- 運営しているクリエイター
記事一覧
ウェブ上での編集について考えていること。
『建築家のためのウェブ発信講義』を出したのは3年前になるのだけど、その間も色々とウェブ発信と編集のことは、考え続けていて、ふわふわとしていたものが、徐々に明確になりつつあるような感覚があります。
この書籍では、建築家の活動はそれぞれ既に固有のもので、それ自体に発信の種は眠っている、という前提で書かれたものだったかあと回顧されるのだけど、今もそれは変わっていません。
最近思ったのは、建築家の商品
誰も教えてくれない「有料noteを売るべきではない理由」
こういうのnoteで書くのは我ながらどうかと思うんですが、noteユーザーの方は知っておいた方がいい話なので……。noteを信用して書いておきますw
ぼくはこれまで、note上でコンテンツを販売し、ざっくり1億円くらい稼いできました。累計部数でいうと、ゆうに1万部はコンテンツを販売しているはずです。
で……。
これめっちゃ後悔してるんですよ。
なぜかわかります?
「手数料が高いから?」
建築生産マネジメント特論講義1──日本の住宅生産の流れ
本稿は、東京大学大学院にて開講中の権藤智之特任准教授による講義『建築生産マネジメント特論』を、一部テキストベースで公開するものです。
450万戸の住宅不足に対し、住宅供給能力は年間10万戸。1945年、終戦後の日本は空前の「住宅不足」に陥っていた。この国家的危機にどう応えるか、その試行錯誤の中から、日本の住宅産業は立ち上がったと言って良い。
建築生産マネジメント特論講義1「日本の住宅生産の流れ
先日公開した記事に参考文献を追記しました。ご活用ください。
https://note.mu/kentaro5a18/n/na55fd9af64a6
建築生産マネジメント特論講義2──「プレハブ住宅」の展開(前編)
本稿は、東京大学大学院にて開講中の権藤智之特任准教授による講義『建築生産マネジメント特論』を、一部テキストベースで公開するものです。
建築学における「プレハブ」は、「プレハブリケーション(Prefabrication)」の略語である。その語の指し示す通り、事前に作っておくこと、転じて敷地で組み立てる建設方式を指す。上に示した二つのイメージは、生産システムと建築が地理的に分離したことを端的に示すも
建築生産マネジメント特論講義2──「プレハブ住宅」の展開(後編)
本稿は、東京大学大学院にて開講中の権藤智之特任准教授による講義『建築生産マネジメント特論』を、一部テキストベースで公開するものです。
前編で見てきたように、「プレハブ住宅」が成立してゆく流れとは、「大量生産」という近代的な工業生産の方法論を「住宅」へと適用しつつ、これを市場に受け入れられる「商品」へと変容させていくプロセスであった。ここで最初に概観したプレハブの思想の成立過程に立ち返ろう。そこで