。親指はポケットにする。 Vサインにした指で人形劇して遊んでね。  裏返して頭にする手袋の指を二本切って足にします。足をつけて綿を入れて縫い付けるとれつきとした人形になります。 孫と犬連れて公園へ。どんぐりの木の下で沢山のヘタを見つけて持って帰りました。昭和

        • スウェーデンの刑事事件、あわや捕まる)))

          事件事件?スワッ大捕物!キッチンから外見てたらパトカーが一台歩道に乗り込んで現れ前を歩く男2人を止めた。すると前方からも横からもパトカー。あたしゃ野次馬よ。9階だから丸見え。2人別々に尋問されて暫くして解放。パトカーは一台ずつ静かに去ったけど昔私にも同じ事があったのを思い出した→ 生まれたばかりの娘を乳母車に乗せて、当時飼ってた犬を連れて公園を歩いていた時、何か異様な雰囲気を感じたの。いつもより掃除やピクニックしてる人が多く、私を見つけると突然一斉に私の方に走って来たのよ。四

        The Mind tree by Tito Rajarshi Mukhopadhyay

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        • 発達障害
          0本

        記事

          親子分離について

          子供が成長して親から独立していくのは当たり前。では支援の必要な障害のある人は?私は年齢と共に分離していくのが当たり前と考えている。80-50という数字が最近問題視されている。80歳の親が50歳の子供の面倒をみれるかといえば高齢と共に無理で親亡き後に子供はどうすれば→ 良いのか?ニュースで母親が亡くなってもそのまま娘さんは死体と暮らし食料すら調達できず餓死したなど読むと胸が痛くなる。なぜ早くから施設を利用しなかったのだろうと。  とにかく、早めに親子分離を考え、子供の頃からショ

          親子分離について

          100%の正解はない

          私が書く自閉や知的へのサポートは100%の正解はありません。子供の発達レベル、性格、物理的人的発育環境などによるからです。長年のさまざまな経験や観察から生まれてきた対処方法や私が思う最良の方法を少しでも伝え誰かの役に立てばと熱く思い書いてます。我が子を照らし合わせ調整し試して下さいね 環境要因は人的環境全てを含みます。つまり家族放課後デイ療育学校全ての人です。常々書いていますが、私の発達サポート記述は100%の正解解答ではありません。本人の発達レベル、性格などにもよります。

          100%の正解はない

          危険行為予防策

          自傷、他害(暴力)、破損(破壊)行為の最後4つ目の禁止は、危険行為です。 なぜ禁止かは命に関わる行為(行動)だからです。危険行為とは、制止を聞かずに道路に飛び出たり、熱湯の鍋を素手で持とうとしたり、崖から飛び降りたり、バルコニーのフェンスに登ったり、ハサミや包丁を振り回したり、etc → 事故になる沢山の危険行為が日常的にあります。また、家庭内で一番頻繁にこういう事故は起こり易いのです。一瞬の出来事なので一筋縄では太刀打ちできません。前述したのは全て実体験です。 では、どうし

          危険行為予防策

          人権ー施設の利用者

          日本のデイサービスの管理者から人権について質問されたので簡単に私なりの意見を伝えた 人権での学習会で私が常々優先するのは利用者本人の人権です。そこは揺がせません。本人に寄り添い、家族に寄り添います。ただし、そこには本人、家族、支援員がイコールの立場である事が前提です。家族や支援員がよかれと思う事がいつも正解とは限りません。必ず本人目線で考える必要があります。だからといって全てを許し介護サービス一辺倒にするのではありません。本人が少しでも自立できるように、選択肢を増やし、出来

          人権ー施設の利用者

          自傷の対応

          自傷について。 4つの禁止に暴力行為、破損行為、危険行為、自傷行為といつも書いていますが、常に発症する要因と背中合わせに考えて下さい。 重度自閉の場合、感覚過敏で周囲の雑音が気になって耳を叩くとか、頭痛で頭を叩く、痒さをしのぐために手を噛むとか出てきます。その逆に鈍感な場合も→刺激を求めて同じく表現します。或は、癇癪、苛立ち、ストレスなどで唇を噛んだり、床や壁に頭をぶつける人もいます。呼吸をするようにピョンピョン飛び跳ねたり、頭や頬を叩き自分を落ち着かせ、安心感を得る場合もよ

          自傷の対応

          他害の対応

          今回は4つの禁止事項の中で一番重要な他害(暴力)行為についてです。親として不安なのは他人を怪我させたら、、、でしょう。どんなにわめき怒り服を破こうが、他人に怪我をさせると打ちどころが悪ければ犯罪、訴訟問題にもなりかねません。それ以上の私の心配は、暴力行為がもとで檻のような→部屋に閉じ込め人間性を拒否される事です。これ程惨めで過酷な日々はありません。日本中にこういう生活を強いられている人々が現実にいるので悲しくなります。ではどうすれば? 暴力が出るのはしばしば癇癪かパニックの時

          他害の対応

          破損行為の対応

          自傷、他害の次は破損行為の禁止です。なぜ幼児童の頃から止めて欲しいかと言えば暴力と同じ理由です。成人して施設やGHに入居する際、精神病院に入院する際に破損行為があると自室には何も置いてもらえません。日本で沢山の施設を見て来たがほとんどの所が家庭的でない殺風景で入居者の味のない生活→刑務所と同じかそれ以上に酷いからです。施設側は暴力破損行為予防のためにそうせざるを得ない場合が殆どです。また、他害や破損行為が激しいと預かって貰いたくても拒否されます。 だからこそ幼児童の破損行為に

          破損行為の対応

          スヌーズレンとは

          スヌーズレンに興味ある方達へ。少し前置き、オランダで重度の知的自閉の入居施設で感覚を刺激し少しでも楽しい生活をと発祥。1994年には私が勤めていたハビリセンターに設立。2003年に日本で初のスヌーズレン本出版。その後日本各地に設立。 スヌーズレンの部屋はいろいろあります。詳しくは自著を→ 自宅でできるスヌーズレンは、階段の下、押し入れ、コーナー、ダンボールの中など利用。引き篭れ楽しくリラックスできる場所なのでタイムアウトなどで利用せず興味が湧きそうなものを置く。大きなダンボ

          スヌーズレンとは

          発達障害へのワークショップとは?

           お勧めのワークショップ(WS)とは自著から。絵カードを利用して集合座る→活動→集合座る→活動→集合座るを繰り返します。絵カードを利用するのでマッチングが出来るよう日頃の訓練が必要。グループ分けは実年齢よりも知的年齢が同等か近いのが望ましい。障害物があまり無い部屋の隅に集合。座布団か椅子と顔写真で位置を示すとほとんどの子が指定の場所に座る。多動の子は無理強いしない。前もって作ったプログラムを一つずつ進めるだけ。活動内容は、マット運動、マッチングゲーム、流行りのダンス、etc.

          発達障害へのワークショップとは?

          発達障害を育てている保護者へ

          講演で、自閉、知的障害児の保護者によく尋ねられ、私からお願いする事があります。それは最低限一貫して子供に教えて欲しい事で、たった4つの止めるべき行為です。 他害行為(暴力) 危険行為(車の前に飛び込むなど) 破損行為 自傷行為 これ以外の常道行動、飛び跳ねる、奇声をあげるなどは大した事なく、本人が逆に安心感を得る行動が多いです。逆に、じっとしなさい、ちゃんとしなさいなどは、本人にはできない事を強要されているようなものです。誰も鳥のように飛びなさいとは普通強要しませんよね。

          発達障害を育てている保護者へ

          医療福祉教育発信

          スウェーデン移住50年を迎えた者です。この半生は、スウェーデンと日本の教員、また作業療法士として身体、自閉、知的の何らかの機能障害を持った人々のリハビリに携わってきました。スウェーデンでは生来の障害について復活の意味する"り"は取りハビリするといいます。日本では、コンサルタントとして、入居施設、デイサービス、放課後デイなど数々の所でハビリに携わりました。マッチングやワークショップの大切さ、また重度障害者への支援の必要性を特に感じ、あらゆり改善て助言、指導を繰り返してきました。

          医療福祉教育発信