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思いつきの1泊一人旅@長野県


「さぁそろそろ紅葉がはじまりますよ!」
というような太陽を反射しての黄金色がとても美しかった。
私は、紅葉や桜、花を愛でること等「全盛期」というよりその盛りの前後の風情も好き。葉桜とかさ。

ひっさしぶりの旅でリフレッシュ、氣分転換、充電、癒やし、解毒、新たな視点とたくさんのインスピレーションを得て、満足。

なんと7ヶ月ぶりの公共交通機関の利用、宿泊を伴う遠出であった。
最近は車の運転を22年ぶりに再開したので練習しながら近場へ出かけたり、家人の運転で遠出したりと、それなりに日帰り旅を楽しんでいたので、今回、宿泊での一人旅をするっていうのでウキウキ。

(前半文章はしばらくインスタとかぶるけれど)
「よし久々に旅するぞ!」
と思い立った翌日、4時半に起きてすぐにバスを予約、車内で宿を予約。
「最近はネットで事前に調べすぎだな」と思っていたので、
動きながら決めていく、私が一番好きなやり方を。
たどり着いた現地の観光地図をみてその日の予定を決めた。
そうしたら、本当にここに導かれていたのね、
と思うような地での特別な時間、奈良井宿~鳥居峠。

優しい人々や(相手は意識せずとも)ガイドになってくれた人たちにもありがとう。

ついてすぐにお食事したお店で、ウルっとくるような優しさで心をあったかくしてくれた店員さんたち。
クジャクソウの花々がとてもきれいで落ち着く店内だったな。

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「神社仏閣への参拝時に御神木の木漏れ日を浴びること」をmy儀式としている私、今回はその光がキラッキラで感動したまま峠を越える山道へ。

地元の地図にあるコースで峠越えをしようとしていたのだけど、出だしで早速、得意の迷子になりそうだった。
間違った道で、半信半疑で地図をくるくるまわして眺めていたら、
少し上の方で物音がしたので、熊かと思ったら、リリー・フランキー似のおじさんとその友人が「はぁーやっと着いたー」と逆方向から峠越えをしてきたらしい。お互いに写真を撮りあってるようす。達成感たっぷりの満面の笑みでガッツポーズしてハイチーズ。
それを見て、「あーあっちの道かー!」と、このおふたりはガイドになったのだった!(ご本人たちは全くその無意識はなく)サンキュー。

そして、すんばらしい自然をゆく。

山の中を一人歩いていたら、ものすごいインスピレーションの嵐で、
それらを受け止めるために立ち止まったり、独り言をいったり、メモったり、踊ったり歌ったり、
これは!と感じる木漏れ日のところでは、目を閉じて光を浴びチャージ、瞑想。
なかなか前に進めなかったー。

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筋肉痛もうれしいのヨ。

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本当に氣持ち良かった山歩きを終えて、松本へ移動し、宿の大浴場で久々の温泉に入ってしみじみ嬉し。
湯上がりにはここしばらくなかった血流を感じてぽっかぽか。前日に激しく打った手がジリジリジンジンと痛くなったほど…

そして、2日目の朝起きた瞬間、
「いったい私はどこで何をしているのか?」
と、しばらく全然わからなかった。
久々すぎた旅だかったからか、
ここ数年で最長時間意識がさまよった寝起き、それもなんかいいなー
久々に一人で眠れたのも嬉しかった(コレモ必要ダッタワ~多分)

2日目はふと思い立ち、想い出たくさんの諏訪湖へ。
そして、念願の「イルフ童画館」についに来館!
うれしい至福の時間。

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武井武雄さんのことは、数年前の近所の美術館のポスターで企画展を知り、感激して夢中で観覧、会期中に2度足を運んだ。
そして、私の前の夫は岡谷市出身で、この童画館の近くへも何度も何度も来ていたんだった。
それは20年以上も前だけど、昔に近くまで来ていて、後に「感動の邂逅(人、もの、地、機会なんでも)」みたいな展開は、長生きしていると楽しいなっていうことの1つ。

童画館は楽しみにしていたとおりだった。
来館時の企画展は「刊本作品展」
刊本作品とは武井さんの造語で、武井さんが総プロデュースして創作した作品のことで、会員の方のみが購入できるものだったという。
刊本作品については利益を追わず、ほぼ原価で販売し、芸術の情熱で創っていた。
武井さんの会員枠は300名で、さらに「我慢会」と名付けられた会員待ちの方々もたくさんいたとか。
私生活でも武井さんの独創性と芸術性は溢れていたらしく、奥様と娘さんへのお小遣い袋には、棒と茄子が描かれていて「ボーナス」とか、
「イルフ」という言葉も、古い(フルイ)を逆から読んで新しいという意味、というユーモア☆
本当に武井さんの芸術性、感性、ユーモアは素晴らしく、観覧していると絵を描き、創作したくなってたまらない。子どもたちへの愛情もたっぷり。

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また行きたいなー
岡谷、諏訪の落ち着いたところ、湖畔の美しさも大好き。
前夫の実家に当時、年に数回帰省するのは本当に幸せで楽しみで、いつも「帰省しよう」「長野へ行きたい」といつも頼んでいたなぁ。ついには「住みたい」と連呼したり。家族も友人もみんないい人だった、どうか健やかに幸せでいてほしいし、今も諏訪湖界隈に来るとすれ違ったりしないかなーとほのかに期待しちゃう。

思いつきで進む旅、
これは私のベースみたいなものだったのも思い出せた。

この旅で、導かれたようにやってきた初めての場所、そして馴染みの場所、自然と街と念願の美術館、その時間の中で、最近の考えやアイデア、感じていたことへの新しい視点、違う場所から眺めたらいろいろ気がついた!
心身の解毒にもなったような、新月直前タイミングというのも◎
喜びと感謝満々。

私には20年位ずっと旅がライフスタイルのメインといえるほどで、
国内外、特に海外の滞在は多かった。
この今の世界の過渡期、もう昔と同じような旅は出来ないだろうなとは思うけど、変化していくこそが変化しない。
この半年程、「旅」のことを考えることは実はあまりなかった。
旅がしたくてたまらない、ともあまり思わなかったのは、少し意外だった。(変化している世界への順応に必死だったのかも)
世の、目まぐるしい変化を眺め、
様々な意見が飛び交う世界を把握しようとし、真実の情報を模索し、自分に、宇宙に問いかけ、これまでの自分の考えを振り返り、願望を見極めよう、今感じていることはなんだろう、など、、、
と時間が経つのが早いのか遅いのかもわかっていなかった。

しかし今回、新しい景色をみること、いつもと違う場所へ行くことが大切だということを改めて知った。流れる水はくさらない。

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旅の途中(水星逆行ならではのいくつか)焦ったこともあったけど、
ぜんぶ含めてすっごく楽しかった!
水星逆行開始日に旅を再開する、とは前の私なら「チャレンジング!」とツッコミいれて避けがちだったけど、
世界もひっくり返ってきたし、
むしろ今の私には自然なリズムに感じる。
いろいろなことを掘り下げて考える、見直す、それらもできたこの旅はある意味、水星逆行らしいとも言えるかも。

今までの当たり前は当たり前ではなくなってきてる。

氣分がのること、そういうことしかしない。

私がメモっておきたいこと、いつも長くなるわりに、まとめようとしてもまとまらないし、TwitterInstagramは2つあって絵だけのもありblog、このnote、とちらばっている。
でもそれでいいんだ。それぞれにその時の氣分で刻まれた私ならではの印象を記していて(ネットだからあとから検索も楽)コラージュみたくていい。
系列だてて整理しようとするのは、私にはかえって覚えにくく、ストレスのようだもん。
自分の備忘録として振り返ることができる便利なネット活用。これらの記事も私が死んだあともずっと残るんだよなぁ~

普段、アクセス獲得や収益目的ではなさそうな人の、一人旅や趣味(感性の合う人)や暮らしなどの記事を見つけて読むのが好き。(この記事みたいなやつ?)
たまたま(のように見えて)タイミングよく、出会って読むって楽しい出会い。現代っぽい繋がり方ネ。

今回のまとめ、
私には(遠近長短かかわらず)旅は最高説、再実証

そして日常での旅視点も思い出せてありがとう。

※後日談
この旅が良すぎて、1週間と待たずして再び長野へ!


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