マガジンのカバー画像

雑感

8
運営しているクリエイター

記事一覧

丸く小さい

丸く小さい

最近の自分に対して戒めの意を込めて書きます。

これまでコツコツと飛行機を築き上げてきた。
割とよくできた飛行機になったと思う。
これから飛ぶであろう大空について知り得る限りの対策も施したし、パイロットの特性にも向き合ってきた。

飛行機は離陸から1年が経った。
アクシデントもなく、変わりない空の旅を続けている。
経験値を得た最近では「この調子ならあの地点に着陸するのが無難だろう」と最終的な目的地

もっとみる
金曜日

金曜日

3ヶ月ほど前から毎週金曜日にバーへ行くようになった。

22時辺りに仕事を終え、シャワーを浴び、その日一番好きな服を着て家を出る。

バーがある隣駅は栄えていて、22時を過ぎた頃は駅へ向かう人の流れがある。
1日を終えて帰路に就く人たちの流れ。
その流れに逆らうように駅を出て街へ向かう。
人の波に抗って歩いていると自分だけが長い1日を過ごしているような気分になり幸せを感じる。

先週よりも冷たくな

もっとみる
シューゲイザー大学生 さようなら

シューゲイザー大学生 さようなら

大学生という4年間のモラトリアム延長チケットは期限切れとなり、僕は社会に放たれた。ありきたりではあるけれど、本当に長いようで短かった。

学生のうちに耳にたこができるほど聞いた「今のうちに遊んでおけ」という言葉は、大学生でなくなった今になってようやく耳に入ってくるようになった。

大学生活はパッとしないものだった。(上の写真を見れば分かるが、本当に死んだ目をしていた。)(美術館で展示を見て興奮した

もっとみる

局所的透明人間

節約のためにpovoに乗り換えようと考えた。
契約に運転免許証かパスポート、マイナンバーカードが必要なのに、何も持ってなくて契約できなかった。

部屋の中でもタバコが吸いたくてアイコスをネットで注文した。2日後に配送されたが、運転免許証かパスポート、マイナンバーカードが必要なのに、何も持ってなくて佐川急便のおじさんに持ち帰られてしまった。

僕はたしかにここに存在しているのに、2度も僕は、僕の存在

もっとみる

変わってる

「変わってるね」と言われることがたまにある。
その言葉自体に傷つきはしないけれど、たまに「変わってるね(生きづらいでしょう)」と含みのある言われ方をされる。生きづらいに決まってんだろうばかやろうと思う。

「変わってる」の本質はこだわりの強さだと思う。何をするにも時間がかかってしまう。自分に縛りを設けてしまう。気になったら際限なく悶々と考えてしまう。Googleを1日に何度も開いている。こうして文

もっとみる

蓋が足りない

自分の個性を隠してしまうきらいがある。自分の変な部分が相手に見つかり距離を置かれ、自分が傷つくのが怖いからだ。防御を本能的に行なっている。臭いものに蓋をしている。でも蓋の数が足りないんだ。

結果的にそれは悪い結果しか生まないことは分かっている。何度も失敗している。分かっていても直せないんだ。

自分が変わっているという自覚がある。
自分の変わっている部分が、相手との調和を邪魔してしまうことが怖く

もっとみる

弾力のあるプライド

僕の中でプライドには円柱のイメージがある。

イメージの話ってすごく難しい。

プライドは高さで判断されることが一般的だから、自分の中でも円柱のイメージが出来上がっているんだと思う。でも、そもそもプライドを高さで測ろうとすると、高い方がいいのか低い方がいいのか分からない。

そこで最近考えたことがある。プライドは「弾力がある」がベストなんじゃないかということだ。弾力のあるプライド。

健康的なプラ

もっとみる
My Hair is Bad is My Trigger

My Hair is Bad is My Trigger

マイヘアがサブスクを解禁した。懐かしさと少しだけ寂しさを感じた。

僕たちは多感な時期にCDが主流の時代とサブスクが主流の時期の両方を味わうことができた。友達とCDを貸し借りする喜びも知っているし、サブスクで世界中の曲を気軽に聴く喜びも知っている。

CDは今でも手元にある。数々の友達の手に渡りそして僕の元に戻ってきていたCD。なけなしの小遣いで買ったCD。

マイヘアは長らくサブスクを利用しなか

もっとみる