危険行為予防策

自傷、他害(暴力)、破損(破壊)行為の最後4つ目の禁止は、危険行為です。
なぜ禁止かは命に関わる行為(行動)だからです。危険行為とは、制止を聞かずに道路に飛び出たり、熱湯の鍋を素手で持とうとしたり、崖から飛び降りたり、バルコニーのフェンスに登ったり、ハサミや包丁を振り回したり、etc → 事故になる沢山の危険行為が日常的にあります。また、家庭内で一番頻繁にこういう事故は起こり易いのです。一瞬の出来事なので一筋縄では太刀打ちできません。前述したのは全て実体験です。
では、どうしたら予防できるか?魔法の杖はありません。日頃の訓練あるのみです。 → とにかく鋭い声かけの時は、本人がフリーズし、声かけした人を見るそして忠告を聞くという一連の動作を学ぶように仕向けます。待て!ストップ!の声かけにフリーズです。道路の向かい側に母親や友人を見つけるとすぐに渡ろうとします。その寸前にストップ!と叫ぶと身体が覚えていて → 立たずめる程の身体反射を植え付ける必要があります。ゲーム感覚で音楽を聴きながらストップをかけると動かないでフリーズする活動と一瞬で楽しく練習できます。また、普段の散歩では、親も支援員も道路横断の所作を言葉少なく動作で教えてあげて下さい。→ 気をつけて!危ない!など注意を促すのも練習です。コップにやけどをしない程度のお湯を入れて触らせると熱さと危ないがわかります。熱いコップを運んでもらい気をつけての声かけです。このように実体験と短い声かけが必要です。
脱走犯には本人が気がつかないように服の端など持ち離れそうになると→ 引っ張って一緒に歩く!と声かけします。まるで犬の訓練?リードが欲しい?言葉を理解せず、行動の意味もわからない重度の人の場合は命を守るために身体を張って教える必要があります。もちろん拘束も鍵かけも大反対の私ですから、声かけの意味を習得するまでの私なりの短期間予防策ですね。

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