RoI(投資収益率)について考える
こんにちは!TechArtIdeaのYo-yohです!
今回はビジネスに関する内容・アウトプットになります。
既に会社勤めの方は、RoIについてよく耳にすると思いますが、
新入社員の方も是非、この機会に知っておくとよいと思います!
TechArtIdeaでは、
Tech/技術(テクノロジー)、Art/表現(ブランディング)、Idea/発想(クリエイション、ビジネスマインドセット)の3本柱でコンテンツを作成しています。
今回はIdea編というわけですね!よろしくお願いします!!
プロジェクト/プロダクトの採算性
仕事で事業企画や事業開発をしておりますが、その際に収益性を予測したうえで製品像を組み上げていく必要があります。
製品コストや利益回収については、開発など作り手側はもちろん、実際に売り出す際の営業の方にとっても非常に重要な情報となります。
きちんと収益性をデータで示さなければ、顧客が購入する判断材料にも欠けてしまい、買ってもらえない可能性があります。
普段からアンテナ感度を高く持って、計算する習慣が必要です。
ビジネスの話だけではないですよ!
アマゾンでお買い物をするときもそうです!家計とバランスがあっているか?買ったはいいが、元がとれるか?買い込みすぎではないか?
日常の家計簿においても投資収益率を考えることは大切です。
RoI(投資収益率)とは
RoI(Return on Investment)とは、ざっくり言えば、
「費やしたコストが、どれだけ利益として帰ってくるか」
「投資に対してどれだけ儲かっているのか」
(=元が取れているか)
を示す指標です。
RoI=利益/投資したコスト=(単価×個数ーコスト)/コスト
と計算します。
Web業界の広告費の例が出されることが多いですが、IT系にとどまらず、メーカーなどでも使用される、ジャンルを問わない考え方です。
既に社会人で会社にお勤めの方は、一度、自社製品のRoIを考えると、会社収益に対する理解が深まると思います。
RoIのメリット/デメリット
似た言葉にRoAS(Return on Advertising Spend)がありますが、こちらは
RoAS=売上/投資したコスト
であり、売上のことはわかりますが、実際に儲かっているかはわかりません。(赤字覚悟の製品をたくさん売っても、売上は上がっても儲けはないですよね。)
RoIのメリットは「儲かっているかがシンプルに提示できる」という点です。
【メリット】
・製品がどれだけ儲かっているかがわかる
・規模が異なる事業同士でも、対費用効果が統一的に判別できる。
一方、投資は「短期で効果が得られるもの」「長期的に挽回していくもの」など、その性質に応じてタイムスパンが異なります。
RoIを半年や1年区切りで算出してしまうと、研究開発や事業の立ち上げ期は販売活動がまだ未成熟、準備段階のため、当然利益がなくRoIが過度に低く示されがちです。
要するに、「先見性」や「期待度」はRoIには加味されません。
また、異なるRoIどうしを比較する際は、事業の時間スパンの違いによる誤差も加味しなければ、正確に比較ができません。
【デメリット】
・投資の時間スパンが計算に考慮されていない
(長期投資は評価が低くなり、短期投資は高くなりがち)
→RoIを比較するときは「時間スパンの下調べ」が別途必要
まとめ
今年は米中関係やロックダウンなどで、各所で収益性についてシビアな話が上がると思います。
RoIは事業を進める上で、無くてはならない超重要ワードですが、
これを機に勉強/再確認してみると、景気変動の激しい2020年度を乗り越えるための良い判断材料になると思います。ぜひご参考下さいね!!
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