いつか馬の背を洗った日
彼の家をかなり久しぶりに訪ねた。前回来た日を境にエアコンが壊れたらしく、18℃まで下げても生ぬるいままの強風を吐き続け、部屋はほんのわずかしか冷えていなかった。これはたまりませんなぁとぐちぐち言い合いながらも昼食も早々に体をじれったく弄り倒しセックスを始める。
暑すぎてすぐにバテてしまったけれど汗だくでそのまま寝落ちすることもできずふたりでバスルームに駆け込んだ。
メンズの香りが強いボディソープを彼の体に擦り込み丹念に洗ってゆく。ゆったり静かに預けられた彼の広い背中を手のひら