破損行為の対応

自傷、他害の次は破損行為の禁止です。なぜ幼児童の頃から止めて欲しいかと言えば暴力と同じ理由です。成人して施設やGHに入居する際、精神病院に入院する際に破損行為があると自室には何も置いてもらえません。日本で沢山の施設を見て来たがほとんどの所が家庭的でない殺風景で入居者の味のない生活→刑務所と同じかそれ以上に酷いからです。施設側は暴力破損行為予防のためにそうせざるを得ない場合が殆どです。また、他害や破損行為が激しいと預かって貰いたくても拒否されます。
だからこそ幼児童の破損行為にはしっかりと向き合って欲しいのです。特に怒りでの破損行為は絶対禁止です。→思春期になると力で物を壊し始めます。テレビや冷蔵庫まで飛んだのを見た事あります。ではどうすれば?

癇癪の要因にも要注意。あれダメこれダメといい過ぎてませんか?保護者共に怒りをコントロールする練習です。
癇癪で物を投げたり踏んづけたり玩具の箱を床にばら撒いたりしたら叱って下さい→一言短く投げたらダメ!と叱って下さい。直ぐにクールオフの場所を指差して行かせるか場所移動。破損行為を直ぐに辞めるか落ち着いたら投げ出された物を拾ってもらいます。保護者や支援員は壊された物を始末しないで、どうあれ本人が片付け始めるのを待って一緒に片付けて下さい。これが重要→どんなに面倒でも片付ける行為を植え付ける事で自分がした行為の責任を持つようになります。自ら片付けしないなら手を取って壊れた物を拾うように仕向けます。親や支援員が逆クレーンで指導、あるいは壊れた物を渡してゴミ箱まで捨てに行かせるとか。これを大変ですが毎回続ければ破損行為も減少ですね

以下

はてなツイッターの方からクライド精神科医の言葉では、自分で「片付ける」ということで破壊衝動の「結果」を実感できるし
「償い」と「修復」の機会が与えられるという事だそうです。

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