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シューゲイザー大学生 さようなら
大学生という4年間のモラトリアム延長チケットは期限切れとなり、僕は社会に放たれた。ありきたりではあるけれど、本当に長いようで短かった。
学生のうちに耳にたこができるほど聞いた「今のうちに遊んでおけ」という言葉は、大学生でなくなった今になってようやく耳に入ってくるようになった。
大学生活はパッとしないものだった。(上の写真を見れば分かるが、本当に死んだ目をしていた。)(美術館で展示を見て興奮した
My Hair is Bad is My Trigger
マイヘアがサブスクを解禁した。懐かしさと少しだけ寂しさを感じた。
僕たちは多感な時期にCDが主流の時代とサブスクが主流の時期の両方を味わうことができた。友達とCDを貸し借りする喜びも知っているし、サブスクで世界中の曲を気軽に聴く喜びも知っている。
CDは今でも手元にある。数々の友達の手に渡りそして僕の元に戻ってきていたCD。なけなしの小遣いで買ったCD。
マイヘアは長らくサブスクを利用しなか
ハシビロコウが殺された
動物園のハシビロコウが殺された。正確には、ハシビロコウが消えた。
僕だけが「殺された」と断言している。空になった檻を見ながら。
ハシビロコウは人気があった。一番人気ではないにしろ、決まってハシビロコウを見に来る固定客が何人かいた。動物園に利益を与えるほどではないにしろ、動物園の個性ではあった。
ハシビロコウが消えてからも、固定客たちは名残惜しさからか、ハシビロコウの帰還に対する淡い期待からか、