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【対談記録&考察】マクロビオティック+YOKU STUDIO 〜食とスピリチュアルの関係を探る〜



こんにちは!YOKU STUDIOの中の人です。

今回の「欲、生きる」ゼミ限定マガジン記事のテーマは、食とスピリチュアルの関係です!



すでにダイジェスト動画で好評配信中の、マクロビオティックの第一人者であり、その創始者である桜沢如一資料室の室長も務められている高桑智雄さんと、YOKU STUDIO代表・翔哉による対談コンテンツ🌱

今回は、その本編の文字起こしにプラスして、中の人による考察をお届けします!



高桑さんのnoteアカウント、および桜沢如一資料室の情報はこちら→



マクロビオティックとスピリチュアルの違いと共通点について意識と身体の関係について、現代版「悟り」の可能性について…

白熱した議論を繰り広げていますので、ぜひご覧ください✨




・はじめに



司会:

今回は対談企画、マクロビオティック+YOKU STUDIO対談企画の第1回ということで始めていきたいと思います。
マクロビオティックの専門家であり桜沢資料室の室長である高桑さんから、まず一言お願いしたいと思います。



高桑:

桜沢資料室の高桑と申します。私は20年くらいマクロビオティックの普及活動をしています。

マクロビオティックっていうと皆さんは、食べ物に特化したところで捉えていらっしゃる方が多いと思うんですけども。本来的にはもうちょっと大きな、人生観とか自然観とか、宇宙観とかそういったものを網羅した、総合的な考え方・哲学とも言えます。
そういったより大きな世界観というものが非常に魅力的なのですが、それが世の中にあまり伝わっていない部分が多々あるということで、そういった部分の哲学的な部分と、そのベースにある陰陽理論という考え方を中心に普及・啓蒙活動をしております。

今日はそういう中で、スピリチュアルとマクロビオティックの中での親和性や、化学反応みたいなものがどこにあるのかっていうところをちょっと楽しみにお話ししていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


司会:

では、YOKU STUDIO代表の翔哉さん、お願いします。


翔哉:

はい、よろしくお願いします。去年の末、高桑さんとは初めてお会いしました。
僕はやっぱり基本的にはスピリチュアルが専門ということになっているんですが、その中でこのYOKU STUDIOを発足して、スピリチュアルだけだとどうしても限界があるなという思いの中で、既存の、民間の色々なサービスなり、啓蒙的な活動をされている方を色々と巻き込んで、YOKU STUDIOの全体像を考えていけたら、ということがありました。

YOKU STUDIOの理念として「欲、生きる」と、マクロビオティック・桜沢思想の陰陽理論との結束点みたいなものが何となく見えたので、これはもう是非対談させていただければなと思って、今回はこういう形で企画をさせていただきました。

よろしくお願いします。




・マクロビオティックとスピリチュアルのアプローチの違い



司会:

それではまず、桜沢思想、マクロビオティックの考え方と、YOKU STUDIOがベースとしているスピリチュアルの考え方の親和性や違いなどを、色々な観点からお聞きしていきたいなと思うんですけども。

まずお聞きしたいのが精神と肉体の関係です。桜沢思想というのは、陰陽思想をベースとしていて、非常に東洋思想に注目していると思うんです。そこから桜沢先生が海外の色々なところに行かれて、ニューエイジ・ムーブメントとか、アメリカの現代スピリチュアルとかに与えた影響というのもかなり大きいとは思うんですね。

そこで桜沢思想と現代スピリチュアルの共通点として言えるのは、どちらもアセンションを目指すというか、「意識を向上させて宇宙とつながろう」っていう風に言うんですけれど、その中で肉体にアプローチする印象があって。

特にスピリチュアルな人って、植物を食の基盤にし身体を整えましょうとか、肉食とか添加物をいっぱいとると波動が下がりますとか結構言うんですけど。

そこにある種の、桜沢思想とスピリチュアルの親和性があるようにも思うんです。つまり、植物っていうところに重きを置いて、そこから体を整えて宇宙との一体化を図ったわけですよね。
でも少し違いがあるような気もするし、その植物食をメソッド化していくことにもちょっと問題があるようにも思うので、その辺について自由にご意見伺いたいなというところが最初です。


高桑:

はい、今の話、すごく全体論的な話だと思うんですけども。

個人的にスピリチュアルとマクロビオティックというところで、私ももちろんスピリチュアルの世界観みたいなものは、色々なところで勉強したりとか、体感したりとか、そちらの方向で仕事をしたことももちろんあるわけなのですが。
マクロビオティックの立場から、スピリチュアルの界隈のイメージというところでいうと、宇宙に繋がっていくっていうような価値観っていうのは、ほぼ同じだと思うんですよね。
ただそのアプローチの仕方が(違う)。

皆さん、例えば宇宙ってどういうふうにイメージしますか?
宇宙って言われた時に、みんなすごく壮大な、すごく遠い、自分の手の届かないようなものを、宇宙というふうに感じる。現代人は特にそういった感じ方があると思うんですよね。
そういった手の届かない世界にどう自分が広がり繋がっていくか、非常に距離感が遠いものをどういう形で繋げていくか、みたいなのが、スピリチュアルな世界観っていうイメージがある。

だけど、マクロビオティックにおける宇宙っていうのは、空間なんですよね。宇宙ってそもそも同じ時空間のことを言うわけですから、空間が宇宙っていうことは、我々のこの周辺も実は宇宙で、全て宇宙なわけなんですよね。
手の届かない遠い宇宙ではなくて、もっと具体的に、我々の存在を成り立たせている自然空間・都市空間を含めて、もっと近しい空間との調和から始まって、その調和が広がっていって…。最終的に大きな無限の宇宙にたどり着いていく、ということで。

まず我々を成り立たせている空間っていうのは何かって言うと、それはいわゆる植物空間。我々は植物によって成り立っているわけですから、その植物空間との調和をまず満たしていく。
じゃあ今度はその植物っていうのはどこから出てきてるのかっていうと、大地から生まれてくるわけですよね。つまり、鉱物という無機物から有機物が生まれてくるわけですよね。じゃあその鉱物っていうのはどこから出てきたのかっていうと、それは素粒子であって、元素であって、その元素の塊が星で、それが銀河になっている。
それがマクロビオティックのある種の宇宙への繋がり方っていうところなんですよね。
ですからその非常に具体的なメソッドなんですよ。

後で陰陽の話もしますけども、観念論的な話だけではなくて、非常に具体的なんです。食べ物とか環境とか、人との関係性の中で、陰陽を見ていく。
まず自分の周りの空間から陰陽の調和を満たして、それで広がっていくんですね。

じゃあどういう風にこの肉体と精神というものを捉えるかっていうと、この空間自体が精神と捉え捉えるわけなんですね。
皆さん、「自分の心」とか「自分の精神」って言った時に、やっぱりこう自分のその身体性の中にあるっていう風に思われがちですけれども、マクロビオティック、特に桜沢思想では、この宇宙空間、無限の空間が精神だということを言うわけですね。
だから精神っていうのは無限の広がりがあるわけです。
精神って面白いことに、過去にも未来にも行けるわけだし、距離も関係なく想像できる。ってことは精神というのは形がなくて無限のものなわけですよね。

ですから無限の宇宙、その空間自体が精神であって、じゃあ我々は何かって言うと、我々の肉体はその精神を受信している存在だと捉える訳なんですね。
でその精神の受信っていうのは、自分の身体性の調和が満たされていくと、ある種の感度が上がっていって、そこにその様々な無限の精神からの情報が入ってくる。どんどん受信域を広げていくことができるなら、無限の可能性が自分の中に湧き出てくる。
それをある種の肉体と精神の繋がりとして、マクロビオティックは定義していく訳なんですね。

そうするとじゃあ、この身体と精神っていうのは別のものではなくて、常に一体であるという考え方の中で、食べ物っていうその空間の最初の入り口のところの調和を満たしていくことによって、身体の感度をどんどん広げていく。それによって陰陽の秩序に則って宇宙に意識が広がっていけば、宇宙、その無限の精神を我々が受信していけるということになる訳ですね。

いまやっぱり、スピリチュアルなその世界観っていうのは、そこをすっ飛ばしてるところがあるんですよね。
何かふわっと宇宙と繋がるみたいな。
ある種「陰性」な時代なので、確かに感性だけで繋がっていける人たちっていうのも多くいます。食べ物について考えなくても繋がっちゃう人、マクロビオティックをやらずとも繋がれる人はいる。でもそこに何かメソッドがあるかっていうと、目に見えないものと目に見えないものの繋げ方というのが、非常にこの曖昧な世界観なんですよね。

桜沢の場合は、やっぱりそこは非常に具体的に、肉体の部分を精神の部分に
つなげたっていうのが、マクロビオティックの面白さっていうことですね。

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