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最寄もより/大体1000文字の読書感想文
2023年8月17日 22:37
ほう、と新幹線で息を吐いた。良いなあ、素敵だな。あと、好きだ。人に会うときに、心一杯の期待をしていると現実が期待を下回る。相手は全然悪くないのにガッカリして、変な空気になって、(ごめんなさい)と思う。楽しみだなと思って10分前に着いたら『ごめん遅れる』と連絡が入る。5分くらい遅れても何とも思わないけれど、私の気持ちとの差に悲しくなる。会う前に大きな出来事があって、そこに心が取ら
2023年6月11日 18:45
落ち着かない。友達が今頃、彼氏と別れ話をしているはずだからだ。話をしようと思えたあなたが格好良いし、どんな結果になろうと私は大好きだよと背中を押してみたけれど。私が背中を押したせいで傷ついていないと良いとも思う。私が明日、いつかぶりに男性とデートに行くからだ。頭が良くて優しい人だ。緊張しすぎて胃がひっくり返りそう。みんな体も心も違うはずなのに、緊張して吐きそうとか胃が痛いとかひっ
2023年6月4日 11:06
横浜、みなとみらいから徒歩15分くらいのところに LOCAL BOOK STORE kita.という本屋さんがある。ここは、"本棚を貸し出している"本屋さんである。実に50店舗もの本屋さんが出店し、本棚の一角にそれぞれ個性ある本を展示・販売している。その本屋さんで、私の目についたのが「世界はフムフムで満ちている」だ。異なる職業に就く方88人にインタビューをし、その内容を絵本の様にさっく
2023年5月14日 23:48
どこかで書いたことがあるかもしれないのだけれど、私が理系に進んで今の研究室を選んで大学院に進学した理由は「人間がどうして人間として生きていられるのか」が知りたかったからである。この本は、私と類似した疑問を持って私と類似した研究を行なった、私よりもはるかに頭の良い人が書いた本だ。持っている疑問と研究分野が類似しているせいか、一部専門的な部分がありつつも分かりにくい所がなくてとても面白かった。
2023年5月7日 14:46
読書は、私の一番長く続いている趣味だ。小学生の頃に本を読みながら登下校をして怒られた時から早20年、その間ずっと読書が好きだった。しかし最近、外に出ている時間が増えたせいで、のんびり浸って読書をする機会がぐんと減った。(このままではいけない、読書をする時間を確保する意識を作らなくては)という思いから、角川武蔵野ミュージアムに行ってきた。とても楽しかった、読書モチベ大上昇。角川武蔵野ミュ
2023年4月16日 23:41
「たやすみなさい」は"たやすく眠れますように"の意で、自分にかけてあげる言葉らしい。そのタイトルの通り、寝る前に少しずつ少しずつ読み進めていたら、読み終わるまでに半年もかかってしまった。さて、この本は「私は日常のこんなところが好き」を表している本だ。俳句(あるいは川柳)という形で、日常のこんなところが素敵だ、エモい、寂しい、楽しいを表現していた。経験していないけど分かることと、経験したけ
2023年4月5日 21:50
「都々逸(どどいつ)」というものを知っているだろうか。7・7・7・5のリズムで刻まれる、短歌や俳句の仲間だ。江戸時代後期から明治時代にかけて流行し、庶民の間で唄われ親しまれていたそうだ。最も有名なものはきっと、「ザンギリ頭を叩いてみれば 文明開化の音がする」という一節だろう。本書はそんな都々逸から恋愛に関するものを厳選し、挿絵と解説とともにまとめたものだ。読み終わった感想は「たまらん