発達障害を育てている保護者へ

講演で、自閉、知的障害児の保護者によく尋ねられ、私からお願いする事があります。それは最低限一貫して子供に教えて欲しい事で、たった4つの止めるべき行為です。

他害行為(暴力)
危険行為(車の前に飛び込むなど)
破損行為
自傷行為

これ以外の常道行動、飛び跳ねる、奇声をあげるなどは大した事なく、本人が逆に安心感を得る行動が多いです。逆に、じっとしなさい、ちゃんとしなさいなどは、本人にはできない事を強要されているようなものです。誰も鳥のように飛びなさいとは普通強要しませんよね。では、この4つの行為を禁止するだけではなく、禁止の代わりの行動を導く必要がありそのための代理行動、代理用品を与えます。なぜこれらをお願いするかといえば、小さい頃に教えないと思春期のホルモンの影響、身体の成長で成人の力では抑えられなくなり、本人は居場所を失い、人間的ではない生活をさせてしまうようになるからです。私の経験上、決して喜ばしい環境ではありません早めに最低限の止めるべき行為を教え、そのほかはかなり親として目をつぶって欲しいです。さらに環境を本人に合わせてストレスフリーにすることでパニックを減少させ、出来る事を増やして少しずつ自立へと導きます。楽しく遊びながら学べる環境作りです。最大の教育は、親の愛情です。子供は、どんなに重度でも愛されているか否かを敏感に感じ取り、さらに中目を浴びるために何かやらかします。毎日大変で手放したいと思われる人も多く、それは当然だと私は思ってます。大変な日常にどこからも支援がないからです。だからこそ、行政の方々にも訴えて乳児からのショートステイを設立して欲しい。親が充電できる休みが必要なのです。また、親は周りに助けを求める勇気も、周囲はそれを心良くひきうけられる環境であって欲しいものです。ツイートでは、文字制限があります。これまでのツイートも自著もあります。興味あればどうぞ、プロフィールを。

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