記事一覧
〈短歌〉2024年6月
セキレイの子はぐれてもじっと待つ若葉も息をひそめ見守る
どうにでもなれ、な日も風平等に雑な強さで頭を撫でる
5月には5月の風を思い出し6月も何か思い出すはず
君のいいところを10個身につけて馴染んだ頃にきっと伝える
電話越しここだここだと蛙鳴き知らない街のかたちが浮かぶ
何度でも誓い直そうバースデーソング代わりに聴くジムノペディ
恥ずかしい体引きずり生きるしかないのだ心ついておいでね
〈短歌〉2024年5月
マッチングアプリで出逢うのもいいな宇宙人との交信みたい
一つずつ取りこぼさずに進めそう 振りを覚えるあなたのように
届かない宇宙じゃなくて重力のあるこの星であなたは回る
チョコレート、あなたと散歩、鳥、好きなものはたくさんあるのに足りない
新緑の道自転車を漕ぎながらすべてのものに神様がいる
濁流はチドリの親子を過ぎ越すし迷子のスズメはおうちに帰る
※気づいたら、「宇宙」が2回も出てきて
〈短歌〉2024年4月
本当のことは咲くまで気づけずにおまえも桜、おまえも桜か
明日死んでるかもしれんわたくしと蝶と並んで今花を見る
帰り道エレベーターで会う人のトレンチコートに春の挨拶
おばあちゃん見てよあなたの振り袖で私今さら卒業するよ
カメムシが多すぎます 2024/4/18(木)
冬はカメムシ。ブンブン飛びまわりゆく食卓。
山の近くに住んでいることもあり、家の中にカメムシが出るのは毎年のことですが、今年はさすがに多すぎる。一階から二階に上がる間に、多いときは4、5匹捕まえることができます。
この数はもう、家の中で産まれたとしか考えられない...と思ってたんだけど、どうやらそうとも限らず。
カメムシって2〜3mmの隙間があれば侵入できるらしい。だから窓をちゃんと閉めてても
〈短歌〉2024年3月
変わらずにいられるようにあんなにも願った頃の夢は見なくて
熱があるときだけ気づく輪郭線こんなところに骨があったか
情けない日も血液は燃えていて生きろ生きろと心を撫でる
マンションの影に追われてベンチからベンチへ猫の昼寝みたいに
一万キロ先か隣か知らないが誰かも独り眠れずにいる
この角を曲がれば春に辿り着く嘘がほんとになるまで見ていて
袴を着ました 2024/3/30(土)
先日、やんごとなきご用事があって振り袖と袴を着ました。コロナ禍で卒業式がなく着れなかったこともあり、とてもいい思い出になりました。
わが家にある振り袖は灰色がかった薄青で、ぽんぽんと大きめの白い薔薇が散りばめられています。薔薇なんて華やかすぎるかな?と思いきや品良く落ち着き、色も柄も誰とも被らない。贔屓目に言っても、こんなに洗練された美しい振り袖はありません。
祖母が買ってくれたものらしく、叔母
眠れない日もあります 2024/3/24(日)
眠りにつくと朝まで目覚めることなく、いつでも安眠が自慢のわたくしですが、先日、仕事のストレスで夜中に起きるという小事件が起こりました。目が覚めて眠れない…なんて、ここ数年は生理痛が重いときくらいしかなかったのに。
というのも、転職して3か月経ち、いろいろな仕事を任せられるようになってプレッシャーを感じています。なかなか思うようにこなせなくて、一日かけて書いたものが平気で丸ごとボツになる。
前職
コロちゃんにそろそろさよなら 2024/3/9(土)
感染から4日目、急に!すとんと元気になりました。
ときどき微熱があるけど支障はないし、あとは鼻水さえおさまればいいんだけど。今日は予定通りコンビニまで散歩したし、ご飯もしっかり食べました。
今日は雪がちらつきつつ、真っ白な光が眩しい、かと思えば突然曇る、不思議な天気。
コンビニまでの道のりではマガモのカップル、キンクロハジロの群れ(オス8、メス4)、水浴び中のセグロセキレイ、歌うカップルのモズ、
コロちゃん感染中 2024/3/8(金)
ついにコロナにかかってしまいました。
なんとなく逃げ切った気でいたのに、私と母、春休みで帰省していた弟の3人でまとめて感染。
症状が出たのは私が最初、同じ日の夜から母が発熱、最後に弟の順番だったので、なんとなく私がうつしたんじゃないかとつらくなってしまった。電車も毎日乗ってるし。
結局みんな軽症だったのでほっとしたけど、第一波の頃に「自分が周りにうつしてしまった」って感じてた人って本当に苦しかっ