弾力のあるプライド
僕の中でプライドには円柱のイメージがある。
イメージの話ってすごく難しい。
プライドは高さで判断されることが一般的だから、自分の中でも円柱のイメージが出来上がっているんだと思う。でも、そもそもプライドを高さで測ろうとすると、高い方がいいのか低い方がいいのか分からない。
そこで最近考えたことがある。プライドは「弾力がある」がベストなんじゃないかということだ。弾力のあるプライド。
健康的なプライドを高さで表現しようとすると、うまくいかないことが多い。プライドは時と場合によって変化させなくちゃいけないことが原因だと思う。
前提条件として、プライドのベストの状態はなんだろう。プライドを守りきることで上手くいく場面もあれば、ある程度捨てることで上手くいく場面もある。つまり、自分の譲れない部分だけを守って、それ以外は利他的に動くのがベストなのかもしれない。
この状態を高さで表現すると「プライドを高く持たなければならない時もあるし、低く持たなければならない時もあるよ。ケースバイケースだね。」という言い方しかできない。マジで時間の無駄だ。
一方で、プライドを弾力で判断すると個人的にはとてもしっくりきた。弾力のあるプライドは、スライムのような形状をしていて、スライムの中心に譲れない部分があり、外側になるにつれて、譲ってもいい部分がある。高さで表現するところの「プライドが高い」というのは硬すぎる状態で、「プライドが低い」というのは柔らかすぎる状態という風に置き換えることができる。そんなイメージ。
ベストな状態は圧力がかかった時に形状を変えて受け入れて、時間の経過とともに元の形状に戻る状態だと思う。
つまり、ベストな状態を弾力性で表現すると「弾力のあるプライド」という簡潔な表現ができる。
日常生活でプライドを傷つけられることは誰しもあると思う。そんな時に、「僕のプライドは弾力がある。今は形を変えて受け入れて、また自分の形に戻れれば良い。」って考えられるようになったら少し健康でいられる気がする。
イメージの話は難しい。言いたいことの半分も伝えられない。僕のプライドはズタズタだ。
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