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意見を言う時を後ろにずらし、言う時を減らしていく =自律するチームのつくり方=

リーダーが積極的に意見を言うチームが多いと思いますが、リーダーが意見を言えば言うほど、チームのメンバーは自分で考えなくなります。

メンバーが言った意見を否定ばかりしていれば尚更です。


そういうリーダーに限って、「うちのチームにはまともな意見を言うメンバーがいない」と言っているような気がします。


それでは、メンバーの意見のレベルを引き上げていくにはどうしたらよいでしょうか。

まず、リーダーが、メンバーのレベルがいきなり上がることはないことを認識することです。そして、現状のレベルを受け入れ、現状のレベルから徐々に引き上げていくことを考える。


僕は、意見というのは、戦わせながら高めていくものだと考えています。

でも、レベル1の意見に対し、リーダーがすぐにレベル10の意見を投げ入れたら、戦いになりません。戦おうともしません。同等レベルか、レベル2やレベル3の意見だから、ぶつけ合って高めようとします。

このプロセスをすっ飛ばして、時間がないからと、リーダーがレベルの高い意見ばかりを投げ入れていたら、レベルは一向に上がりません。


このプロセスの時間を短くしたり、ある方向に誘導するのであれば、「この人はその意見をどう思うかな?」など、 “こういう観点で考えるとどうなる?”という意味の質問を投げ入れると効果的です。

そうして、リーダーが意見を言う時を後ろにずらし、リーダーが意見を言う時を減らしていくと、徐々にメンバーの意見のレベルが高まっていくのではないでしょうか。


最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。


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